横浜市営バス保土ケ谷営業所
![]() 横浜市営バス保土ケ谷営業所(よこはましえいバスほどがやえいぎょうしょ)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区川辺町4-2に所在する横浜市交通局自動車部(横浜市営バス)の営業所である。最寄り駅は相鉄本線星川駅、最寄りバス停留所は「保土ケ谷車庫前」である。 一般路線バスの担当エリアは保土ケ谷区・西区を中心に広範囲にわたる。 1959年(昭和34年)開設[1]。なお同年には横浜市営トロリーバスが運行開始されている[1](1972年廃止[1])。 かつては定期観光バス「横濱ベイサイドライン」、西区コミュニティバス「西区おでかけサポートバス」(愛称「ハマちゃんバス」、横浜市営では唯一のコミュニティバス)の運行を担当していたが、いずれも廃止されている。 沿革
現行路線22・220系統
保土ケ谷駅西口を起点とし、仏向町地区を経て和田町駅・星川駅間を結ぶ路線。路線名称は仏向線とされる。新設当初は保土ヶ谷駅を基点とした循環線であったが、2010年に和田町駅発着便が運行開始をしたことから徐々に区間便の本数が増え、2023年のダイヤ改正にて全便が星川駅までの区間便となった。 220系統は星川駅を起点とし、22系統より仏向町のさらに外側の外周を回る循環路線である。2009年に市交通局が施策を開始した生活支援バスサービスふれあいバス的な役割を持つ路線であり、新設当初から日中に2循環のみの運行である[14]。新設当初は22系統として運行されていたが、2023年のダイヤ改正により、220系統に改称された[13]。 2010年3月23日から2022年4月1日までは循環便に加え、和田町駅発着便(一部矢シ塚公園入口経由)が運行されていた。和田町駅発着便に関しては、同駅発着の相鉄バス同様、星川小学校前付近の公道を二度右折する形で折り返す。また現在も全便小型車で運行される。 25・125・127系統
保土ヶ谷駅から桜が丘・明神台地区を経由して横浜駅西口へと至る路線であり、22系統の内側の保土ヶ谷公園通りを経由する。沿線には保土ケ谷野球場・保土ケ谷公園があり、高校野球の試合開催時やイベント開催時には大変混雑するため、臨時便が運行される場合がある。かつては保土ケ谷駅西口 - 横浜駅西口を結ぶ路線のみが存在していたが、後に保土ケ谷駅発着の循環線が設けられ、数多の区間便も設定された。 2017年には相次いで区間便の新設が行われ、7月23日のダイヤ改正では明神台 - 桜ケ丘 - 保土ケ谷駅西口の区間便(25系統Q)が、10月1日のダイヤ改正では星川駅 - 桜ケ丘 - 保土ケ谷駅西口の区間便(25系統R)が新設されている。 2023年のダイヤ改正により、循環線および星川駅発着便は一部保土ヶ谷車庫発着としたうえで125・127系統の改変された[13]。127系統の保土ケ谷車庫行きは、起点の保土ケ谷駅西口から桜丘高校前までは22系統と同じルートを走行する。その後別々のルートを走行し、星川中央公園前から再び22系統と同じルートを走行して終点の保土ケ谷車庫前に到着する。 31系統
横浜駅西口と大口駅を東白楽・白幡地区を経由して結ぶ路線。白幡仲町 - 白幡東町間は横浜駅方面のみ「白幡東町商店街」を経由して運行される[18]。狭隘区間を通る箇所があるため小型車で運行される。 32系統
32系統久保山線は元々は保土ケ谷車庫前 - 久保山霊堂前 - 阪東橋 - 県庁前 - 一本松小学校を結ぶ長大路線であった。1998年1月19日に県庁前 - 一本松小学校前が89系統として分割された。新県庁前発の復路は県庁前(現:日本大通り駅県庁前)発だったが、2001年に変更された。彼岸時は元久保町 - 久保山霊堂が一方通行となる時間が存在するため、当該時間に運行する便は元久保町から旭4(相鉄)と同区間(元久保町 - どんどん商店街 - 前里町 - 黄金町)を走行する。 79系統と同様、平日の朝夕は日本大通り駅県庁前着、新県庁前発となるが、79系統は本町4丁目経由に対し、当系統は路線分割前の名残りで開港記念会館前を経由する。 2018年3月のダイヤ改正に伴い、平日閑散時と土休日の行き先が、関内駅北口から市庁前に変更された。なお、復路は従来通り関内駅北口始発である。 2020年6月1日からバス停名称変更に伴い、「市庁前」行きを「港町」行きに変更[5]。ただし前面の行先表示では1つ手前の「地下鉄関内駅」が大きく表示され、「港町」は右端に小さく表示されるのみである。 2023年4月3日のダイヤ改正に伴い、関内駅北口発、港町着の便が廃止となる[13]。 33系統
