セルヒオ・ガデア
セルヒオ・ガデア・パニセージョ(Sergio Gadea Panisello, 1984年12月30日 - )は、スペイン・バレンシア州バレンシア県プソル出身のオートバイレーサー。2010年シーズンはロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦、2011年は同125ccクラスに参戦する。 経歴レースデビューしたのは16歳の時と、グランプリライダーとしてはかなり遅かった。2003年にはスペイン国内ロードレース選手権(CEV)125ccクラスで、アルバロ・バウティスタに次ぐシリーズ2位に入った。 同2003年にはロードレース世界選手権125ccクラスにワイルドカード参戦でデビュー。地元スペインでのグランプリを中心に4戦に出場した。翌2004年はホルヘ・マルチネス率いるチーム・アスパーからフル参戦を開始、数周だけトップを走行した最終戦バレンシアGPで5位に入ったのがベストリザルトとなり、シリーズランキング19位を記録した。 2005年、ガデアは第4戦フランスGPで初表彰台となる2位に入り、最終戦バレンシアGPでは初のポールポジションを記録、シリーズ12位に入った。2006年は5度表彰台(2位1回、3位4回)に立ち、シリーズ5位と成績を伸ばしていった。 そして2007年、ガデアは第5戦フランスGPで初優勝を遂げた。この年はチームメイトのガボール・タルマクシとエクトル・ファウベルが活躍しそれぞれシリーズ1位、2位を獲得したが、ガデアのランキングは7位に終わった。翌2008年は開幕前のテストで右鎖骨を亜脱臼した[1]ものの、開幕戦カタールGPでは自身2勝目を挙げる幸先の良いスタートを切った。ところがその後は調子を落とし、表彰台に立つことも叶わずにシリーズ12位に沈んでしまった。 フル参戦6年目を迎えた2009年は、チームメイトのフリアン・シモン、ブラッドリー・スミスの活躍(それぞれシリーズ1位、2位)には及ばないものの、第6戦ダッチTTで優勝するなど5度の表彰台に立ち、シリーズ5位に入った。 2010年シーズンは長年在籍したアスパー・チームを去り、シト・ポンス率いるポンス・カレックス・チームから、新しく始まったMoto2クラスに参戦した[2]。ガデアは第4戦イタリアGPで2位表彰台を獲得、他には3度6位入賞を果たすなど上位でのフィニッシュもあったが、3度のリタイヤと6度のポイント圏外完走が響いて年間ランキングは17位に留まった。 2011年はBQRチームに移籍、この年が最後の開催となる125ccクラスに戻ることとなった。なおBQR125ccチームはこの年パリス・ヒルトンの支援を受け、エントリーチーム名は「ブルセンス・バイ・パリス・ヒルトン・レーシング」となる[3]。 ロードレース世界選手権 戦績
脚注
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