三河一色駅(みかわいしきえき)は、かつて愛知県幡豆郡一色町前野(現:西尾市一色町前野)にあった名古屋鉄道三河線の駅(廃駅)である。
歴史
駅構造
1984年4月1日付けで名鉄の駅員の配置はなくなったが、2003年7月31日までは名鉄東部観光による管理委託駅で、切符を販売していた[6]。駅舎はコンクリート製で、廃駅後は数年間代替バスであるふれんどバスの事務所として使われていた。晩年はホーム1面1線の停留場であったが、1984年までは島式ホーム1面2線で列車の行き違いが可能であった。また最盛期には貨物側線が2本あった。
ホームの有効長は当初2両だったが、1967年度下期建設改良工事で4両化された[7]。
配線図
三河一色駅 構内配線略図
← 碧南方面 |
|
→ 吉良吉田方面 |
凡例
出典:[8] |
利用状況
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は714人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中252位、 三河線(38駅)中24位であった[9]。
- 『愛知統計年鑑』によると2003年度の乗車人員は1日平均167人であった[10]。2003年度までの1日平均乗車人員は下表の通り。
駅周辺
旧一色町の中心地にあった駅であり、駅跡の西側にある一色亥新田交差点に至るアクセス道路がある。旧町役場は駅から北へ少し離れた所にあったが、後に(駅跡の南西側にある)公民館内へ移設され、現在は市役所支所として機能している。国道247号は駅南側、愛知県道12号線は駅西側を通る。
- 備考
-
- 駅跡地の周辺には和菓子屋が点在しており、えびせんべいを扱う店が多い。
- 駅跡地は再開発が行われ、2023年現在は住宅地となっている。
バス路線
- ふれんどバス
- 三河線の碧南・吉良吉田間の廃止に伴う代替バスで、旧沿線自治体で構成するふれんどバス運行協議会からの委託によりバス会社が運行している。
- 名鉄東部交通
- いっちゃんバス
-
一色町公民館バス停(ふれんどバス)
-
一色町公民館バス停(名鉄東部交通バス)
-
一色町公民館バス停(いっちゃんバス)
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 三河線(廃止区間)
- 西一色駅 - 三河一色駅 - 松木島駅
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
三河一色駅に関連するカテゴリがあります。
|
---|
山線 | |
---|
海線 | |
---|
2004年廃止区間(山線) | |
---|
2004年廃止区間(海線) | |
---|