全ての便が保土ケ谷駅西口か星川駅を始終着とし、仏向町地区を循環している。 33系統の系統番号は「たまプラーザ駅 - 中山駅」(後に区間短縮され、市が尾駅 - あざみ野駅)線として利用されており、当系統は2代目である。 53系統(児童遊園地線)
かつて相鉄バスの旭3として運行されていた路線で、相鉄が撤退するのに伴い、2003年より横浜市営が代わりに同区間を受け持つようになった[20]。移管の際に、児童遊園地の折返所が閉鎖されたため、平和台折返場まで延伸された。日中 - 夕方にかけては横浜駅西口発着便が運行され、第2バスターミナルより発着する。平日日中の一部便と朝と夜20時台以降に運行される全便は保土ケ谷駅東口発着となる。横浜駅西口発の便のみ横浜駅西口 - 楠町間で北幸2丁目停留所に停車する。 53系統を名乗る路線は当系統が2代目であり、初代は港南営業所の「戸塚駅東口 - 上永谷駅 - 吉原 - 上大岡駅前」線で使用されていた。 79系統
沿革
79系統は南区の永田地区と市内中心部の関内地区を井土ヶ谷駅、鎌倉街道を経由して結ぶ路線である。 時間帯によって行先が変わる事が特徴で、平日・土曜の朝夕は日本大通り駅県庁前(復路は新県庁前発)発着と蒔田駅循環、それ以外は港町/関内駅北口発着便が運行される。 2007年ごろの横浜市営バス路線再編の際には、関内駅、県庁前発着系統を廃止し、全て蒔田駅循環に統一する計画が発表されたが[21]、沿線住民の反対により[34]減便されたものの現在でも運行されている[35]。 港町行きは地下鉄関内駅を経由するが、前面の表示では経由地の「地下鉄関内駅」が大きく表示されている。平和台折返場行きの場合、方向幕には「平和台」と表示されるが、「平和台」と「平和台折返場」は別の停留所である[注釈 1]。 2010年12月31日から2011年1月1日の終夜運転では、大さん橋客船ターミナルまで乗り入れる特別系統が運行された[36]。 92系統
横浜駅西口と保土ケ谷区の笹山団地を国道16号線経由で結ぶ。横浜駅西口 - 梅の木で急行運転を行い、洪福寺・峯小学校前・和田町・上星川・川島町・梅の木保育園前(笹山団地方向のみ)のみに停車する。路線名称は笹山団地線。路線開設時は往復ともに笹山団地発着であったが、のちに笹山団地方向のみが笹山団地中央まで延伸された。 以前は緑営業所が本系統を所管し、2008年2月9日ダイヤ改正により本営業所へ移管されたが、2020年4月1日のダイヤ改正で再び緑営業所も担当する事になり、保土ケ谷と緑の共管路線となった。 また土曜・休日と年末年始の横浜駅西口方向のみ、鶴屋町交差点の右折渋滞対策として、洪福寺 - 浅間下交差点右折 - 岡野交差点左折 - 横浜駅西口の経路(急行区間のため途中停車なし)で運行されている[37]。 101系統
保土ケ谷車庫前から市内中心部を経由して根岸駅前までを結ぶ路線で、市電・5系統の代替バス路線である。路線名称は洪福寺線だが、一般向けの案内に使用される事は殆ど無い。 桜木町駅前 - 元町にかけて市内中心部を経由し、元町 - 麦田町間では旧市電専用トンネルを通る。市営バスのなかでも長距離を運行する路線の一つであり、本数は日中でも毎時3 - 4本程度が運行される。同じく市電代替系統である105・106系統と重複する区間が多い。 また昭和56年頃の横浜市交通局の路線図には根岸駅~宮田町・保土ケ谷駅西口と表記されているが根岸駅~保土ケ谷駅西口間の本数や実際に運行されていたかは不明である。 滝頭営業所と共管となっており、滝頭営業所所属車両も保土ケ谷営業所内に入って休憩する。 207系統
