三河八橋駅(みかわやつはしえき)は愛知県豊田市花園町にある、名古屋鉄道(名鉄)三河線の駅である。駅番号はMY02。
歴史
駅構造
島式1面2線ホーム(85m、4両対応)の高架駅である[7]。ホーム上にはワンマン運転支援用のセンサーポールが設置されていたが[8]、若林駅高架化事業の進捗によりシステムが変更となり、それに伴って当駅のセンサーポールも撤去された[9]。
駅施設はバリアフリー対応となっている。なお、当駅は駅集中管理システムが導入された無人駅であり、豊田市駅から遠隔管理されている[10]。
配線図
三河八橋駅 構内配線略図
← 豊田市・ 猿投方面 |
|
→ 知立方面 |
凡例
出典:[15] |
高架事業
当駅周辺の1.6km区間は、豊田市の高架化事業により2009年12月より高架へ切り替えるとともに、駅のバリアフリー化がなされた[5][16]。高架構造は複線化に対応したものとなり、当駅から三河知立駅方面の線路は駅から高架を下りた地平区間までの約500mほどが複線で敷設された[5][17]。若林駅方面も2009年12月時点では単線のみ敷設されているが、将来の複線化を考慮した造りとなっている[5][18]。
利用状況
- 『移動等円滑化取組報告書』によると、2020年度の1日平均乗降人員は2,768人である[19]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,093人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中140位、 三河線(23駅)中14位であった[20]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は3,263人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中130位、 三河線(38駅)中11位であった[21]。
『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『豊田市統計書』各号によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
一日平均乗車・乗降人員の推移
年 | 乗車人員 | 乗降人員 | 備考 |
---|
総数 | 定期 | 総数 | 定期 |
---|
1920(大正09)年度 | 23 | | 35 | | 7月5日開業[22] |
1921(大正10)年度 | 30 | | 67 | | [23] |
1922(大正11)年度 | | | | | |
1923(大正12)年度 | | | | | |
1924(大正13)年度 | | | | | |
1925(大正14)年度 | | | | | |
1926(大正15)年度 | | | | | |
1927(昭和02)年度 | | | | | |
1928(昭和03)年度 | | | | | |
1929(昭和04)年度 | | | | | |
1930(昭和05)年度 | | | | | |
1931(昭和06)年度 | | | | | |
1932(昭和07)年度 | | | | | |
1933(昭和08)年度 | | | | | |
1934(昭和09)年度 | | | | | |
1935(昭和10)年度 | | | | | |
1936(昭和11)年度 | | | | | |
1937(昭和12)年度 | | | | | |
1938(昭和13)年度 | | | | | |
1939(昭和14)年度 | | | | | |
1940(昭和15)年度 | | | | | |
1941(昭和16)年度 | | | | | |
1942(昭和17)年度 | | | | | |
1943(昭和18)年度 | | | | | |
1944(昭和19)年度 | | | | | |
1945(昭和20)年度 | | | | | |
1946(昭和21)年度 | | | | | |
1947(昭和22)年度 | | | | | |
1948(昭和23)年度 | | | | | |
1949(昭和24)年度 | *411 | | *819 | | 期間は1949年5月 - 1950年4月末[24] |
1950(昭和25)年度 | *351 | | *696 | | 期間は1949年11月 - 1950年10月末[25] |
1951(昭和26)年度 | *470 | | *943 | | [26] |
1952(昭和27)年度 | 370 | | 772 | | [27] |
1953(昭和28)年度 | 411 | | 824 | | [28] |
1954(昭和29)年度 | 392 | | 781 | | [29] |
1955(昭和30)年度 | 397 | | 793 | | [30] |
1956(昭和31)年度 | 444 | | 888 | | [31] |
1957(昭和32)年度 | 493 | | 986 | | [32] |
1958(昭和33)年度 | | | | | |
1959(昭和34)年度 | | | | | |
1960(昭和35)年度 | | | | | |
1961(昭和36)年度 | | | | | |
1962(昭和37)年度 | | | | | |
1963(昭和38)年度 | | | | | |
