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FNS27時間テレビ (2016年)
『FNS27時間テレビフェスティバル!』(エフエヌエスにじゅうななじかんテレビフェスティバル!)は、フジテレビ系列で2016年7月23日(土曜)18:30 - 7月24日(日曜)21:24(JST)まで生放送された30回目となる『FNS27時間テレビ』である。
概要
『FNS27時間テレビ』が『FNSスーパースペシャル 一億人のテレビ夢列島』として放送開始した昭和62年から数えて記念すべき第30回記念大会の放送となる。
亀山千広社長が製作総指揮を務めたのはこの年が最後となり(2017年6月の株主総会後、亀山が宮内正喜とフジテレビ・BSフジの社長ポストをトレードしたため)、日枝久会長と豊田皓副会長が制作代表を務めた最後の回でもある。
また、この年は『痛快TV スカッとジャパン』をベース番組として放送した。
本年のテーマは「一年に一度、皆さんに笑顔をお届けする大感謝祭」であり、史上最多の芸能人が出演し、史上最多の一般人が参加することができた「新しいお祭り」となった。また、例年であれば総合司会が番組全体を仕切るという形態であったが、本年は「テレビのフェス」ということで、実質的に総合司会に代わる「フェス実行委員会」と称したメンバーを設けているが、事実上進行役としては『スカッとジャパン』、『バイキング』、『ネプリーグ』、『超ハマる!爆笑キャラパレード』などのフジテレビのレギュラー番組のMC陣や『FNS27時間テレビ』総合司会経験者である明石家さんまや中居正広などがリレー形式で番組のMCを務めることになり、2001年の『FNS ALLSTARS27時間笑いの夢列島』以来のスタイルとなった[1][2]。また、Tシャツ・キャラクターのデザインはリリー・フランキーが担当し、各コーナーの前にMC紹介映像、後にニーナちゃんが一言発する映像が流れた。
全放送時間の平均視聴率は7.7%で、『FNSの日』当時の最低の平均視聴率となった(これまでの最低は2013年の9.8%)[3][4]。また、瞬間最高視聴率は23日20:57「番組対抗 スカッとジャパン国民投票フェス 第1部」放送中で16.9%だった(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)[5][6][7]。
番組内の長寿企画であった『さんま・中居の今夜も眠れない』が、この回をもって終了した[8]。なお、1996年から毎年[9]出演していた中居も、この年を最後に『27時間テレビ』から離れている[10]。
主な出演者
MCリレー
担当順
フェス実行委員会
進行アナウンサー
ナレーター
- 高田延彦 - 番組の随所でMCが交代する度に、高田のナレーションによるMCの紹介と「出てこいや!」の呼びかけが行われていた。
企画・コーナー
目玉企画
FNS全国高校生スーパーダンク選手権
- 1999年と2000年に開催された「スーパーバスケ」が16年ぶりに復活した。トランポリンを使ってジャンプをしながら、バスケットゴールのバックボードに連続でボールを当て、最後の人がダンクシュートを決める「スーパーバスケ」で、27チームがFNS杯獲得を目指す。予選は中継をつなぎ各局の敷地や高校で、準決勝以降はお台場のスタジオで、それぞれ行った。
- 優勝はテレビ長崎代表の長崎日本大学高校であったが、2021年現在でFNS杯の単独優勝局はこれが最後となっている。
FNS全国そっくりキャラ選手権
- FNS各系列局から選出された人や、放送中に行われた「そっくりキャラ飛び込みオーディション」を勝ち抜いたそっくりさんが登場し、各コーナーの出演者の判定による「そっくり」数で勝負を決める。AからGブロックのトーナメントの優勝者には賞金100万円が贈呈される。
- なお、最高「そっくり」数が複数居た場合は審査員の番号札で決めた。
- テレビ静岡代表の田中将大投手のそっくりさんが優勝した。
ナオトの!27時間でみんなと一緒に100曲歌うフェス
- ナオトがさまざまなアーティストとコラボしながら、100曲を目指して歌い続ける。グランドフィナーレ中に歌った『上を向いて歩こう』で完走となった。