2017年7月24日に経路変更と共に5系統・201系統の保土ケ谷車庫発着を改編したものである[38]。改編前は峯小学校経由があったり、土休日の横浜駅西口行は201系統にも関わらず全便が岡野町を経由、それ以外の便は鶴屋町経由だったが、改編後はすべてのバスが岡野町経由となりシンプルな形となった。また改編から2021年4月1日までは峯小学校を経由していなかった[38]。車両は小型車・大型車問わず使用される。 210系統
横須賀線東戸塚駅と境木・平戸地区を結ぶ路線である。路線名称は境木線である。多くは東戸塚駅 - 境木中学校前間の往復だが、一部は平戸2丁目を経由する循環線として運行されている。 1995年の路線開設以来、全便が小型車で運行されていたが、2005年12月からは東戸塚駅 - 境木中学校前の一部便について中型車で運行を開始。その後も中型車運用の割合は上昇し、2017年10月1日(平戸2丁目経由循環便の中型化)以降は全便が中型車で運行されている。2008年6月16日からは、東戸塚駅発公務員住宅行き深夜バスが新設された[39]。 境木中学校前で折り返す便(F)はバスターミナルを発着するが、循環便(G)および平戸幼稚園入口止まりの便(I)はバスターミナルに入らず、交差点を右折した先にある路上の停留所を発着する。ただし、東戸塚駅前を22:00以降に出発する循環便(J)・平戸幼稚園入口止まりの便(K)は境木中学校前のバスターミナル内でも乗降扱いを行う。 211系統
相鉄本線鶴ケ峰駅と、資源循環局旭工場に隣接する老人福祉センター「福寿荘」を結ぶ。路線名称は福寿荘線。 路線開設当初は若葉台営業所が所管しており、5・115系統と共通運用の大型車が使用されていた。2004年に218系統望洋台線が運転開始した際に本営業所へ移管。両系統で共通運用の小型車使用へと変更された。 212系統
保土ケ谷車庫前・保土ケ谷駅東口と瀬戸ケ谷地区を結ぶ路線である。全便小型車で運行される。 214系統
東戸塚駅と境木本町・権太坂地区を結ぶ一方循環の路線。朝ラッシュ時間帯は毎時2本、その他の時間は毎時1本運行されている。 横浜市地域交通サポート事業を活用し、2018年9月30日まで1年間の試験運行を実施し、翌10月1日から本格運行に移行している。現在は全便中型車で運行。 218系統
資源循環局旭工場に隣接する老人福祉センター「福寿荘」から相鉄線西谷駅を経由し、保土ケ谷区上菅田町の住宅地を結ぶ路線である。 福寿荘前または新井中学校前発着の循環線が基本であるが、朝・夜には望洋台入口や上菅田笹の丘小学校前で起終点となる運行がある。 2011年3月からは興和台地区への乗り入れが開始となり[41]、新井中学校前発着の子系統(D) - (G)が新設された。興和台地区内の停留所は全て片方向のみの設置となっているが、新井中学校前を通して乗車する事は出来ない[41]。 248系統
2021年4月1日のダイヤ改正で廃止・大幅に運行本数が減少した62・92・119(峯小学校発着便)系統の代替として設定された路線[42]。笹山団地から神奈川県道109号、国道16号を通り千丸台団地までを結ぶ路線で、相鉄本線・相鉄新横浜線の西谷駅を経由し日中は一方のみ千丸台集会所まで運行する。笹山団地 - 梅の木間は92系統、梅の木 - 千丸台団地間は神奈川中央交通62系統と重複区間である。前身となる62・119系統から引き続き梅の木 - 千丸台団地間は神奈中バスとの共通定期券の適用区間となっている[44]。この路線設定まで、笹山団地から最寄り駅である西谷駅への直通路線は深夜バスを除きなかった。 →「§ 62系統」も参照
260系統
