大阪市立中央図書館
大阪市立中央図書館(おおさかしりつちゅうおうとしょかん)は、大阪府大阪市西区にある公共図書館。24館からなる大阪市立図書館の中央館である。2019年10月1日より辰巳商会中央図書館(たつみしょうかいちゅうおうとしょかん)という愛称が付けられている。 概要大阪市立図書館の中央館であり、地域図書館(西区以外の各区の分館)23館のセンター機能も果たす。自動車文庫(移動図書館)2台を所持している。1996年開館の現行館は日本図書館協会建築賞を受賞している。 大阪市立図書館では貸出した館以外での返却も可能である。館内にはオムリス (OMLIS) の専用端末があり、全館の資料の検索が出来る。電話による音声応答サービスでの貸出予約が可能。インターネット(携帯電話を含む)で資料検索や貸出予約も可能となっている。 日本語・英語・中国語・韓国語の4言語で作られたウェブサイトや、数多くのデータベースが提供されていることなどが評価され、Library of the Year 2009の大賞を受賞した。さらに2017年には、「20年間継続されてきた地域資料のデジタルアーカイブ事業と将来に向けた取り組み」が評価され、Library of the Year 2017の優秀賞を受賞した。 大阪市史編纂所を併設している。 歴史年表
施設概要
所在地
図書館の南東の角には江戸時代中期の日本の文人、文人画家、本草学者、蔵書家、コレクター「木村蒹葭堂」の邸宅跡地の石碑が立っている[5][6]。 アクセス所蔵
(2022年3月末現在) 利用案内
特色ナクソス・ミュージック・ライブラリー大阪市立中央図書館はナクソスを利用した音楽配信サービスを提供している。クラシックを中心に、200万曲以上である。ストリーミング方式で楽曲のダウンロードやコピーはできない。 大阪市立図書館設置パソコンおよび自宅のパソコンで、市立図書館ホームページへ利用者カード番号とパスワードを入力することで利用できる。利用料は無料。平成26年1月から提供が開始された。 大阪市立図書館デジタルアーカイブ大阪市立図書館で所蔵している、明治・大正期に撮影された写真や当時の絵葉書、江戸時代の古文書等、大阪に関連する貴重資料の画像をデジタルアーカイブとして公開している。 1996年7月の新中央図書館開館時に、館内の専用端末で「イメージ情報データベース」の公開を開始。2001年5月の公式ウェブサイト開設の際にはインターネット公開を開始した。 2014年のシステム再構築の機会に「デジタルアーカイブ」としてリニューアルし、蔵書検索画面との相互参照が可能になった。 2017年3月、このうち著作権切れの資料約6000点、画像数にして約13万枚をオープンデータとして提供開始。デジタルアーカイブのオープンデータ化は、公共図書館としては日本初の取り組みである[9][10]。2019年10月よりオープンデータの提供条件をCC0に変更した。[11] 大阪市史編纂所大阪市の歴史に関する資料の収集や研究、整理を行い、大阪市史や関連書籍を編纂する、大阪市史編纂所も設けられている。 第3教科書センター第3教科書センター(採択地区:中央区・西区・港区・大正区)で、小・中学校・高等学校用教科書を所蔵 脚注
外部リンク
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