ビートたけし中継
AKBの中心で愛を叫ぶ〜告れメッセージフェス
- 視聴者の「今まで言えなかった愛の告白」がAKB48「LOVE TRIP」の生放送ライブの中で流れるという、歌と告白のコラボ企画である。
超めざましじゃんけん
- 伊野尾がフェス実行委員会のメンバーたちとじゃんけん対決をする。
その他の企画・コーナー
グランドオープニング
- 今回の『FNS27時間テレビ』の趣旨を説明するVTRが流れた後、お台場みんなの夢大陸内「GOLD SUMMER スタジアム」よりスタート。「ビート・カッパ・北野」による水中脱出中継、Hey! Say! JUMPによるスーパーダンク及びFNS全国高校生スーパーダンク選手権予選第1試合を行った。
番組対抗 スカッとジャパン国民投票フェス 第1部
- 23日・24日の両日に跨り、第1部と第2部を分割して放送された。
- 『スカッとジャパン』が他のフジテレビの番組とコラボレーションして、その番組MCがスカッとドラマに参戦して『スカッとジャパン』が誇る悪役俳優と共演する形で放送された。参戦した番組とMC(レギュラー・主演)は『Mr.サンデー』の宮根誠司、『優しい人なら解ける クイズやさしいね』[注釈 3]の坂上忍・蛭子能収、『情報プレゼンター とくダネ!』の小倉智昭・菊川怜・笠井信輔、『MUSIC FAIR』[注釈 4]の仲間由紀恵・軽部真一、『好きな人がいること』の菜々緒、『スポーツLIFE HERO'S』の加藤綾子、『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』[注釈 5]の中島裕翔。さらに、それぞれのドラマの「スカッと」度を視聴者がデータ放送やパソコン・スマートフォンなどを使うインターネット投票により、“最もスカッとする話”を決定した。
ホンマでっか!?TV 生人生相談SP
- さんまと古舘は16年ぶりの共演であり[13]、本番組内で同番組の生スペシャル版が放送されるのは3年ぶり。
さんまのお笑い生向上委員会
- サブタイトルは「東をどげんかせんといかんSP」。東国原を芸人として向上・復活させるためのトークを行った。「さんまスティックフォー」の面々は『痛快!明石家電視台』レギュラーであり、放送では番組内で行われる通称「明石家定食」も頻繁に行われた。今田はNHKでの生放送があるため、途中でフジテレビから移動した。また、フジテレビ上層部の判断により、本コーナーの延長が放送中に決まった。
さんま・中居の今夜も眠れない
- MC:明石家さんま、中居正広(当時SMAP)
- 『スポーツLIFE HERO'S』担当:加藤綾子、宮澤智(フジテレビアナウンサー)
いただきハイジャンプ×キスマイBUSAIKU!? 超合体フェス
- メンバーが「一大事を解決できる男はカッコいい!」をテーマに、「BUSAIKUランキング」と「水泳対決」で戦った。Hey! Say! JUMPとKis-My-Ft2のバラエティ番組での共演は初だった[14]。
バイキング オールスターフェス 怒れる芸能人SP
- 『バイキング』として初の27時間テレビスペシャル放送。全曜日のバイキングメンバーが初めて一堂に会し、月曜日のレギュラーコーナー「怒れる○○さん」の特別編として「怒れる芸能人SP」を開催。バイキングメンバーが「今、怒っている人」、「怒りをぶつけたい人」を発表し、その相手をスタジオに呼んで生対決した。
林修先生からの挑戦状!ネプリーグ 真夏の女子アナセンター試験
- アナウンサーならできて当然の常識クイズに女性アナウンサーたちがチャレンジし、女性アナ界最強のインテリ、つまり「女性アナセンター」を決定した。名倉は、タイ国際放送アナウンサーのナグラット潤子としてクイズに参加した。同番組の生スペシャル版が放送されるのは4年ぶりである。
爆笑キャラパレード 紅白キャラ合戦SP
- 過去に番組で登場した名物キャラクターを紅白に分け、その面白さを競った。また、スペシャルバージョンとして関根勤や青山テルマも参戦した。
笑わせたもん勝ちトーナメント KYO-ICHI