横須賀線東戸塚駅と平和台折返場を結ぶ路線。東戸塚駅と平和台を結ぶ路線としては神奈川中央交通が品濃口・国道平戸経由で運行する横17・東21・205系統などがあるが、これに対して260系統は境木地区経由で平和台へと向かう。東戸塚駅 - 境木中学校前間は210系統と同様のルートを辿るが、260系統は境木中学校からその先の平和台折返場へと向かう。 平日は朝夕のみ、土休日は日中のみ運行され、全便中型車で運行される。 この系統の新設により、2006年3月の77系統移譲以来8年ぶりに、平和台方面の権太坂上、児童遊園地入口バス停の市営バスが復活した。 境木中学校前バス停は停車しない。 288系統(聖隷横浜病院循環)
2016年4月1日から運行を開始した聖隷横浜病院発着の一方循環路線[2]。 急行表記はされていないが、聖隷横浜病院・境の谷・藤棚・水道道・保土ケ谷駅東口・保土ケ谷橋にのみ停車する。小型ノンステップバスで運行される。聖隷横浜病院では正門前を発着場所としている。 平日のみ運行され、日中は聖隷横浜病院を発着地とした循環便として運行されるが、保土ケ谷駅東口発の始発便は保土ケ谷駅東口 → 聖隷横浜病院、聖隷横浜病院発の最終便は聖隷横浜病院 → 保土ケ谷駅東口の区間便となっている。 ハワイアンズ線
2013年4月1日に運行開始した予約制高速バス。予約は保土ケ谷営業所ではなく、ハワイアンズ東京予約センターにて受け付けている。ただし、ハワイアンズ内にある4つのホテルの宿泊客に限り利用できる。 廃止・移管路線5・201系統
亀甲山・若葉台中央・よこはま動物園発着の路線がメインで運行されていた。保土ケ谷車庫発着は当営業所の単独、それ以外は若葉台営業所と共管系統であった。 2008年2月12日をもって亀甲山発着を廃止し、若葉台発着を神奈川中央交通に移管した[45]。残った横浜駅西口 - 保土ケ谷車庫の便は引き続き当営業所が担当していたものの、2017年7月24日のダイヤ改正により経路変更とともに207系統に名称変更した[38]。 →詳細は「神奈川中央交通中山営業所 § 横浜駅西口・鶴ヶ峰駅発着路線」を参照
7系統
市営バスで唯一の川崎市内乗り入れ路線。1981年の港北営業所の開設にともない、それまで保土ケ谷担当であった59系統ならびに旧80系統(横浜駅西口-新横浜駅)を港北へ移管したことから、代わりに旧鶴見営業所が、生麦営業所(現鶴見)と共同運行していた7系統の大部分が移管されたもの。1994年頃に鶴見営業所へ移管された。 →詳細は「横浜市営バス鶴見営業所 § 7・29系統」を参照
28系統
1994年(平成6年)の路線再編までは芹が谷地区から国道1号、藤棚、戸部本町、吉田橋、大桟橋を経由して山下ふ頭への路線であったが、同改正以降は平和台折返場と保土ケ谷車庫前を結ぶ出入庫便のみが残った。同時に本系統は国道1号線沿線から保土ケ谷区役所への通所対策も担っている。本線系統の名残として、現在も内部での路線名称は桟橋線である。 2005年(平成17年)には芹が谷地区の神奈川中央交通移譲を目前としてのダイヤ改正が実施され、同改正以降、保土ケ谷車庫方向のみの運行となった。 経路変更前の28系統のうち、平和台発着便の多くを担当していた。当初は山下ふ頭入口止まりだったが、後に山下ふ頭まで延伸された。この時に存在した当系統の区間便である保土ケ谷駅 - 平和台、水道道 - 保土ケ谷駅 - 平和台はそれぞれ77系統へ変更され、この経路の多くが47系統に継承された。 →「横浜市営バス野庭営業所 § 28系統」も参照
2021年7月11日のダイヤ改正で残っていた保土ケ谷車庫方向の運行も53系統の保土ケ谷車庫発着便の新設に伴い運行休止。 2023年1月4日、緑営業所所管で28系統中山駅北口 - 新羽駅の開設により正式廃止された。 34系統
沢渡循環と呼ばれる横浜駅西口から翠嵐高校・沢渡地区を経由し、横浜駅西口へ戻ってくる一方循環路線。三ツ沢総合グランド入口 → 泉町間に一方通行区間や道幅が狭い区間が存在するが大型車が充当される。かつては、浅間町営業所との共管系統であったが、現在は浅間町営業所単独での運行となっている。 「横浜市営バス浅間町営業所#34系統」も参照 35・50・346系統
