大口駅
大口駅(おおぐちえき)は、神奈川県横浜市神奈川区大口通にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜線の駅である。駅番号はJH 14。 東神奈川駅発着系統と、横浜駅経由で根岸線に直通する列車が停車する。 歴史
駅名の由来地名の由来は、師岡熊野神社へ詣でる使者が当地で大口袴に着替え、正装したからという説(「横浜の地名」第3版 横浜市市民局他)がある[11]。明治以降の地形図などには「大口谷戸」の地名が記載されている。 駅構造島式ホーム1面2線を有する地上駅。西口と東口にそれぞれ独立した駅舎を有しており、西口、1番線、2番線、東口の順に並んでいる。 菊名駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービスに委託)[2]。東口・西口ともに自動改札機・自動券売機・自動精算機が設置されており、西口のみ指定席券売機が設置されている。なお、東口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、終日無人となっている[3]。 JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅である。 2011年4月、当駅ではバリアフリー化工事が行われた。これは、改札内の跨線橋からホーム階まで1か所の階段しかなく、跨線橋から各改札口までも階段のみで横浜線内では隣の菊名駅と同様バリアフリー化が遅れていた。工事の概要は、西口・東口に連絡通路を新設し西口・東口・ホームにそれぞれエレベーターを計3基設置した。 のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は18,220人である。 1991年度(平成3年度)以降の推移は下記の通り。
駅周辺西口ロータリーがあり、横浜市営バスの31系統と291系統が発着している。かつては38系統(白幡経由鶴見駅西口行)や67系統(鶴見駅入口経由梶山行)も発着していた(その後、38系統は2009年4月1日から横浜駅西口 - 鶴見駅西口便の一部が乗り入れた)。ロータリーの周りには居酒屋・銀行・交番などがある。駅舎に隣接してコンビニエンスストアのファミリーマートができた。また中華料理屋の王将があり、夜になると路上で餃子を販売している(それにより、大口は中華屋が多い街にもなった)。近くには障害者支援施設の「おおぐち工房」がある。 西口から少し南の方へ行くと、横浜はじめ病院のほか、横浜最大規模といわれる大口通商店街が国道1号まで続いており、国道1号から先は大口1番街が京急本線の子安駅まで続いている。大規模商店街だけに、夏には2年に一度の神輿パレードや、毎年恒例の縁日が行われる。 北側の松見町と内路は、商業施設と閑静な住宅街が共存している。 周辺施設
東口改札とホームの間に長い廊下がある。線路と並行に伸びている道の線路側には大きな駐輪場がある。 2013年(平成25年)10月25日に地上2階建てで店舗面積685m2の小型の駅ビル「Beans Annex(ビーンズアネックス)大口」が開業した[6]。 道の反対側には大手スーパー「ユニー」の関東事務所(旧ユニー大口店)がある。2015年3月に建て替えが完了し「ユニーグループ・ホールディングス大口ビル」として、グループ会社の関東事務所を一箇所に集約した[12]。大通りにはユニー・ファミリーマートホールディングスとドンキホーテホールディングス協業1号店となる「MEGAドン・キホーテUNY横浜大口店」(ピアゴ大口店から業態転換)がある。川を挟んで東側には大口東総合病院、川沿いに北へ向かうと公園がある。この公園の桜の木が春には満開になり、東側の水路に花びらを散らす様は見物である。大口にはコンビニエンスストアが多くあったが、現在はドラッグストアが多い。 また、2007年3月24日には神奈川マツダ神奈川店の跡地にコジマ横浜大口店がオープンした。 徒歩20分程の所に横浜商科大学つるみキャンパスがある。 周辺施設
バス路線
その他東海道本線の貨物支線(相鉄・JR直通線)が当駅の八王子方で横浜線をオーバークロスしている。大部分がトンネル区間の鶴見駅 - 横浜羽沢駅 - 羽沢横浜国大駅間ではわずかな地上区間だが、この地上区間も大口高架シェルターで覆われているため、外側から走行する列車を見ることはできない。 隣の駅脚注記事本文
利用状況
関連項目外部リンク
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