齋藤孝 (教育学者)
齋藤 孝(さいとう たかし、1960年〈昭和35年〉10月31日[1] - )は、日本の教育学者。明治大学文学部教授。学位は教育学修士(東京大学・1988年)。『声に出して読みたい日本語』(2001年)をはじめ、身体論に基づく新しい教育スタイルを提言する。著書に『身体感覚を取り戻す』(2000年)、『知性の磨き方』(2017年)などがある。 略歴静岡県[4]静岡市[1]生まれ。血液型はO型。静岡市立田町小学校[5]、静岡大学教育学部附属静岡中学校[6]、静岡県立静岡高等学校、東京大学法学部第2類(公法コース)卒業[7]。東京大学大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程満期退学[2]。 日本学術振興会特別研究員、世田谷市民大学講師、慶應義塾大学非常勤講師、明治大学文学部 専任講師・助教授を経て現職[2]。 2001年、著書『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞[3]。教育スタイル論の提唱者として知られ『声に出して読みたい日本語』(2001年、草思社)は2003年2月までに140万部[8]、後に250万部を超えた[9]。同著で第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞[10]。その後、専門の教育学、日本語教育学などの書籍からビジネス書、コミュニケーションを基礎とした関連書籍を多数執筆。 2005年にはベスト・ファーザー イエローリボン賞を受賞している。 出演テレビ番組では『世界一受けたい授業』(日本テレビ)に講師として出演するほか、『にほんごであそぼ』(NHK Eテレ)、『ガチャガチャポン!』(フジテレビ)や『東大王』(TBS)で企画と監修を担当。『ちちんぷいぷい』(MBS)や『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ)、『Live News イット!』(フジテレビ)のレギュラーコメンテーターでもある。また、TBS系平日朝の生放送報道・情報番組『あさチャン!』[11]では、番組開始の2014年3月31日から2015年3月27日まで夏目三久(フリーアナウンサー)と共にメインキャスターを務めた[12][13]。 人物裁判官志望から教育学への転向東大法学部生の頃に裁判官を目指して司法試験を受験したが失敗し、「自分は勤勉実直さを求められる裁判官に向いていなかったが、自分の意見を世に発信していく方向に舵を切ればいいのではないか」と考え、教育学に転じた[14]。 偏愛マップ※『ともだちいないと不安だ症候群につける薬』に、コミュニケーション能力を高める方法として記載。 齋藤は、実践的なコミュニケーションメソッドとして「偏愛マップ」を提唱している。自分の偏愛するものを列挙した一覧を交換し、出会い、通じ合い、より深い人間関係を構築することができるという。授業などでも実践している。 齋藤の偏愛マップは以下の通り[15]。
著書
単著
共著
単訳 共訳 ダニエル・C・デネット著、山口泰司監訳、石川幹人、大崎博、久保田俊彦、齋藤孝訳『ダーウィンの危険な思想』青土社、1997年 ゲーム『齋藤孝のDSで読む三色ボールペン名作塾』は2007年7月19日にセガから発売された、ニンテンドーDS用ゲームソフト。レーティングは全年齢対象。 脚注・出典
外部リンク |