浅間町営業所との共管であったが、現在は浅間町営業所が単独で運行している。35・50系統とも路線名称は35系統栗田谷線だが、横浜駅の乗り場には35系統が「三ツ沢循環」と表示されている。かつては、外回りの35系統のみ存在したが、現在は、臨時便を経て設けられた50系統の方が横浜駅発の本数は多く、立場が逆転してしまった様子である。当初、神大寺入口 - 三ツ沢西町間は、三ツ沢墓地(停留所廃止)、三ツ沢中町を経由していた。そのためか、市営地下鉄の新横浜延伸までは、お盆とお彼岸に横浜駅西口→泉町→三ツ沢中町→神大寺入口→栗田谷→泉町→横浜駅西口(系統番号なし)という臨時便が運行された。 346系統は2013年8月1日 - 23日の平日ダイヤで運行された35系統Eの急行便(35系統G)運行後に行われたアンケートの結果を基に新設された急行便である。35系統Gが横浜駅西口 → 浅間下 → 神大寺入口 → 松本 → 横浜駅西口の循環便であったのに対し、346系統は神大寺入口 → 横浜駅西口のみの運行となっている。いずれも松本 → 横浜駅西口間を泉町経由で運行されている。かつては50系統の深夜バスとして362系統が平日のみ運行されていたが、2020年5月2日のダイヤ改正をもって廃止された。362系統は循環せずに浅間下から保土ケ谷車庫前へ向かっていた。こちらは従来より本営業所のみの担当であった。 45系統
初代・45系統。横浜駅と米軍横浜ノース・ドックのある瑞穂桟橋を結んでいた路線で、1975年(昭和50年)3月31日限りで廃止。同じく瑞穂ふ頭発着で東神奈川駅との間を結んでいた46系統は存続したが、2013年(平成25年)3月29日限りで廃止となり[46]、瑞穂ふ頭に乗り入れるバスは消滅した。 →詳細は「横浜市営バス鶴見営業所 § 過去に所管した系統」を参照 →現在の45系統については「横浜市営バス港南営業所 § 45系統」を参照
47系統
かつては保土ケ谷駅西口発着だったが、後に宮田町発着が新設されたため廃止された。宮田町発着も後に保土ケ谷車庫発着に変更され、昭和50年代前半までは野毛大通り・桜木町駅・吉田橋・本町四丁目を経由せず、都橋・馬車道経由で運行していた。平成に入ってからは西前商店街を経由しなくなったため、山下ふ頭方向は宮田町方面と同経路で運行する。 2006年8月31日、神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ全線の退出申し入れが行われた。2007年1月15日に桜木町駅前 - 山下ふ頭が廃止、年度末に浅間町営業所に移管される形でいったん全線が廃止され、292系統として経路を変更の上で2年間の暫定運行、後に運行本数の変更が行われ本格運行が行われた。 →詳細は「横浜市営バス浅間町営業所 § 292系統」を参照
57系統
山下ふ頭発着便は、1980年前半に本牧営業所から移管時に経路変更された。1988年には、西区役所向け路線として区民会議による要望から吉田橋循環が設定される。1990年前半に山下ふ頭発着便が廃止されたが、1998年に経路変更のうえ浅間町営業所へ移管された。 →詳細は「横浜市営バス浅間町営業所 § 57系統」を参照
62系統
横浜駅と千丸台団地を結ぶ路線である。横浜駅西口 - 下白根橋間で急行運転を行っており、洪福寺・峯小学校前・和田町・上星川・川島町・梅の木・西谷駅前のみ停車する。 休日ダイヤの千丸台団地発最終便のみ、保土ケ谷車庫前行きとして運行されていた。また、神奈川中央交通が平日に限り深夜バスを運行をしている。 神奈川中央交通中山営業所と共同運行を行っており、共通定期券が発売されていた[47]。 かつては相模鉄道も共同運行していたが、2007年4月1日に撤退し、相鉄担当便は神奈川中央交通が引き継ぎ、神奈中担当便のほうが全体的に増えた。相鉄撤退後もしばらくは共通定期券に「相模鉄道」の記載が残り、その間は横浜駅西口 - 下白根橋で並行する相鉄バスにも乗車できた。 2007年12月1日より日中の横浜駅西口発便を千丸台集会所まで延伸した[37]。これは千丸台集会所方向のみで、横浜駅西口行きは終日千丸台団地発で運行している。 2018年12月1日より土休日の鶴屋町3丁目右折待ち渋滞待避のため、従来の鶴屋町3丁目経由から岡野町経由にルートが変更された[48]。また、共同運行する神奈中担当便も同様の変更がなされた[48]。 2021年3月末をもって市営バスは62系統の運行から撤退し、4月1日より神奈中単独運行となった[42]。 →「§ 248系統」も参照
