色丹郡(しこたんぐん)は、北海道(千島国)根室振興局の郡。
以下の1村を含む。
当該地域の領有権に関する詳細は千島列島及び北方領土問題の項目を参照のこと。
概要
色丹島とそれに近接する小島で構成され、中心集落は北端の斜古丹(しゃこたん)地区[1]で、村役場をはじめ郵便局、派出所などが置かれ、捕鯨基地としても重要だった。このほか、穴澗(あなま)、能登呂(のとろ)、切通(きりとうし)、相見崎(ヨコネモシリ)、チボイ地区の人口が多く、分教場も置かれた。
歴史
郡発足までの沿革
郡発足以降の沿革
人口
国勢調査の結果のうち、大正14年 - 昭和10年のデータは、昭和10年の国勢調査報告[4]による。世帯数のデータは南千島色丹島誌からの孫引き[5]。
- 大正9年 - 国勢調査 542人(男315人、女227人)、世帯数117[6](斜古丹村)
- 大正14年 - 国勢調査 857人、世帯数148
- 昭和5年 - 国勢調査 911人、世帯数169
- 昭和10年 - 国勢調査 1,177人(男694人、女483人)、定住人口1,002人(色丹村)、世帯数189
- 昭和15年 - 国勢調査 1,499人(男971人、女528人)、世帯数217[7]
- 昭和20年 - 1,038人、世帯数206[8]
行政
特記なき場合『根室・千島歴史人名事典』による。
- 根室郡外九郡長
代 |
氏名 |
就任年月日 |
退任年月日 |
備考
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1 |
松下兼清 |
明治18年(1885年) |
明治19年(1886年) |
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2 |
広田千秋 |
明治19年(1886年)12月 |
明治22年(1889年) |
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3 |
細川碧 |
明治22年(1889年)7月 |
明治23年(1890年)7月 |
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4 |
高岡直吉 |
明治23年(1890年)8月11日 |
明治28年(1895年)12月3日 |
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5 |
林悦郎 |
明治28年(1895年)12月18日 |
明治30年(1897年)11月5日 |
根室郡外九郡役所を廃し根室支庁を置く。
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脚注
参考文献
- 根室・千島歴史人名事典編集委員会 編『根室・千島歴史人名事典』根室・千島歴史人名事典刊行会、2002年。