大阪シティバス鶴町営業所大阪シティバス鶴町営業所(おおさかシティバスつるまちえいぎょうしょ)は、大阪府大阪市大正区鶴町四丁目にある、大阪シティバスの営業所である。最寄バス停は鶴町四丁目。配置車両の側面および後面窓ガラスに貼られる所属営業所を示すシールの表記は「ツ」である。 概要大正区発着路線、天保山発着路線を担当している。操車は鶴町車庫・西船町操車場・天保山操車場で行っている。 営業所のある鶴町四丁目と大正橋(大阪環状線・地下鉄長堀鶴見緑地線大正駅)との間は早朝から深夜まで高頻度の運行を確保している。昼間でも待たずに乗れるほどの本数を確保しており、特に朝ラッシュ時の大運橋通-大正橋間は、1分未満の間隔で運行している。これは、大正駅が大正区の北端にあり、大正区の鉄道の便が悪いこと、大正区南部には多くの工場があり、朝夕のラッシュ時でも双方向の需要が見込めること、大正区は南北に長く大正通がその中央を背骨状に通っており、バス路線を集約しやすいことがその理由である。 大阪市営バス時代1967年に大阪市北区の大阪駅前に設置されていた梅田営業所を移転する形で設置された。大阪市電の鶴町車庫が廃止されたことで敷地が転用された。1990年代まで営業所内に市電の線路が残されていた。 大正区内の路線を賄いきることができず、鶴町四丁目発着路線が木津営業所・中津営業所・住吉営業所・港営業所・住之江営業所・東成営業所・酉島営業所などの他営業所が担当することがあったが、2014年4月1日のダイヤ改正により鶴町四丁目発着の全便を担当するようになった。 2010年9月1日のダイヤ改正時に大正区内を運行する赤バス路線(大正ループ)を鶴町営業所が担当することとなり、赤バス路線用の小型車が配属されていたが、2013年3月31日に赤バスが廃止され、小型車の配属もなくなった。 2012年4月1日のダイヤ改正時に、なんば操車場の操車を担当するようになったが、2014年4月のダイヤ改正で担当から外れている。2013年4月1日のダイヤ改正時に、前日をもって港営業所が廃止されたことで、天保山発着路線(操車は天保山操車場)を担当するようになった。 2010年3月28日のダイヤ改正時に運行を大阪運輸振興(後の大阪シティバス)へ委託されており、大阪市交通局の民営化に伴い、2018年4月に大阪市交通局から大阪シティバスへ営業所が譲渡された。 沿革
現行路線(一般路線)51号系統→詳細は「大阪シティバス酉島営業所 § 51号系統」を参照
55号系統
(下記の期間を除く通常運行時) (2018年2月13日~2020年1月31日のみの迂回運行時)
鶴町地区と大阪駅とを結ぶ路線で、沿線に大阪市立中央図書館(最寄り停留所はあみだ池)や大阪国際会議場(最寄り停留所は堂島大橋)・大阪病院 (最寄り停留所は堂島大橋北詰)があることから比較的利用者が多い。地下鉄桜川以北はビジネス街を経由するため、特に朝夕ラッシュ時の利用が多い。 55号系統は大阪駅の他、以下の駅で鉄道と接続している。
60号系統
70・70急号系統
71号系統
72号系統
80号系統
87号系統
88号系統
90号系統
91・91急号系統
94号系統
98号系統
98号系統は、ドーム前千代崎から大正区西部を結ぶ路線である。当初98号系統は、弁天町BT-大正橋-新千歳-大正区役所前間で運行されていた。2012年4月1日のダイヤ改正で98A号系統が74号系統に改番される。2014年9月21日より98号系統に系統番号変更、あわせて一部の便において51号系統との連結運行を開始。
臨時路線大阪城さくらバス→詳細は「大阪シティバス酉島営業所 § 大阪城さくらバス」を参照
ゆり園直行バス→詳細は「大阪シティバス酉島営業所 § ゆり園直行バス」を参照
廃止・撤退路線52号系統
→詳細は「大阪シティバス酉島営業所 § 52号系統」を参照
70A号系統
71A・B号系統
73号系統
→詳細は「大阪シティバス住之江営業所 § 73号系統」を参照
75号系統
→詳細は「大阪シティバス中津営業所 § 75号系統」を参照
98号系統
→詳細は「大阪シティバス酉島営業所 § 98号系統」を参照
98A号系統
大正ループ(赤バス)
浪速ループ(赤バス)
車両メーカーは、2002年の路線再編以前は原則的にいすゞ自動車製に統一されていたが(開設当初は、西日本車体工業架装車をメインに、ごく少数の富士重工業架装車も配置されていた。その後、大阪市営バス木津営業所廃止時に一時的に日野自動車製の車両が古市営業所から転属している)、現在は一般路線車両はいすゞ自動車製・日野自動車製・三菱ふそう・UDトラックス(旧:日産ディーゼル)製の車両が配置されている。以前は赤バス路線用車両はオムニノーバ・テクノロジーのマルチライダーの車両が配置されていた。また以前は鶴町営業所内に天然ガス充填設備があり、CNGバスも多く配属されていたが、営業所内の天然ガス充填設備が使用停止・撤去された事もあり、CNGバスは他営業所へ転属されたものの、2013年3月31日付で港・長吉の2営業所が閉所したことに伴い、CNGバスが再配置されている。 脚注
出典
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