北海道縦貫自動車道北海道縦貫自動車道(ほっかいどうじゅうかんじどうしゃどう)は、北海道を縦貫する国土開発幹線自動車道(国幹道)・高速自動車国道の路線名である。略称は北海道縦貫道(ほっかいどうじゅうかんどう)。 本項目では、国幹道としての北海道縦貫自動車道および事業名としての北海道縦貫自動車道について述べる。 高速道路ナンバリングは一貫して「E5」となっている。 概要国土開発幹線自動車道建設法では、北海道縦貫自動車道は以下のとおりとされている。
高速自動車国道の路線を指定する政令では以下のとおりとされている。
北海道横断自動車道と結ばれ、北海道の縦貫軸の強化を目的としている。 このうち茅部郡森町 - 士別市が高速自動車国道として道央自動車道の道路名称で供用中。また、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路として函館新道、名寄美深道路、幌富バイパス、豊富バイパスが開通している。 構成する道路名・事業名既開通区間の高速道路ナンバリングは全区間で「E5」となっている。
一般国道5号 函館新道(函館市 - 亀田郡七飯町)→詳細は「函館新道」を参照
1976年(昭和51年)に工事着手され、2000年(平成12年)3月30日に函館IC - 七飯本町ICが、2001年(平成13年)3月24日に七飯本町IC - 七飯藤城ICが暫定2車線開通[3][新聞 1]。なお、函館新道自体の区間は函館市昭和4丁目 - 七飯町字大沼となっているが、北海道縦貫自動車道七飯ICへは七飯藤城ICから直接接続するため、実際に北海道縦貫自動車道に含まれるのは、自動車専用道路部の11キロメートルだけである[4][5]。 七飯IC - 大沼公園IC(亀田郡七飯町 - 茅部郡森町)七飯町仁山から森町赤井川に至る、10キロメートルの区間[6]。2005年(平成17年)に新直轄方式に切り替えられ[注釈 1]、2015年(平成27年)に工事に着手した[6]。事業名は「七飯~大沼」である。 道央自動車道(茅部郡森町 - 士別市)→詳細は「道央自動車道」を参照
前述の七飯〜大沼、後述の士別剣淵〜名寄とともに北海道縦貫自動車道 函館名寄線となっている。また、千歳恵庭JCT - 札幌JCT間は北海道横断自動車道 黒松内釧路線、及び黒松内北見線との重複区間である。 士別剣淵IC - 名寄IC(士別市 - 名寄市)2003年(平成15年)12月25日に「抜本的見直しが必要な区間」とされたが、後の2006年(平成18年)2月7日に士別剣淵IC - 士別市多寄町の約12キロメートルが「緊急に整備すべき区間」として工事に着手した[7]。さらに2014年(平成28年)5月28日、士別市多寄町 - 名寄ICの事業凍結が解除され、こちらも工事に着手した[8]。 一般国道40号 名寄美深道路(名寄市 - 中川郡美深町)→詳細は「名寄美深道路」を参照
2013年(平成25年)3月30日に、美深道路 美深IC - 美深北IC間が開通し、同時に名称が名寄バイパスと美深道路を併せて名寄美深道路へ名称が変更された[報道 1][報道 2]。 一般国道40号 音威子府バイパス(中川郡音威子府村 - 同郡中川町)→詳細は「音威子府バイパス」を参照
国道40号現道の、雪崩等によりしばしば通行規制が行われる部分を回避するバイパス道路として事業中である[9]。 中川 - 天塩国道40号現道には幅員狭小区間や地吹雪区間を有することから計画段階評価が2022年(令和4年)から進められ、2023年(令和5年)11月16日の北海道地方小委員会で別線市街地ルートアクセス案、別線山側ルート案と現道改良案の3案が提示された[1]。 一般国道40号 幌富バイパス(天塩郡幌延町 - 同郡豊富町)→詳細は「幌富バイパス」を参照
北の豊富バイパスとは直接接続している。南は予定路線区間となっており、当面の間は現在事業中の天塩防災と接続する[10]。 一般国道40号 豊富バイパス(天塩郡豊富町)→詳細は「豊富バイパス」を参照
2022年現在、北海道縦貫自動車道の最北端の路線である。幌富バイパスと直接接続している。 以上の路線に挙げられていない部分は、現在予定路線区間となっている。 年表
脚注注釈
出典
報道発表資料
新聞記事
関連項目外部リンク
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