大阪市営バス古市営業所大阪市営バス古市営業所(おおさかしえいバスふるいちえいぎょうしょ)は、大阪府大阪市城東区関目二丁目にあった、大阪市営バスの営業所である。配置車両の側面および後面窓ガラスに貼られる所属営業所を示すシールの表記は「古」である。2010年3月27日限りで廃止され、担当していた路線は他の営業所に移管された。 概要主として城東区、鶴見区を通る路線のほか、東淀川区や淀川区の中型車使用路線も担当していた。 また、新森公園前バス停発着路線(操車は新森操車場)もメインで受け持っていたが、2002年の路線再編以降は守口営業所がメイン担当となり、その後2010年3月28日をもって新森操車場も廃止となった。 最寄バス停は古市車庫前であった。廃止時は古市車庫前を起終点とする路線・便は赤バス(城東北ループ)のみであったが、過去には幹線臨66号系統(古市車庫前 - 蒲生四丁目 - 京橋駅)などの系統が運行されていた。 営業所の廃止とともに、同停留所は2010年3月28日のダイヤ改正より「関目二丁目南」に改称された。 跡地は、雨水を貯留し洪水を防止する目的で造られる「城北立坑」となり、2026年度(令和8年度)に完成予定である。 沿革
過去の運行路線(一般路線)2002年1月27日の路線再編、大阪運輸振興への委託化に伴い、新森公園前発着路線(特31、幹線33、幹線78など)をはじめとして、多くの路線から撤退している。 2009年3月29日から2010年3月27日まで、新森公園を起終点とする31号系統、33号系統、33C号系統、86C号系統を守口営業所、井高野営業所、古市営業所、東成営業所の4営業所で共同運行路線としていた。 10号系統
21号系統
2002年1月27日の路線再編前は1994年3月31日に誕生した特21号系統であった。当時は総合医療センター前 - 関目一丁目が支線区間、関目一丁目 - 諏訪神社前が幹線区間で、担当営業所は守口と古市であった。 2010年3月28日のダイヤ改正により古市営業所が廃止されてからは、東成営業所が担当する。 25号系統
28号系統
2002年1月の路線再編までは、東成営業所と古市営業所が担当していた。 31号系統
特31号系統
2002年1月の路線再編以前に、井高野営業所との共同運行を行っていた。守口営業所と東成営業所の担当、守口営業所単独の担当を経て、2011年4月1日から東成営業所が担当している。2012年4月1日には68号系統のルートの一部を走る系統になった(花博記念公園北口まで延伸)。 また区間便として、幹線31号系統が天満橋→今福西四丁目間(往路のみ)で運行されていた。 33号系統
33C号系統
36号系統
41号系統
45号系統
46号系統
前身の特46号系統時代は、東成営業所と古市営業所が担当していた。 2002年1月の路線再編時に東成営業所が担当から外れ古市営業所のみの担当になったが、2007年1月8日より東成営業所が全便を担当するようになった。 53号系統
2002年1月の路線再編時まで担当。 57号系統
57号系統は、京橋駅(長堀鶴見緑地線・大阪環状線・京阪本線と接続)から都島区(市道赤川天王寺線・城北公園通)を経由して大阪駅とを結ぶ路線である。大東町-大阪駅前間は34号系統と並走しており、57号系統と34号系統とを合わせてかなりの高頻度の運行を行っている。
平日・土曜・休日とも、ほぼ1時間あたり2本の運行となっている。 京橋駅前-東野田間にある京橋北口停留所(国道1号線上西向き)は大阪駅行のみ停車する。また高倉町3丁目-大東町間は大阪駅行と京橋駅行でルートが違い、大阪駅行は大東町一丁目停留所に、京橋駅行は赤川三丁目停留所・赤川一丁目停留所に停車する。 58号系統
2002年1月の路線再編時まで担当。現在は中津営業所が担当。 幹線67号系統
2002年1月の路線再編以前に、東成営業所との共同運行を行っていた。 68号系統
78号系統
幹線86号系統
2002年1月の路線再編以前に、東成営業所との共同運行を行っていたが、古市営業所は少数だった。 86C号系統
2006年12月24日の地下鉄今里筋線開通後、2007年1月8日のダイヤ改正で86号系統が減便されると同時に86号系統が今里筋線と重複しない南側区間を補完する形で新設された系統。2002年1月27日以前に運行していた幹線86号系統(布施駅前 - 新森公園前)と同じ区間の運行であるが、緑一 - 新森公園前間は幹線86号系統は旭東中学校前経由であったのに対して、86C号系統は新森二丁目経由となっていた。 幹線86号系統時代は、大半が東成営業所の担当で、86C号設定後も同営業所の担当であったが、2009年よりごく一部の便を除いて古市営業所が担当するようになった。 2010年3月28日のダイヤ改正で86C号系統は廃止(86号系統に統合)された。
