マペイ
![]() マペイ (MAPEI) は、イタリアの建築材料メーカーである。社名は"イタリア語: Materiali Ausiliari Per l'Edilizia e l'Industria"(和訳:建設および産業用補助材料)の頭文字を取って付けられている。 1937年2月12日にロドルフォ・スクインツィによってミラノに設立された。最初は塗料や組積造製品を製造する従業員3名の小さな同族経営企業であった。ロドルフォが創業して6年後に息子のジョルジョが誕生する。ジョルジョは1969年に工業化学の博士号を取得し[1]、1976年にマペイの経営を引き継ぐと、彼は父の事業を急速に世界規模まで拡大した[2]。M&Aによる拡大もあって、マペイは2017年時点で五大陸35ヵ国に87の子会社と81の製造拠点を有し、マペイの他にPOLYGLASS、VAGA、CERCOL、ADESITAL、VINAVIL、mosaico+といったブランドを抱えている[3]。 2019年10月2日、CEOを務めていたジョルジョ・スクインツィが76歳で死去した[2]。 スポーツとの関わりジョルジョ・スクインツィはロードレースのファンであり、1990年代にマペイ・サイクリングチーム(ドゥクーニンク・クイックステップの前身)のスポンサーとなって、トニー・ロミンゲル、アブラハム・オラーノ、ヨハン・ムセウ、フランク・ヴァンデンブルック、アンドレア・タフィ、ミケーレ・バルトリ、パオロ・ベッティーニといったスター選手を擁して多大な成功を収めた[2]。2000年代に入ってクラブチームからは撤退したものの、マペイは2008年以降世界選手権自転車競技大会ロードレースのスポンサーとなっており[4]、その契約は2022年終わりまで更新されている[2]。 ジョルジョはまたサッカー好きでACミランのファンでもあったが、2002年に当時セリエC2(4部)に属していたUSサッスオーロ・カルチョを買収して、クラブをセリエA(1部)まで引き上げて中位に定着させるところまで躍進させた[5]。 脚注
外部リンク
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