- 漫才、コント、ピン芸、音ネタなどの全てのジャンルの芸人が集い、今日1番面白い芸人、つまり「KYO-ICHI」を決める「お笑い1DAYトーナメント」を開催。
- バンビーノ・どぶろっく・ミキの3組が決勝に進出し視聴者の投票の結果、ミキが優勝となった。
- 『KYO-ICHI』はこの番組での放送後に単発番組として第2回が放送された。
競馬中継
- 函館2歳ステークスが生中継された。
番組対抗 スカッとジャパン国民投票フェス 第2部
- 第1部と同様(上記参照)
サザエさん
- 「うちでいちばん偉い人」
- 「100人のお客様」
- 「磯野家スカッと大作戦」
- ゲスト声優:内村光良、木下ほうか、菜々緒、山村紅葉、夏川加奈子、宍戸美和公
『スカッとジャパン』のメンバーがサザエさんに登場。このコーナーのみ、字幕放送と解説放送を実施。
グランドフィナーレ
- 胸キュンスカッと 生放送スペシャル
『スカッとジャパン』の人気コーナー「胸キュンスカッと」を放送。後半部分は生放送で行った。スマートフォンのライトで夜の星空を再現し、浴衣を着用してお台場に集まる事で先着300名がエキストラとして参加することができた。
KYO-ICHI ファイナルラウンド
全国そっくりキャラ 決勝戦
27時間100曲フェス フィナーレ
スーパーダンク選手権 決勝戦
27人スーパーダンクに挑戦・エンディング
2016年度の新人アナウンサーである藤井弘輝、上中勇樹、鈴木唯、堤礼実、永尾亜子の5人が、毎年恒例の提供スポンサー読みを務めた(立会人は佐藤里佳アナウンス部長)。番組のフィナーレとしてエキシビジョンとして決勝に進出した3校の高校生18人とHey! Say! JUMPの9人を加えた27人によるスーパーダンクに挑戦した。最後はミスしても強引に継続し、7度目のチャレンジで27人スーパーダンクを成功させフィナーレとなった。
テーマ曲
視聴率
ビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯
番組全体平均視聴率は関東地区が7.7%。『FNSの日』における歴代最低視聴率を更新した。
番組瞬間最高視聴率は関東地区は23日 20:57の「痛快TV スカッとジャパン」の16.9%、関西地区は「ホンマでっか!?TV」のコーナーの15.3%だった。
コーナー別視聴率(下記参照・関東地区)
視聴率 |
集計時間 |
コーナー名
|
08.7% |
23日 18:30 - 19:00 |
グランドオープニング
|
09.8% |
23日 19:00 - 21:00 |
番組対抗スカッとジャパン 国民投票フェス 第1部
|
13.3% |
23日 21:00 - 22:55 |
ホンマでっか!?TV 生人生相談SP
|
09.4% |
23日 22:55 - 翌0:30 |
さんまのお笑い生向上委員会
|
04.9% |
24日 0:30 - 4:00 |
さんま・中居の今夜も眠れない
|
03.0% |
24日 4:00 - 6:00 |
いただきハイジャンプ×キスマイBUSAIKU!? 超合体フェス
|
06.6% |
24日 6:00 - 8:00 |
FNS全国高校生スーパーダンク選手権
|
07.9% |
24日 8:00 - 10:00 |
バイキング オールスターフェス 怒れる芸能人SP
|
09.3% |
24日 10:00 - 13:30 |
ネプリーグ 真夏の女子アナセンター試験
|
06.5% |
24日 13:30 - 17:00 |
爆笑キャラパレードフェス 真夏のキャラ祭り〜笑わせたもん勝ちトーナメントKYO-ICHI
|
06.8% |
24日 17:00 - 18:30 |
告れメッセージフェス〜番組対抗スカッとジャパン 国民投票フェス 第2部
|
09.5% |
24日 18:30 - 21:24 |
サザエさん〜グランドフィナーレ
|
関連番組
事前番組
- 今週末はFNS27時間テレビフェス!(2016年7月19日 0:25-0:35)
- 今週末はFNS27時間テレビフェス!(2016年7月20日 0:25-0:35)
- 今週末はFNS27時間テレビフェス!(2016年7月21日 0:35-0:45)