75系統
市営バスで唯一、他路線と接続しておらず、走行距離1.33kmと最短距離の路線[50]。路線名称はくぬぎ台団地線。ノンステップバスで運行される。近年は横浜市営バスの路線別収支で、ほぼ毎年営業係数トップが続いていた(平成19年度49.6、平成20年度51.6、平成21年度:53.5、平成22年度:51.4、平成23年度:50.1、平成24年度:47.7、平成25年度51.9、平成28年度49.9、平成29年度50.9、平成30年度50.7、令和元年度51.1、令和2年度59.4)[51][52]が、平成26年度の路線別収支は52.6で本牧営業所管轄の91系統の路線の営業係数が52.1になり、平成19年以来の営業係数トップの座を奪われたこともあった。回送は以前、国道16号線を通る経路だったが、国道16号線の渋滞で定時運行ができなくなったため、帷子小学校付近 - 星川駅前 - 藤塚インター - 新桜ケ丘団地 - 市沢団地入口 - 市沢町と路線外の区間や相鉄バスの運行する区間を経由するようになった。 かつて当路線専用の回数券が発売されていた。発売額は4450円で、表紙面に「5000円」と印刷されていた。中身は220円券26枚、110円券1枚、10円券2枚であり、5850円分になっていた。上記回数券は、セブンイレブンURくぬぎ台団地店で購入可能であった。 2006年1月30日、一部便が介護施設くぬぎ台まで延伸された。 先述の通り市営バス全体でもトップクラスの黒字を維持し続けたものの、営業所からの回送距離が長く非効率であったうえ[53]、新型コロナウイルス感染症の流行を受けた業務効率化を目的として、2021年10月1日から相鉄バスによる運行に変更となった[7][49]。 77系統
メインは横浜駅 - 芹ヶ谷(2006年3月27日に神奈川中央交通へ移管)だが、区間便として平和台折返場発着便が存在し、当営業所は保土ケ谷駅・平和台折返場発着のみ担当した。2005年7月4日、神奈川中央交通へ移管した。 →詳細は「神奈川中央交通舞岡営業所 § 横浜駅東口 - 保土ケ谷駅 - 芹が谷方面」を参照
藤棚循環は当営業所が単独で担当した。1994年に廃止された28系統の代替として運行されたが、2001年10月15日に廃止された。 89系統
1998年1月19日、32系統(久保山線)より分割され県庁前 - 一本松小学校前で運行を開始した路線。 1999年9月10日以降は県庁前 - 山下ふ頭を延伸し、山下ふ頭 - 県庁前 - 一本松小学校前の運行となった。2007年を迎えても平日朝夕については、全線を通しての運行が行われていたが、同年1月16日に行われた系統再編により山下ふ頭 - 桜木町駅前を廃止[54][55]、桜木町駅前 - 横浜駅前間を延伸し[55]、横浜駅前 - 桜木町駅前 - 一本松小学校前(平日朝夕は桜木町駅前発着)間の路線となった[56]。 2015年10月1日に行われた改正からは、横浜駅前 - 桜木町駅前間の急行運転を開始した[57]。2016年4月1日付で浅間町営業所へ移管され、さらに同年10月1日より観光スポット周遊バス『ぶらり観光SAN路線』に組み込まれ[56]、現在は一部の便を除いて「ぶらり野毛山動物園BUS」として運行されている[注釈 2]。 野毛山動物園の混雑時には桜木町駅前 - 日ノ出町1丁目 - 野毛山動物園前 - 一本松小学校前間の臨時便を運行することがあった。 →詳細は「横浜市営バス浅間町営業所 § 89系統(ぶらり野毛山動物園BUS)」を参照
115系統
