2005年のドイツグランプリ (ロードレース)
2005年のドイツグランプリは、ロードレース世界選手権の2005年シーズン第10戦として、7月29日から31日までドイツのザクセンリンクで開催された。 概要125ccクラス決勝は27周で争われる予定だったが、マヌエル・ポジャーリが転倒しマシンがコース上に残ったことから赤旗中断、20周目終了をもってレース成立となった。ミカ・カリオがシーズン2勝目を挙げ、トーマス・ルティ、マルコ・シモンチェリと共に表彰台に立った。この結果ポイントランキングではルティがトップ、3ポイント差でカリオ、6ポイント差でガボール・タルマクシが追うかたちとなった[1]。 250ccクラスではダニ・ペドロサが5周目にホルヘ・ロレンソと接触し、チャンバーが曲がるトラブルに遭いながらも独走、シーズン5勝目を遂げた。ポイントランキングでもトップのペドロサが大きくリードを築き、50ポイント差でケーシー・ストーナー、57ポイント差でアンドレア・ドヴィツィオーゾが追う状況となった[2]。レース後のインタビューで、転倒リタイヤに終わったロレンソは「ペドロサにわざと当てられた」と、一方のペドロサは「ロレンソが見えなかった」と主張、このアクシデントをきっかけに二人の間に確執が生まれることとなった[3]。 MotoGPクラスでは6周目にジョン・ホプキンスの転倒クラッシュにより赤旗中断、5周目終了時点の順位を元にスターティンググリッドを組み、25周の再レースがおこなわれた。セテ・ジベルナウが序盤からトップをキープしていたが、ファイナルラップの1コーナーでミス、バレンティーノ・ロッシが逆転でシーズン8勝目を飾った[4]。この結果ロッシのグランプリ通算勝利数は76に到達、ジャコモ・アゴスチーニ(122勝)、アンヘル・ニエト(90勝)に次ぎ、マイク・ヘイルウッドに並ぶ歴代3位タイとなった[5]。 MotoGPクラス決勝結果
250ccクラス決勝結果
125ccクラス決勝結果
脚注
参考文献
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