- 今週末はFNS27時間テレビフェス!(2016年7月22日 0:40-0:50)
- 今週末はFNS27時間テレビフェス!(2016年7月23日 0:55-1:05)
- 出演:山崎弘也(アンタッチャブル)、指原莉乃(HKT48)
- 27時間テレビフェスはこの後すぐ!(2016年7月23日 15:00-17:00[注釈 6][注釈 7])
事後番組
- いただきハイジャンプ(2016年7月28日 1:35-2:05)
- Hey! Say! JUMPが挑戦したスーパーダンクの裏側などが放送された。
- 魁!ミュージック(2016年8月1日 1:00-1:30)
- ナオト・インティライミに密着した様子や、コラボしたアーティストからのコメント、コラボ未放送曲『日日是好日』などが放送された。
- アナマガ「新人今日行く!」 #3「FNS27時間テレビ 提供読みの現場に密着!!」(フジテレビオンデマンド、2016年8月24日 17:00配信開始)
スタッフ
[FNSの日 制作実行委員会]
〈フジテレビ技術〉
- 技術プロデューサー:斉藤伸介、馬塲義土、長田崇
- TD・SW:米山和孝、永野進、西川明音、輿水卓、江藤秀一、佐藤昭吾、田熊克二、桶田昌利、毛利敏彦、佐藤大視、松井光太郎、中市友、高瀬義美、高田治、河西純、岩田一巳、小川利行、長瀬正人、宮崎健司、藤本伸一、宮本直也
- カメラ:水長卓朗、後藤継一郎、中島佑馬、真野昇太、村上俊介、矢代祐一、小池悟志、小出豊、遠藤俊洋、伊郷憲二、上田軌行、森内一行、池田幸弘、青柳貴子
- 映像:大西幸二、福田立基、田淵昌樹、井上陽介、小川栄治、久保島春樹、田中昭博、大塚高矢、澤田将人、富澤貴啓、原啓教、齋藤雄一、水野博道、宮本学、高橋正直、山下悠介、武田和浩、土井理沙、山下義子、藤尾美之
- 音声:戸田裕生、石川剛、浮所哲也、太田宗孝、小幡一網、片山勇、菊池道元、國谷哲男、小清水健治、斎藤由佳、鹿又健一、渋谷裕之、鈴木岳登、高橋幸則、奈良岡純一、西尾征剛、本間祥吾、藤橋浩司郎、元山拓巳、森田篤、和田啓之
- 照明:小林敦洋、大野遙平、嶺岸一彦、大竹康裕、高木一成、後藤雅彦、本沢啓史、安藤雅夫、堀田耕二、川田敦史、三觜繁、谷口明美、根本進、宗像徹馬、堀江泰輔、小熊豊、藤沢勝
- VTR:中山隆、関口翔平
- 回線管制部:島田靖久、篠原一成
- 放送部:中田智之、持田剛志、大野史敬
- デジタル技術運用部:飯田智之、遠山健太郎、中山陽介、湯原光泰、神澤俊也
- 技術協力:fmt、共同テレビ、ニューテレス、㈱共立、サンフォニックス、共同エディット、田中電設工業、明光セレクト、三穂電機、インターナショナルクリエイティブ、レントアクト昭特、バンエイト、マルチバックス、東京チューブ、デジデリック、スウィッシュジャパン、テルミック、WIND UP、エヌ・エス・ティー、ビデオスタッフ、jeen、Spoke
〈フジテレビ美術〉
脚注
注釈
- ^ MC紹介映像と高田のナレーションによる紹介はなかった。
- ^ 放送当日20時台に限りNHKラジオ第1で放送中の『らじらー!サタデー』のスタッフがフジテレビに派遣し局の垣根及び放送メディアをまたぐ形で2元生放送した。
- ^ 同番組のMCも内村が担当している。
- ^ 『FNS27時間テレビフェスティバル!』直前に放送。
- ^ 『FNS27時間テレビフェスティバル!』終了後のミニ番組以外では最初の通常番組。当日(24日)は21:30 - 22:24の放送。
- ^ 『土曜ワイド』枠。これまでは『土曜スペシャル』枠で放送されていたが、2016年3月を以て『土曜スペシャル』が中断したため(2018年4月より再開)、この枠での放送となった。
- ^ 一部地域では16:00飛び乗りもしくは全編遅れネット。
出典
その他
- 今回から番組の放送中にインターネットの連動で、番組公式のTwitterで番組の出演者・コーナー・企画・みどころ・タイムテーブル・裏側などを随時紹介するツイートが投稿されている。以降、毎年行われている。
外部リンク
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