『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン スペシャル 『I'm with U キミと、24時間ラジオ』』(ラジオ・チャリティー・ミュージックソン・スペシャル 『アイム・ウィズ・ユー キミと、にじゅうよじかんラジオ』)は、ニッポン放送で2011年4月9日から4月10日にかけて放送された、クリスマス期恒例の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」をベースに東日本大震災被災地復興支援として放送されたチャリティーラジオ番組である。イメージソングはメインパーソナリティの福山雅治が2010年に発売したベストアルバム「THE BEST BANG!!」に収録されている「心color 〜a song for the wonderful year〜」。
概要
「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン スペシャル 『I'm with U キミと、24時間ラジオ』」というタイトルには被災地と寄り添うという意味も含まれている。なお、この時期に「ミュージックソン」というタイトルをつけて放送されるのは初めてである。 これは今回の番組でメインパーソナリティを務めた福山雅治が今回の震災の被災地でラジオが重要な情報源になっていることに着目し、また、3月11日から震災の報道特番を連日連夜放送していたラジオ福島[1]が、急遽、3月19日の「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ」を放送したところ、福島県内のリスナーから感謝のメッセージが寄せられたことがきっかけとなった。その後ニッポン放送のスタッフと話し合った結果、毎年クリスマスに放送している「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」のスペシャルとして放送する形で今回の企画が実現した。
視覚障害者向けの募金を行っている従来のミュージックソンとは異なり、番組では日本赤十字社宛の災害義援金の受付を行い、同時に『I'm with you〜いつもキミのそばに〜』をテーマにリスナーが伝えたい人へのエピソードとそのメッセージをメールで募り番組の中で紹介。また、音楽を掛けながら福山自身もコンサートのバンドメンバーと共にリスナーからのリクエストにお答えする形でアンプラグド形式によって7曲の持ち歌を披露[2]。なお、8月31日に発売される福山の両A面シングル「家族になろうよ/fighting pose」の初回限定盤にこの模様を収録したDVDが付属している[3]。
テレビ中継
- ニッポン放送がフジサンケイグループ傘下であることから、フジテレビの番組内でニッポン放送のスタジオと結んで生中継を行うことが通常版と準じている。
- 1日目は「FNNスーパーニュースWEEKEND」の関東ローカル枠内にて、ニッポン放送と相互中継を結んだ。
出演陣
- メインパーソナリティ - 福山雅治
- パートナー - 荘口彰久
- 通常の「ミュージックソン」では25:00 - 29:00の時間帯は休憩に入り、この4時間の頭と終わりにしか出演しないが、福山は後述するライブ準備・着替えの時間帯を除いてほぼ全時間帯に出演した。
- 一方、パートナーの荘口はJFN系列の「COUNTDOWN jp」にパーソナリティとして出演しているため番組冒頭から14:25までは欠席、その代わりに直前の番組「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」アシスタントの垣花正アナウンサーが代打出演した。
- ゲストは4月9日14時台 - 4月10日11時台にかけて出演した。
- 23時台前半は福山がライブ準備のため岸谷五朗、寺脇康文、音尾琢真がつなぎで出演。「チャリティー・ミュージックソンSP」に当たる枠は「魂ラジ」終わりの福山らが登場までの冒頭約20分間、通常この時間「オードリーのオールナイトニッポン」を担当しているオードリーがつなぎで出演した。25:00(正確には着替え終わった25:22)からは「福山雅治のオールナイトニッポン ラジオ・チャリティー・ミュージックソンスペシャル 『I'm with U キミと、24時間ラジオ』」としての生放送。自身が「福山雅治のオールナイトニッポン」として「BITTER SWEET SAMBA」に乗って放送するのは1998年3月の終了以来13年ぶり。内容は「豪華ネタ祭り!」として、「お笑いで日本を元気にする」とテーマにサンドウィッチマン、楽しんご、どぶろっく、どきどきキャンプの4組が持ちネタを披露した。
- そのほかのゲストは以下の通りで、福山と同じアミューズに所属しているタレント(ちゃお専属モデルを除く)やミュージシャンを中心にミュージックソン最多の71組が登場した。(なお、出演当時のものである。)
ネット局と放送時間
- 今回のネット局は、通常クリスマスに放送されるミュージックソンとは異なる。4月9日23:30 - 25:00は「魂のラジオ」に準じた33局ネット、25:00 - 27:00は「オールナイトニッポン」(1部)に準じた36局ネットで放送された。そのため、HBCラジオやRKBラジオなどでも放送されるほか、北海道、中京広域圏、近畿広域圏、福岡県では2局にまたがってネットされた。
- 本来ニッポン放送ローカル枠である時間帯も、東北地方を中心にネットされた。そのため、ネット番組同様CMフィラー音楽が全時間帯で使用された。
- radikoでは今回の震災の対応として関東地区の番組は4月11日までエリア制限が解除されていたため、関東広域圏以外の地域でもパソコンを通じて24時間通しで聴取することができた。
- IBC岩手放送とラジオ福島では、これとは別に、独自の単発特番も放送した(詳細は各局の項及び番組の項を参照)。
脚注
- ^ なお、ラジオ福島の震災報道特番は3月11日の14時46分 - 3月26日の朝5時まで、計350時間14分に渡って放送された。
- ^ なお、4月9日・10日は宮城セキスイハイムスーパーアリーナでコンサートが公演される予定だったが11月12日・13日に延期になった。
- ^ 本作の初回限定盤は2種類あり、もう一方には「家族になろうよ/fighting pose」のPVを収録したDVDが付属。
- ^ カンボジアから国際電話で出演。
- ^ 「三宅裕司のサンデーヒットパラダイス」に出演。
- ^ 4月9日 13:00 - 15:00にはHBCに出演するアナウンサー・パーソナリティが自慢の歌声を披露し、義援金を呼びかける「HBCラジオ・チャリティミュージックフェア」を放送。
- ^ 「東海ラジオ ガッツナイタースペシャル」の代替番組扱い。
- ^ 佐賀県での名称はNBCラジオ佐賀。
- ^ 途中、ニュース・交通情報を含む。
関連項目
関連番組
いずれも、深夜早朝や野球中継時間帯など、一部時間帯はスポンサードネット番組を放送する。
- IBC岩手放送
- ラジオ福島
外部リンク
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