若葉台営業所との共管で、かつ神奈川中央交通との共同運行路線である。5系統と同様に2008年2月12日、神奈川中央交通に移管された[58]。 →詳細は「神奈川中央交通中山営業所 § 横浜駅西口・鶴ヶ峰駅発着路線」を参照
116系統
神奈川中央交通・相模鉄道との3社共同運行路線。2007年3月15日から若葉台営業所との共管となったが、2007年12月1日に神奈川中央交通へ移管された[59]。 →詳細は「神奈川中央交通中山営業所 § 三ツ境駅・十日市場駅発着路線」、および「相鉄バス § 116系統」を参照
136系統
よこはま動物園「ズーラシア」の開園により1999年に新設された路線で、同園の営業時間帯のみ運行している。2008年2月9日、緑営業所へ移管された。 →詳細は「横浜市営バス緑営業所 § 136系統」を参照
151系統(定期観光バス「横濱ベイサイドライン」)
定期観光バス「横濱ベイサイドライン」として運行されていた。横浜駅東口を発着し各午前や午後、また夜景コースなどといったコースがあり予約制であった。また、みなとみらい地区周辺の各ホテルでの乗・下車や、中華街、赤レンガ倉庫などでの途中下車が可能である[60]。 横浜中華街など様々な店舗での昼食・夕食や、ティークルーズと組み合わせたプランが発売されていた。 書類上、151系統という系統番号が付与されていた(過去には152系統として設定されたコースも存在した)。2016年度から観光スポット周遊バス『あかいくつ』『ぶらり観光SAN路線』に移行のため、2016年3月31日限りで廃止。 →詳細は「横濱ベイサイドライン」および「横浜市営バス § 特殊な路線」を参照
197系統
2021年3月16日-3月26日、および11月22日-12月19日に試験運行された路線で、3月の運行では浅間町営業所,滝頭営業所との共管、11,12月の運行では港北営業所,本牧営業所,滝頭営業所との共管路線であった。書類上の系統番号は197系統であったが案内上系統番号は使用されず、「みなとみらいループバス」の愛称がバス停や行き先表示に掲示されていた。また、この路線では実証実験で運賃が100円となっていた。車両に関しては、複数の車両が乗合登録から貸切登録に変更され使用された。(終了後に一般路線へ復帰) 199系統
2016年に南区総合庁舎が浦舟町に移転したことにより、アクセス路線として開設されたのが原型である。当初こそ79系統として運行されていたが、2017年のダイヤ改正にて経路変更と共に199系統に変更、同日の改正で運行を終了した南区総合庁舎シャトルバスの代替えとして神奈中バスとの乗継割引も設定された[68]。2025年のダイヤ改正にて市大病院までの運行となり、系統番号も79系統に戻る形となった。 201・202系統
浅間町営業所へ移管した。 →詳細は「横浜市営バス浅間町営業所 § 202系統」を参照
270系統(西区おでかけサポートバス)
横浜市営バスでは唯一のコミュニティバスで、横浜市都市計画局と西区の「おでかけサポートバス実証実験事業」として運行されていた。2003年12月15日運行開始、利用者の減少に伴い2007年3月31日をもって廃止された。この系統番号は後に、横浜駅と赤レンガ倉庫を結ぶ直行バスが使用していたが、こちらも廃止された。 →詳細は「西区おでかけサポートバス」を参照
362系統(深夜バス)
50系統の深夜バスである。平日のみ運行されていた。2020年5月2日のダイヤ改正で廃止された[4][注釈 3]。 車両
