韓国鉄道公社361000系電車

韓国鉄道公社361000系電車
京春線を走る上鳳行きの361x12編成
基本情報
製造所 現代ロテム
主要諸元
編成 8
軌間 1,435 mm
電気方式 交流25,000V(60Hz)
最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1,256(座席420)人
車両定員 先頭車:148(座席48)人
中間車:160(座席54)人
自重 33,0t(Tc)、38,0(M1)、42,0(M2)、
32,0(T1)、27,5(T2)
編成重量 355.0t
全長 20,000(中間車),
20,250(先頭車) mm
全幅 3,200 mm
全高 4,500 mm
主電動機 かご形三相誘導電動機
駆動方式 WNドライブ
歯車比 99/14(7.07)
編成出力 230kW×20=4,600kW
制御装置 IGBT素子VVVFインバータ制御
1次車:(東芝原設計/宇進産電ライセンス生産)
2次車:(現代ロテム/三菱電機技術供与)
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
保安装置 ATS
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韓国鉄道公社361000系電車(361000けいでんしゃ)は、2010年に登場した韓国鉄道公社通勤形電車

現在8両編成14本、計112両が存在する。

概要

2010年12月21日京春線電鉄化開業に合わせて導入された車両である。331000系をベースに交流型電車として製造された。331000系同様アルミニウム合金車体で、当初よりワンマン運転対応、両先頭車両に自転車置き場を設置、車内案内表示装置LCD式で331000系とは異なって枕木と平行に設置。また、塗装は他の韓国鉄道公社の通勤形電車と異なって白地をベースに青帯を巻いた独自の塗装となっている。営業開始当初より全編成が京春線で運用されてきたが、2012年2月28日ITX-青春が運転開始したことにより、急行が廃止されたため、361x14編成と361x15編成の2編成が余剰となった。

その後、中央線の321000系全車両8両編成化に伴う車両不足解消のため、塗装を321000系と同様の塗装に変更の上、2014年3月の全車両8両編成化完了まで中央線(中央電鉄線)で運用された。

中央線全車両8両編成化後は再び京春線に転属したが、1号線の中期抵抗車2編成を置き換えるために、2014年に311000系311x90編成と311x91編成に改造され、1号線に転出された。この際、現代ロテムの昌原工場に甲種輸送され、直流電化対応に改造されたほか、不足した中間車2両が新造されている。なお、新造された中間車はステンレス車体として製造されたため車体に大きな差異がある。

なお311x91編成は、2016年に一部列車の清凉里駅乗り入れ開始・2017年のITX-青春の一部廃止に伴う急行の復活に伴い、361x14編成(旧361x15編成)に再改番し京春線に再転入した。この際中間車2両は脱車しており、現在は汶山車両事業所で留置され休車状態となっている。

なお、京義・中央線での運行支障などが発生した場合には、代走を行うことがある。

2024年より、南楊州市王宿新都市開発[注釈 1]に伴う人口増加に対応するため、2編成が導入予定。京春線における14年ぶりの新型車両となる。こちらは、現代ロテム製の最新型車両に分類される「チュドゥンイ」の後期タイプで製造される。車体はステンレス鋼車体となり、2号車と7号車にシングルアームパンタグラフを1基搭載している[1]。塗装は311000系13次車や341000系5次車と同様の塗分けがされており、京春線の路線カラーの青緑色を強調した塗装となった。ただし、車内は311000系13次車や341000系5次車とは大きく異なっており、車端部壁面や床はグレーから薄い青緑色になり、客用乗降扉の柄も変更された[2]

編成番号は、1号線に転属した元361x15編成を欠番とし、361x16/17編成として割り当てられる。

2025年5月1日の京春線上鳳駅 - 磨石駅間の朝夕ラッシュ時間帯の増発に併せて運行を開始した[3]。このダイヤ改正で上鳳駅 - 磨石駅間の列車間隔は18分から12分に短縮となる。

走行区間

首都圏電鉄京春線

編成表

 
春川
号車 1 2 3 4 5 6 7 8
形式 361000形 361100形 361200形 361300形 361400形 361500形 361600形 361900形
区分 Tc M M' T T M M' Tc
搭載機器 SIV,CP,BT CI CI,Mtr CI CI,Mtr SIV,CP,BT
車両質量 33.0t 38.0t 42.0t 27.5t 27.5t 38.0t 42.0t 33.0t
車両番号 361001

361017
361101

361117
361201

361217
361301

361317
361401

361417
361501

361517
361601

361617
361901

361917
凡例
  • CI (Converter・Inverter) -主変換装置(コンバータ装置 + VVVFインバータ装置)
  • SIV -静止形インバータ
  • CP -空気圧縮機
  • BT -蓄電池
  • Mtr -主変圧器
備考
  • パンタグラフは、M'(361200形、361600形)に下枠交差形を2基ずつ、361x16編成と361x17編成はシングルアーム式を1基ずつ搭載する。
  • 361x15編成は欠番となっている。

配属

画像

脚注

注釈

  1. ^ 王宿新都市は、茶山地区、別内地区、榛接地区、真乾地区などを含めたニュータウン。

出典

  1. ^ SG (2024-08-20), [2024.08.20 제 F8610 열차 경춘선 361X16 편성 주둥이 (왕숙신도시 증비분) 자력 회송 청량리역 발차], https://www.youtube.com/watch?v=kpUyPnqSw2w 2024年8月23日閲覧。 
  2. ^ jupiter_Hagoon 하군 (2025-05-01), 무려 15년만에 경춘선에 신차 투입! ‘마석-상봉 셔틀열차’ 개통당일 탑승기, https://www.youtube.com/watch?v=E4gmYm9Nf54&t=426s 2025年5月1日閲覧。 
  3. ^ 딜라이브 뉴스 (2025-01-20), 경춘선 마석~상봉 구간 셔틀열차 시험운행…5월부터 도입 [남양주 딜라이브 뉴스], https://www.youtube.com/watch?v=RJPAtvR_DPY 2025年5月1日閲覧。 

関連項目

 

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