朝・夕のみの運行だった。 幹線97号・幹線臨97号系統
2002年1月の路線再編時まで担当。詳しくは中津営業所#97号系統を参照 104号系統
過去の運行路線(赤バス系統)長柄東 - 大淀中 (201号系統)当路線の前身となる系統は、40号系統(大阪駅 - 天神橋六丁目 - 豊崎神社前 - 野田阪神前、担当は中津営業所)である。のちに天満橋筋の樋之口町交差点 - 長柄東交差点開通後に、天神橋六 - 天神橋八が豊崎東小学校経由になる。2002年1月27日に廃止され、長柄東 - 大淀中が設定された。2010年3月28日のダイヤ改正で古市営業所が閉鎖されたのに伴い、長吉営業所に移管された。 京橋駅 - 毛馬 (202号系統)
2002年1月27日に新設された。その後何度か都島中通二丁目付近の経路を変更している。京橋駅前側では利用者が多い。2010年3月28日のダイヤ改正で古市営業所が閉鎖されたのに伴い、長吉営業所に移管された。 赤バス・福島ループ(203号系統)
後年の担当は酉島営業所だが、酉島営業所の大阪運輸振興委託までは古市営業所が担当していた。 赤バス・中央ループ(205号系統)
2008年3月30日に廃止された。 区役所 - 加島駅 (212号系統)
西淡路 - 区役所 (213-0号系統)当路線の前身となる系統は支線41号系統(東淀川駅 - 淡路三丁目 - 東淀川区役所)と2000年4月1日に新設された幹線89号系統(東淀川区役所→瑞光二丁目→東淀川区役所)である。両系統とも2002年1月27日に廃止され、西淡路 - 区役所が設定された。設定当初経由していた東淀川駅や上新庄駅、瑞光二丁目は2007年1月8日の路線変更により経由しなくなった。
東淀川東ループ (213-1,2号系統)大阪市営地下鉄今里筋線開通後の2007年1月8日に新設。内回り(-1系統)と外回り(-2系統)が設定されている。2010年3月28日のダイヤ改正で古市営業所が閉鎖されたのに伴い、長吉営業所に移管された。 東成環状 (214-11,-12号系統)内回り(-11号系統) と 外回り(-12号系統)
2002年1月27日から運行開始。利用状況や費用対効果などの観点から2009年8月31日をもって廃止された。 旭ループ (216号系統)
主に、旭区西部を運行している。守口車庫付近と生江付近でループする形態をとっている。2010年3月28日のダイヤ改正で古市営業所が閉鎖されたのに伴い、長吉営業所に移管された。
24分間隔で運行している。 城東北ループ (217-1号系統)
2010年3月28日のダイヤ改正で古市営業所が閉鎖されたのに伴い、長吉営業所に移管。 城東南ループ (217-2号系統)
2008年3月30日に城東ループ(古市車庫前→鯰江東小学校前→地下鉄蒲生四丁目→天王田→地下鉄緑橋→地下鉄蒲生四丁目→古市車庫前)を北ループと南ループに分割し、一部経路変更。 2010年3月28日のダイヤ改正で古市営業所が閉鎖されたのに伴い、長吉営業所に移管。 鶴見ループ (218号系統)当初は鶴見緑地 - 放出東として運行していたが、2008年8月1日に現在の路線に変更された。 2010年3月28日のダイヤ改正で古市営業所が閉鎖されたのに伴い、長吉営業所に移管。
車両2010年の廃止まで、一般路線で使用される大型車・中型車、赤バス路線に使用される小型車が配置されていた。2002年の路線再編以前は大型車のみで、1995年以前は日野自動車製(ボディは日野車体工業と西日本車体工業の両方存在)に統一されていた。1995年の木津営業所廃止時に、いすゞ自動車製の車両を古市営業所に全車転属させ、古市営業所の日野自動車製の車両を鶴町営業所および住之江営業所に転属させて以降、2002年1月までいすゞ自動車製に統一されていた(ボディは純正のみ)。 2002年1月に大阪運輸振興に委託したのに伴い、いすゞ自動車製の大型車を他営業所に転属させ、逆に他営業所から中型車などを古市営業所に転属させた。現在は、大型車は国内主要4メーカーすべてが配置されており、中型車は日野自動車製とUDトラックス(旧:日産ディーゼル)製の車両が在籍している。赤バス路線用車両は全車オムニノーバ・テクノロジー社のマルチライダーである。また、2009年2月には新しく三菱ふそう・エアロスターSが納車された。 いすゞ・エルガのノンステップバスが大阪市営バスに初めて導入された営業所が、この営業所であった。2001年式のフルフラットタイプで、現在は住之江営業所に配属されている。 外部リンク |