![]() 日野・ポンチョ(初代) ![]() 2代目車両 (3-4003) ヨンケーレ・モナコ 滝頭営業所からの転属車 ![]() 3代目車両 (8-3011) 日野・セレガSHD 2008年式、リフトバス 横浜市営バスでは、2003年度(平成15年度)までは各営業所ごとに導入車両メーカーの指定があり、保土ケ谷営業所、浅間町営業所、港南営業所、廃止された野庭営業所では、日野自動車を指定メーカーとしていた[69][70][71]。いずれの営業所も、日野車は日野車体工業製の純正車体で導入していた[69]。ただし新製配置後に他の営業所へ転出した車両もある[70]。 大型路線車は、横浜市営バスでは主流のホイールベース (WB) 4.8mの短尺車を採用[69][70]。日野・RE(RE100→K-RE101LF)を多く導入した[71]。保土ケ谷・浅間町・港南営業所では、日野・RE101(K-RE101LF)の試験冷房車が合計4台配置された[71]。 スケルトンボディにモデルチェンジして日野・ブルーリボン(HT/HU系)が発売されると、保土ケ谷営業所でも大量導入され[69][70]、機械式AT車や車椅子用リフトバスも配置された。1991年から1993年にかけては、ハイブリッドバスのブルーリボンHIMR(U-HT2MLA→U-HT2MLAH)も導入された[69][70]。 また保土ケ谷営業所では、1989年に日野・ブルーリボンの貸切車(P-RU637BB)が在籍し、1989年4月導入の9-3002号車は横浜博覧会の際に「EUROPA FREE SHUTTLE BUS」として使用された[72]。そのほか、日野・ブルーリボンHTの特定車(WB5.2m)、日野・セレガGDの貸切車が2台ずつ在籍した[69]。 →「横浜博覧会 § シャトルバス」も参照
横浜市営バスでは1994年から港北ニュータウン営業所でミニバス路線の運行を開始し、これに伴い小型路線車の導入を開始[73]。1995年度からは保土ケ谷営業所を皮切りに日野・リエッセの導入が開始され[69][70]、同年度後半には滝頭営業所でも導入開始された[69][70]。のちに一部は磯子営業所へ転属している[70]。スクールバス用の特定車も2台(8-3108~3109)在籍した[69]。当営業所ではミニバス路線を多く担当するためリエッセが集中配置され、2005年度(年式は2006年式)までまとまった数が導入された[69][70]。また本牧営業所など他の営業所に配置されたリエッセも当営業所に転属し[74]一大勢力を誇ったが、2018年3月までに全車除籍され、横浜市営バスのリエッセは消滅した。 2004年度(平成16年)から入札制度が導入され、営業所ごとのメーカー指定はなくなった。そのため日野自動車製以外の車両も配置されるようになり、2010年にはいすゞ・エルガが導入された。 2008年には市内定期遊覧バス「横濱ベイサイドライン」用に日野・セレガSHDが2台配置された。2011年には定期観光車と同等仕様の貸切専用車(日野・セレガ)が導入された。2010年夏には新たに貸切専用車(ブルーリボンII・トップドア車)が導入された。2010年以降導入された車両は高速道路走行が可能なため、横浜市内のみならず市内出発の神奈川県内全域や東京都など、県外への長距離貸切輸送にも対応できるようになっている。しかしこれらの貸切車両は2021年に滝頭営業所に転属し、現在は在籍していない。またこれに伴い、貸切の運行も滝頭営業所に移管されている。 中型車は、1998年に日野・レインボーRJ[69][70]が配置され、32・89・210系統で使用されていたが、2013年より新車の日野・レインボーIIが導入され、一部を除きRJを置き換えた。2014年には新たにいすゞ・エルガミオが導入された。 2003年には「西区おでかけサポートバス」用に日野・ポンチョ(初代)を3台導入(3-5301~5303)[70]。2007年からは日野・ポンチョ(2代目)の導入が開始され[74]、リエッセを置き換えた。22・31・33・211・212・218系統・聖隷横浜病院循環で使用されている。 2014年8月には港南営業所からいすゞ・エルガワンステップ(長尺車)が転属し、101系統で運用される。 2024年8月16日現在、営業車は100両在籍し、全営業所で一番車両数が多い[要出典]。
参考文献
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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