韓国鉄道公社210000系電車
韓国鉄道公社210000系電車(かんこくてつどうこうしゃ210000けいでんしゃ)は、韓国鉄道公社(KORAIL)の電車。2014年より「ITX-セマウル」で運用されている。 技術仕様全体的にITX-青春の368000系と類似した構造で、幹線電気動車の汎用性、居住性、快適さを強調している。一方で368000系は、180km/h運転に対応するため、歯車比は22:91であったが、本系列は設計最高速度が引き下げられたため、19:94に設定された。最大で12両編成(6両+6両)での運用も可能だが、現段階で併結運転を行う列車は設定されていない。 車体
車体にはアルミダブルスキンを採用している。 駆動装置既存のITX-青春と同じユニットの構造を採用している。 Tc-M'-M、T-M'-Tcユニットで構成された3M3Tの6両1編成である。 車内6両編成ですべて一般室であり、客室はヌリロやITX-青春を踏襲している。広いシートピッチなどセマウル号を継承して高級化を図った。客室両端から3列目までの携帯機器充電用220Vコンセントが座席に設置されている。ただし、既存のセマウル号とは異なりカフェ客車などはなく、代わりに3・4号車に自動販売機が設置されている。運行初期には、身体障害者向け設備は4号車に設置していたが、現在ではムグンファ号やITX-青春と同じ3号車に変更されている。 編成6両編成23本が在籍。編成は368000系の構造と似ており、先頭部に装備された自動連結装置を介して連結運行が可能である。
凡例 脚注
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