スーダル・クイックステップ
スーダル・クイックステップ (Soudal Quick-Step) は、国際自転車競技連合 (UCI) の主催するUCIワールドツアーに参加する自転車ロードレースのチームの一つである(UCIワールドチーム)。 沿革ベルギーに本拠を置く。監督はパトリック・ルフェーブル。チーム名はメインスポンサーであるクイックステップ社(イギリス・アメリカ・オーストラリアに販売拠点を持つラミネートフローリングの床材メーカー)に由来する。 2003年に、「マペイ・クイックステップ」のメインスポンサー撤退に伴い、このチームを吸収する形で「クイック・ステップ・ダヴィタモン」(Quick Step-Davitamon) として発足。「ダヴィタモン」は製薬会社オメガファーマ社の栄養補助食品のブランド名。2003年・2004年のUCIワールドカップにパオロ・ベッティーニが勝利したのを始め、UCIプロツアー2005ではトム・ボーネン(ロンド・ファン・フラーンデレン、パリ〜ルーベ)、フィリッポ・ポッツァート(HEWサイクラシックス)、パオロ・ベッティーニ(チューリッヒ選手権、ジロ・ディ・ロンバルディア)が、年間を通じて複数のクラシックレースに勝利してチームとしても2位に入るなどの躍進を見せた。また、2005年から3年連続で世界選手権男子個人ロード優勝者を輩出している (2005年トム・ボーネン、2006年、2007年パオロ・ベッティーニ)。 一時期オメガファーマ社は同じベルギーのロットチームに名義を変えつつスポンサードをしていたが、2011年8月の発表で2012年シーズンから再びクイックステップチームのメインスポンサーとなることが決まり、チーム名はオメガファーマ・クイックステップとなった。 2015年も引き続きオメガファーマ社がメインスポンサーは務めるものの、自社の栄養補助食品の宣伝の為、チーム名がエティックス・クイックステップとなった。 2017年よりチーム名はクイックステップ・フロアーズとなった。 2018年からチーム戦略を変更。これまでのベッティーニやボーネン、マルセル・キッテルといった絶対的エースに合わせたチームを作ってエースが得意とする特定のレースで勝利を狙うのではなく、レース毎にエースを変えてすべてのレースで勝利を狙う戦略に変え、出場レースで勝利を量産。その様を集団で勝利という獲物を狩る狼に例え、チームコンセプトをウルフパック(狼の群れ)と呼称。この年以降、チームの通称として定着している[1]。 2019年より、スポンサーに建材メーカーのドゥクーニンク社が加わり、ドゥクーニンク・クイックステップとなった。 ドゥクーニンク社は2021年をもってスポンサーから撤退。2022年よりチーム名は、クイックステップ・アルファヴィニルとなった(アルファヴィニルはクイックステップ社のフローリング製品名[2])。 2022年、ブエルタ・ア・エスパーニャ2022で、レムコ・エヴェネプールが総合優勝。チームに初のグランツール総合優勝をもたらした。 2023年よりチーム名はスーダル・クイックステップとなった。 使用機材フレームはTIME、スペシャライズド、エディ・メルクスを経て、現在は再びスペシャライズドを使用。コンポーネントはカンパニョーロ、SRAMを経て、現在はシマノを使用。 主な戦績2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年陣容
歴代陣容
脚注
外部リンク
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