岐大バイパス(ぎだいバイパス)は、岐阜県岐阜市東中島から垂井町綾戸の23.9 kmに建設された国道21号のバイパスである。岐阜南部横断ハイウェイとして地域高規格道路計画路線に指定されている。
岐南インター交差点 - 茜部本郷交差点までは国道22号と国道156号が重複している。なお、名称となっている岐大は岐阜市と大垣市を結んでいることに由来する。このバイパス道路にちなみ、沿線にあたる岐阜市と大垣市にまたがる地域(瑞穂市、安八郡安八町を含む)を岐大地区と呼ぶことがある。
概要
昭和40年代から岐阜県の東西の動脈であった国道21号は、年々増加する自動車通行量に対し、道路規格が脆弱化した。これを救済するため、建設省(現在の国土交通省)が建設したバイパスである。
バイパスデータ
区間
建設区間は、3つの地区に分けられた。それぞれの概要は次のとおり。
岐阜地区
- 区間:岐阜市東中島 - 岐阜市六条の6.1 km(岐阜市、岐南町を通過)
- 道路規格
岐大地区
- 区間:岐阜市六条 - 大垣市和合本町の9.1 km(岐阜市、穂積町、巣南町(現在の瑞穂市)、安八町、大垣市を通過)
- 道路規格
- 岐阜市六条 - 瑞穂市下牛牧:暫定平面6車線、(穂積大橋で長良川を渡る)
- 瑞穂市下牛牧 - 大垣市和合新町:暫定4車線、(新揖斐川橋で揖斐川を渡る)
大垣地区
- 区間:大垣市和合新町 - 垂井町綾戸の8.7 km(大垣市内を通過)
- 道路規格
- 大垣市和合新町 - 大垣市楽田町:暫定4車線、和合インター(岐阜県道50号大垣環状線に接続)付近立体交差(JR東海道本線・樽見鉄道樽見線を渡る)
- 大垣市楽田町 - 大垣市河間町:6車線
- 大垣市河間町 - 垂井町綾戸:暫定4車線、(荒尾跨線橋でJR東海道本線を渡る)
- 現在までに全線が供用されている。
- 大垣市桧町にて東海環状自動車道大垣西ICが接続する。
沿革
- 1960年(昭和35年):事業化[1]
- 1964年(昭和39年):岐大地区着工
- 1965年(昭和40年)3月:岐阜地区着工
- 1974年(昭和49年)12月:全線2車線開通(大垣地区供用)[1]
- 1986年(昭和61年):岐阜、岐大地区4車線化
- 1988年(昭和63年)7月:岐阜市六条(六条交差点) - 同市藪田(藪田交差点)6車線化[1]
- 1993年(平成5年)11月:羽島郡岐南町上印食 岐南立体高架橋開通 4車線化[1]
- 1994年(平成6年)3月:岐阜市茜部本郷(茜部本郷交差点) - 同市茜部中島(茜部中島交差点)6車線化[1]
- 1996年(平成8年)3月:岐阜市藪田(藪田交差点) - 同市下奈良5車線化[1]
- 1997年(平成9年)4月:岐阜市茜部中島(茜部中島交差点) - 同市六条(六条交差点)6車線化[1]
- 1997年(平成9年)12月:岐阜市藪田(藪田交差点) - 穂積町(瑞穂市)穂積(上穂積交差点)6車線化[1]
- 2000年(平成12年):三宅立体高架橋2車線での暫定供用
- 2001年(平成13年)3月:大垣市桧町 - 同市長松町4車線化[1]
- 2003年(平成15年)3月:三宅立体高架橋4車線化[1]
- 2006年(平成18年)3月:瑞穂市穂積(上穂積交差点) - 同市穂積(穂積中原交差点)6車線化[1]
- 2010年(平成22年)6月:大垣市楽田町(楽田交差点) - 同市河間町(河間交差点)6車線化[1]
- 2014年(平成26年)7月:瑞穂市穂積(穂積中原交差点) - 同市牛牧(下牛牧交差点)5車線化[1](東行き3車線化)
- 2018年(平成30年)3月:瑞穂市穂積(穂積中原交差点) - 同市牛牧(下牛牧交差点)6車線化[1](西行き3車線化)
主な交差点
- 上側が起点側、下側が終点側。左側が上り側、右側が下り側。
- 交差する道路は、県道以上の道路および立体交差をするもしくは立体交差をする計画の道路。特記がないものは市町道。
脚注
出典
関連項目
外部リンク
|
---|
通過市区町村 |
|
---|
バイパス |
|
---|
道路名・愛称 | |
---|
道の駅 | |
---|
構造物 | |
---|
自然要衝 | |
---|
旧道 | |
---|
関連路線 | |
---|
ウィキメディア・コモンズには、国道21号に関するカテゴリがあります。 |
|
---|
通過市区町村 |
|
---|
交差点 |
熱田神宮南交差点 - 日銀前交差点 - 上更交差点 - 康生通2交差点 - 岐南インターチェンジ - 茜部本郷交差点
|
---|
バイパス | |
---|
別称 | |
---|
構造物 | |
---|
旧道 | |
---|
関連路線 | |
---|
|
---|
バイパス道路 | |
---|
道路名・愛称 |
郡上街道 - 越前街道 - 飛騨街道 - 白川街道 - 飛越峡合掌ライン
|
---|
自然要衝 | |
---|
道の駅 | |
---|
構造物 |
岩戸トンネル - 舟伏山トンネル - 名津佐トンネル - 岩瀬橋 - 尾神橋 - 福島保木トンネル - 新平瀬トンネル - 小呂トンネル - 荻町トンネル - 飯島トンネル - 新内戸トンネル - 椿原橋 - 加須良トンネル - 飛越七橋(合掌大橋・飛越橋・成出橋・小白川橋・宮川原橋・火の川原橋・楮橋) - 湯出島橋 - 上梨トンネル - 平橋 - 大渡橋 - 大牧トンネル
|
---|
旧道 | |
---|
ウィキメディア・コモンズには、国道156号に関するカテゴリがあります。 |