峰 恵研(みね えけん、1935年2月15日[2][1][5] - 2002年2月6日[2][5][6])は、日本の俳優、声優。テアトル・エコー所属[5]。長崎県出身[1][5][6]。
妻は同じく声優の丸山裕子[5]。
経歴
実家は寺院で、恵研は僧名[7]。高野山大学文学部卒業[4][5]後、劇団草笛[4]、グループりんどう[4]、黒沢良の付き人を経て[7]、1961年にテアトル・エコーへ入団する。
キノトール作の『平家物語』の源義明役で初舞台を踏む[4]。
洋画吹き替えを中心に活動した。アニメでは、軽快なキャラクター・年輩の男性・悪役・温厚な役・父親役などを演じた。代表作は『サザエさん』の伊佐坂先生役など[5][6]。特撮の怪人の声でも知られる[6]。
2002年2月6日、心不全のため死去。66歳没(享年67)。
人物・エピソード
- 声優の沢りつおは同い年でテアトル・エコーの同期でもあったため、親交が深かった[6]。
- 怪人を何役も演じたため、演じ分けに悩むこともあった。『仮面ライダーV3』のカメバズーカの声は峰から相談された沢の提案による[6]。
- 『仮面ライダー』シリーズの怪人の声では子供たちの見る番組で悪を演じ続けることに葛藤した時期があった。しかし沢と訪れた銭湯で、子供たちが自身の演じた怪人「カメバズーカ」の「ズーカーッ!」という鳴き声を「ハサミジャガー(沢が声を担当)」の鳴き真似と合わせて楽しそうに遊んでいる光景をふたりで目の当たりにし、演ってよかった、間違っていなかったんだと互いに喜び合ったという[8]。
- 特技は長崎弁[3]、スキー、鳴物[4]。
後任
峰の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
出演
テレビアニメ
- 1965年
-
- 1967年
-
- 1969年
-
- 1970年
-
- 1971年
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- 1972年
-
- 1973年
-
- 1974年
-
- 1975年
-
- 1976年
-
- 1978年
-
- 1979年
-
- 1980年
-
- 1981年
-
- 1982年
-
- 1983年
-
- 1984年
-
- 1985年
-
- 1986年
-
- 1987年
-
- 1988年
-
- 1989年
-
- 1990年
-
- 1991年
-
- 1992年
-
- 1993年
-
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 1999年
-
- 2000年
-
劇場アニメ
- 1970年
-
- 1972年
-
- 1974年
-
- 1978年
-
- 1979年
-
- 1982年
-
- 1983年
-
- 1984年
-
- プロ野球を10倍楽しく見る方法 PART2(セキネ)
- 1986年
-
- 1989年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 10ぴきのかえる(どじょうじいさん)
- 蓮如物語(河原の老人)
OVA
- 時期不明
-
- 1987年
-
- 1989年
-
- 1990年
-
- 1992年
-
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1998年
-
ゲーム
ドラマCD
吹き替え
俳優
- クライド・クサツ
-
- トン・ピョウ
-
映画
ドラマ
アニメ
テレビドラマ
特撮
- 1971年
-
- 1972年
-
- 1973年
-
- 仮面ライダーV3(カメバズーカの声、ハンマークラゲの声、ジシャクイノシシの声、カマキリメランの声、イモリゲスの声、吸血マンモスの声)
- 変身忍者 嵐
- ロボット刑事(モグルマンの声)
- 1974年
-
- 1975年
-
- 1976年
-
- 1977年
-
- 1979年
-
- 1980年
-
- 1981年
-
- 仮面ライダースーパー1(スプレーダーの声、シャボヌルンの声)
- 1985年
-
- 1996年
-
その他コンテンツ
脚注
注釈
- ^ 伊井も伊佐坂難物を2002年4月、裏のおじいちゃんと岡島を2013年9月に降板。後任は岩田安生(2009年10月24日没)→中村浩太郎(伊佐坂難物)、高桑満(裏のおじいちゃんと岡島)。
- ^ ただし、峰から沢木に交代する前に別の人物が代役を務めている(役者不明)。
出典
参考文献
外部リンク