上梨トンネル(かみなしトンネル)は、富山県南砺市上梨と中畑を結ぶ、国道156号のトンネルである[1]。
諸データ
- 総延長 - 1,050 m[1]
- 幅員 - 9.25 m[1]
- 総事業費 - 14億4,000万円[1]
概要
当トンネルは1967年(昭和42年)から実施された国道156号改良事業の一環として[2]。1975年(昭和50年)9月に着工した。工事は地質が悪く、特に下梨側は転石が積み重なっており、湧水にも悩まされた。また、トンネル上部を通る国道の通行に支障を与えない様、特殊なパイプルーフェ工法を採用するなど、難工事となった。1977年(昭和52年)8月に貫通し、1978年(昭和53年)12月16日に開通した。これにより、庄川沿いの険しく雪崩、落石、土砂崩れが相次ぐ旧道を経由せずに済むようになったため、冬季間の通行がスムーズになった[1]。
関連項目
脚注
- ^ a b c d e 『北日本新聞』1978年12月1日付朝刊21面『悲願の上梨トンネル 国道156号 平村・上梨 - 中畑間 難工事を克服して 16日開通 冬場の通行スムーズに』より
- ^ 『北日本新聞』1979年11月22日付朝刊15面『国道"イチコロ"が変身 白川(岐阜)と16橋で結ぶ 庄川町で開通式 冬場の交通難解消』より。
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バイパス道路 | |
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道路名・愛称 |
郡上街道 - 越前街道 - 飛騨街道 - 白川街道 - 飛越峡合掌ライン
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自然要衝 | |
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道の駅 | |
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構造物 |
岩戸トンネル - 舟伏山トンネル - 名津佐トンネル - 岩瀬橋 - 尾神橋 - 福島保木トンネル - 新平瀬トンネル - 小呂トンネル - 荻町トンネル - 飯島トンネル - 新内戸トンネル - 椿原橋 - 加須良トンネル - 飛越七橋(合掌大橋・飛越橋・成出橋・小白川橋・宮川原橋・火の川原橋・楮橋) - 湯出島橋 - 上梨トンネル - 平橋 - 大渡橋 - 大牧トンネル
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旧道 | |
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