六実駅
六実駅(むつみえき)は、千葉県松戸市六実四丁目にある、東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)の駅である。駅番号はTD 29。 歴史東武鉄道の駅で唯一松戸市に所在する。 年表
駅名の由来→「初富」も参照
現代図に『松戸市史』掲載の小金牧を重ねた地図より当駅周辺 ※新鎌ヶ谷駅と高柳駅の間に位置
明治新政府の手により小金牧(千葉県北西部)開墾が行われ、開墾地には開墾順序に合わせて地名が付与された。六実は小金牧(小金五牧)の中野牧に当たり、6番目となる。他、初富(鎌ケ谷市)、二和、三咲(以上船橋市)、豊四季(柏市)、五香(松戸市)、七栄 (富里市)、八街(八街市)、九美上(香取市)、十倉(富里市)、十余一(白井市)、十余二(柏市)、十余三(成田市・多古町)の順に続く。 駅名では初富駅、二和向台駅、三咲駅(新京成電鉄)、豊四季駅(東武鉄道野田線)、五香駅(新京成電鉄)、八街駅(東日本旅客鉄道(JR東日本)総武本線)がある。 六実地区は五香地区と隣接しており、「五香六実」と言う1つの大字もある(現在ここに含まれるのは陸上自衛隊松戸駐屯地の一部区域のみ)。 駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅。駅舎は柏方面ホーム側にあり、船橋方面ホームとは跨線橋で連絡している。 以前は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線、東側には2線の留置線(2010年(平成22年)7月6日まで使用され、2018年(平成30年)に撤去された)があり、当駅発着列車は中線2番線を利用して朝と深夜に運行されていた。但し、本線3番線は分岐器分岐側を走行するため、35km/hの速度制限を受けていた。なお車両基地は北隣の高柳駅近くにあり、行先表示器にも「高柳」設定があるにも関わらず、当駅止まりの列車は車両基地まで回送されていた。2020年(令和2年)3月14日ダイヤ改正で当駅を発着としていた列車は高柳行へ変更され、当駅止まり、当駅始発は消滅した。また、中線2番線が下り本線に変わり、以前の本線であった3番線は廃止となり柵が新設された。また当駅は、ダイヤ改正前は急行の各停区間であったため、上下1本ずつ設定されていた春日部駅まで各駅に停車する急行は停車していたが、改正後は同種別も通過となった(但し、方向幕の「急行 六実」行は残っている)。 なお、留置線には高柳駅北側の車両基地が完成するまで当駅発着列車が留置されていた。なお、柏側の線路とは繋がっているが、船橋側の線路とは繋がっていない。かつてはこの側線の船橋側から現・海上自衛隊下総航空基地までの専用線が分岐していたが、開通・廃止年月日などを含めて詳細は不明である。 柏方面の当駅 – 逆井駅間は長らく単線であったが、2019年(令和元年)11月17日に高柳駅 - 逆井駅間、同12月15日に高柳駅 - 当駅間も複線化が完了した(この際に上記の通り、中線2番線が下り本線に配置変更されるが、ダイヤ改正までは引続き3番線が使用された)[4]。 朝は当駅で長めに停車する列車が設定されており、車掌によっては夏季冷房期間と冬季暖房期間に各車両に4か所ある客用ドアのうち中間2か所を閉める場合がある(ドアカット)。発車時刻が近付くと一度全客用ドアを開けた後客用ドアを閉めて出発する。 2011年(平成23年)3月に、ホームと跨線橋間を連絡するエレベーターと1番線ホームへの多機能トイレが設置された。また駅構内案内板がピクトグラムを用いたデザインのものへ更新された。駅名標と路線図が従来の吊下型から自立式案内板へ変更された。また、発車標も設置された。 因みに新鎌ヶ谷駅完成まで、当駅が東武鉄道内で最東端に位置する駅であった。 のりば
利用状況2023年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は12,457人である[東武 1]。 近年の1日乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
駅周辺当駅周辺は松戸市と鎌ケ谷市の境界部であり、閑静な住宅街と商店街である。駅周辺には千葉県道8号船橋我孫子線、千葉県道200号六実停車場線、千葉県道281号松戸鎌ケ谷線が走り、2000年代以降には駅前にマンションも建設されている。また新鎌ヶ谷駅まではほぼ直線区間で、当駅から新鎌ヶ谷駅周辺の建物を確認することが出来る。なお、駅東側約1キロメートル(km)程の所には海上自衛隊下総航空基地(飛行場)があり、車内から航空機の離着陸を見ることも可能。
バス路線
隣の駅脚注
利用状況
関連項目外部リンク
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