プログレスM-3
プログレスM-3はソビエト連邦がミール宇宙ステーションの補給のために1990年に打ち上げたプログレス補給船[2]。ミールに訪れた64機のプログレス補給船のうち20機目であり、プログレス-M(11F615A55)型で、シリアル番号は203番だった[3]。M-3はEO-6でミールに乗っているクルー向けの食料、水、酸素や、科学研究を行うための資材、軌道補正とマニューバを行うための燃料などが積まれていた。 プログレスM-3は1990年2月28日23時10分57秒(GMT)にバイコヌール宇宙基地1/5発射台からソユーズ-U2で打ち上げられた[3]。そして3月3日の1時4分32秒(GMT)にクバント1のaftポートにドッキングした[4][5]。56日間の間ミールにドッキングしており、このときの軌道高度は378-400km、軌道傾斜角は51.6度だった[1]。 プログレスM-3は4月27日に、後続のプログレス42の到来に向けてドッキングポートを空けるべく、4月27日20時24分43秒(GMT)にドッキングを解除した[4]。翌28日の0時0分0秒(GMT)に軌道を離脱[4]、太平洋上の大気圏に突入し、燃え残りは0時52分(GMT)ごろ海洋に落下した[1][4]。 註
関連項目 |