岐阜東バイパス(ぎふひがしバイパス)は、岐阜県羽島郡岐南町八剣から同県関市山田の13.4km(予定)に建設、供用されている[2]国道156号のバイパス道路である[1]。
2020年(令和2年)現在、岐南町八剣から岐阜市岩田西までの約9kmが開通している。
背景
昭和40年代から、岐阜市と中濃地区(関市、美濃市)を結ぶ国道156号は、年々増加する自動車通行量に対し、道路規格が脆弱化した。また、隣接して名鉄美濃町線(現在は廃線)があり、道路拡張も困難であった。これを救済するため、建設省(現在の国土交通省)が建設したバイパスである。
区間
建設区間は、3つの地区に分けられた。それぞれの概要は次のとおり[2]。
1工区
- 区間:岐南町八剣 - 岐阜市東興町の3.1km
- 道路規格:第4種第1級
- 設計速度:60km/h
2工区
- 区間:岐阜市東興町 - 同市日野南の3.6km
- 道路規格:第3種第1級
- 岐阜市東興町 - 同市日野南(岐阜県道77号岐阜環状線(岐阜環状線)交点):4車線(岩戸トンネル)
- 岐阜市日野南(岐阜環状線交点) - 同市日野南(日野南5丁目東交差点):暫定2車線、地上を走行。日野南5丁目東交差点で、3工区と現道が分岐する。
- 2013年(平成25年)10月19日の3工区開通までは、カーブして現道の日野南6交差点に接続していた。
- 3工区開通時に日野南5交差点 - 日野南5丁目東交差点(厳密には3工区の日野東4丁目交差点)間が4車線化している。
- 設計速度:80km/h
3工区
- 区間:岐阜市日野南 - 関市山田の6.7km(予定)
- 道路規格:第3種第1級
- 岐阜市日野南 - 同市岩田西(約2.3km)(舟伏山トンネル:1001m):暫定2車線(日野南5丁目東交差点 - 日野東4丁目交差点間は開通当初より4車線)
- 岐阜市岩田西 - 関市山田:未開通
- 設計速度:80km/h
沿革
- 1971年(昭和46年):1工区、2工区事業化。
- 1974年(昭和49年):1工区着工。
- 1986年(昭和61年):2工区着工。
- 1988年(昭和63年)6月:1工区全線2車線開通(一部4車線)。
- 1990年(平成2年)11月:2工区2車線開通。
- 1994年(平成6年):3工区事業化。
- 2008年(平成20年)3月:1工区6車線化。
- 2008年(平成20年)3月:2工区(岐阜市東興町 - 同市日野南(岐阜環状線交点)(岩戸高架橋・岩戸トンネル))4車線化。
- 2008年(平成20年):3工区(岐阜市日野南 - 同市岩田西)着工。
- 2013年(平成25年)10月19日:3工区(岐阜市日野南 - 同市岩田西)2車線開通。
- 2020年(令和2年)11月15日:3工区(岐阜市岩田西 - 関市山田)着工[1]。
脚注
出典
外部リンク
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バイパス道路 | |
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道路名・愛称 |
郡上街道 - 越前街道 - 飛騨街道 - 白川街道 - 飛越峡合掌ライン
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自然要衝 | |
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道の駅 | |
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構造物 |
岩戸トンネル - 舟伏山トンネル - 名津佐トンネル - 岩瀬橋 - 尾神橋 - 福島保木トンネル - 新平瀬トンネル - 小呂トンネル - 荻町トンネル - 飯島トンネル - 新内戸トンネル - 椿原橋 - 加須良トンネル - 飛越七橋(合掌大橋・飛越橋・成出橋・小白川橋・宮川原橋・火の川原橋・楮橋) - 湯出島橋 - 上梨トンネル - 平橋 - 大渡橋 - 大牧トンネル
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旧道 | |
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バイパス | |
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道路名・愛称 | |
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構造物 |
明神橋 - 葵大橋 - 平和トンネル - 国長橋 - 可児川大橋 - 新太田橋 - 岩戸トンネル
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旧道 | |
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関連路線 | |
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