森田の新春天気!!
『森田の新春天気!!』(もりたのしんしゅんてんき)は、TBSテレビの制作で2003年から2021年まで同局とJNN加盟局の一部で1月1日に放送されていた特別番組シリーズ。日本各地の初日の出の模様と正月三が日の気象情報を生放送で伝えていた番組で、正式な番組タイトルは年によって若干異なっていた。 テレビにおける森田正光(気象予報士)唯一の冠番組[1]で、TBSテレビを初めとするJNN加盟局のアナウンサーや、TBSテレビ(地上波)・『TBSニュースバード』(現在の『TBS NEWS』)の気象キャスター(主にウェザーマップ所属の気象予報士)も出演していた。 本ページでは便宜上、2022年から1月1日の早朝に放送されている後継番組についても述べる。 概要制作局のTBSテレビをはじめ、JNN加盟局から数局が、放送対象地域内からの生中継を通じて初日の出の模様をリレー方式で伝えることが特徴。リポーターには、中継担当局の(気象予報士資格の保有者を含む)アナウンサー・報道記者・報道カメラマンや、担当局の番組で気象キャスターを務める気象予報士を起用している。 進行に使用するTBSテレビ内のスタジオには、2005年から同局のアナウンサー(1名)、2020年から「AI森田さん」(森田をかたどったバーチャルキャラクター)も登場している。「AI森田さん」は、2020年のみアニメーションで表現。2021年からは、森田本人を160台のカメラで360度にわたって撮影した画像を基に、3Dモデルを作成していた。 TBS以外のJNN加盟局では、静岡放送がヘリコプターによる富士山頂上空からの中継を毎年担当。ただし、他の地点からの中継担当局は放送年によって異なる(詳細後述)。 ローカルセールス扱いの特別番組で、2006年まではネット局も少数(静岡放送・テレビ高知・あいテレビなど)に限られていた。他系列のように元旦に全国ネット向けの生放送による新春特別番組を編成しなくなったことを背景に、『JNNニュース』(2010年のタイトルは『THE NEWS』)を内包した2007年から、同時ネット局が徐々に増加。2014年以降は、『JNNニュース』を再び分離したことによって、単独番組としての編成に戻っている。ただし、一部の系列局では、自社制作によるローカル向け特別番組(主に地元の県知事または県庁所在地の市長の新春対談番組。中国放送は地元プロ野球球団の広島東洋カープ所属選手が出演する番組など)の放送を優先している。 放送当日(年内最初)の『JNNニュース』でも、当番組に内包していた時期から、当番組用の中継テロップを使用しながら当番組に準拠した初日の出リレー中継を放送(2010年は『THE NEWS』用のテロップフォーマットであったが、地上デジタル放送では一部の中継先で当番組用のサイドパネルが使われた)。全国向けの天気予報も、当番組のスタジオから伝えている(2016年までは日曜早朝分を担当していた元井美貴が出演)。 2022年には上記の制作体制を維持したまま、ネット局を一部変更した[2]うえで『絶景!日本列島初日の出LIVE2022』(ぜっけい!にほんれっとうはつひのでライブ2022)にリニューアル。気象予報士として2017年・2018年・2021年の放送分に出演していた國本未華が、森田に代わってスタジオで気象解説を担当している[3]。また、リニューアルを機にバーチャルセットを導入。日本各地における初日の出前後の様子が、多数のモニターを通じて一目で分かるように構成している。 2023年からは、日比麻音子(TBSテレビアナウンサー)が単独で司会を務めている。この年には、日比が一部の曜日にレギュラーで出演している『Nスタ』(土曜以外の曜日の夕方に編成されているJNN全国ニュースパート付きの報道・情報番組)[4]新春スペシャルシリーズの第1弾として、『Nスタ特別編~開運!初日の出スペシャル』を6:30 - 7:30に編成。TBSテレビでの放送に加えて、他のJNN加盟27局中24局で同時ネットを実施した。なお、進行パートではTBS放送センターのNスタジオに設けている『Nスタ』のセットを使用したが、前年(2022年)まで同センター内のスタジオから登場していた気象予報士(國本)は生中継で出演。また、北海道放送[5]・東北放送[6]・南日本放送[7]では放送を見送ったものの、放送対象地域内に常設している情報カメラから一部地点の映像を裏送り方式の生中継で提供していた。 2024年には、『開運!絶景!初日の出スペシャル』(かいうん!ぜっけい!はつひのでスペシャル)というタイトルで6:30 - 7:30に編成された。司会の日比は前年(2023年)の4月改編から基本として月・火・金曜日に『Nスタ』のメインキャスターを担当しているが、2024年の『初日の出スペシャル』は編成上「『Nスタ』がベースの特別番組」と扱われておらず、前年のネット局(24局)から毎日放送[8]と長崎放送が離脱。また、番組史上初めて、気象予報士の出演が見送られた。 2025年は初日の出特別番組の製作・放送が見送られた。該当時間帯(6:30 - 7:20、一部地域を除く)は『黄金のワンスプーン!』の新春特別番組が放送された[9]。 出演者司会2004年以前の出演
2000年代2003年2004年2005年
2006年
2007年
※ 6:15 - 6:30 JNNニュース(この時間はJNN28局同時ネット、以下同) 2008年
※ 6:15 - 6:30 JNNニュース 2009年
※ 6:15 - 6:30 JNNニュース 2010年代2010年
※ 6:20 - 6:30 THE NEWS 2011年
※ 6:20 - 6:30 JNN NEWS 2012年
※ 6:20 - 6:30 JNN NEWS 2013年
※ 6:20 - 6:30 JNN NEWS 2014年
※ JNN NEWSの内包はなくなる(6:00 - 6:15に移動) 2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年代2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
その他
スタッフ
脚注
外部リンク
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