1964(昭和39)年度 | | | | | |
1965(昭和40)年度 | 881 | 666 | 1767 | 1332 | [33] |
1966(昭和41)年度 | 910 | 688 | 1824 | 1376 | [34] |
1967(昭和42)年度 | 961 | 722 | 1928 | 1444 | [34] |
1968(昭和43)年度 | 1041 | 781 | 2086 | 1562 | [34] |
1969(昭和44)年度 | 1038 | 754 | 2077 | 1508 | [35] |
1970(昭和45)年度 | 1087 | 757 | 2163 | 1514 | [35] |
1971(昭和46)年度 | 1093 | 750 | 2167 | 1500 | [35] |
1972(昭和47)年度 | 1050 | 721 | 2075 | 1442 | [36] |
1973(昭和48)年度 | 1096 | 722 | 2126 | 1444 | [36] |
1974(昭和49)年度 | 1104 | 741 | 2169 | 1482 | [36] |
1975(昭和50)年度 | 1101 | 762 | 2158 | 1524 | [37] |
1976(昭和51)年度 | 1038 | 711 | 2063 | 1422 | [38] |
1977(昭和52)年度 | | | 2083 | 1436 | [39] |
1978(昭和53)年度 | 1122 | 769 | 2228 | 1538 | [40][39] |
1979(昭和54)年度 | 1096 | 726 | 2178 | 1451 | [41][42] |
1980(昭和55)年度 | 1147 | 738 | 2285 | 1476 | [43][42] |
1981(昭和56)年度 | 1151 | 735 | 2291 | 1470 | [44][45] |
1982(昭和57)年度 | 1172 | 746 | 2401 | 1498 | [46][45] |
1983(昭和58)年度 | 1163 | 751 | 2314 | 1502 | [47][48] |
1984(昭和59)年度 | 1217 | 794 | 2420 | 1588 | [49][48] |
1985(昭和60)年度 | 1274 | 836 | 2624 | 1710 | [50][48] |
1986(昭和61)年度 | 1314 | 872 | 2760 | 1834 | [51][48] |
1987(昭和62)年度 | 1336 | 887 | 2770 | 1840 | [52][48] |
1988(昭和63)年度 | 1415 | 955 | 2822 | 1910 | [53][54] |
1989(平成元)年度 | 1456 | 999 | 2907 | 1998 | [55][54] |
1990(平成02)年度 | 1511 | 1058 | 3020 | 2116 | [56][54] |
1991(平成03)年度 | 1598 | 1125 | 3190 | 2250 | [57][54] |
1992(平成04)年度 | 1634 | 1163 | 3263 | 2326 | [58][54] |
1993(平成05)年度 | 1650 | 1169 | 3292 | 2338 | [59][60] |
1994(平成06)年度 | 1634 | 1166 | 3263 | 2332 | [61][60] |
1995(平成07)年度 | 1635 | 1192 | 3265 | 2384 | [62][60] |
1996(平成08)年度 | 1608 | 1144 | 3203 | 2288 | [63][60] |
1997(平成09)年度 | 1518 | 1094 | 3023 | 2188 | [64][60] |
1998(平成10)年度 | 1492 | 1077 | 3124 | 2264 | [65][66] |
1999(平成11)年度 | 1494 | 1100 | 2976 | 2200 | [67][66] |
2000(平成12)年度 | 1485 | 1088 | 3106 | 2286 | [68][66] |
2001(平成13)年度 | 1484 | 1034 | 2953 | 2068 | [69][66] |
2002(平成14)年度 | 1458 | 1018 | 2895 | 2036 | [70][66] |
2003(平成15)年度 | 1442 | 991 | 2862 | 1982 | [71][72] |
2004(平成16)年度 | 1396 | 952 | 2763 | 1904 | [73][74] |
2005(平成17)年度 | 1449 | 978 | 2872 | 1956 | [75][74] |
2006(平成18)年度 | 1449 | 989 | 2869 | 1978 | [76][74] |
2007(平成19)年度 | 1448 | 976 | 2865 | 1952 | [77][74] |
2008(平成20)年度 | 1445 | 985 | 2868 | 1970 | [74] |
2009(平成21)年度 | 1345 | 917 | 2664 | 1834 | [78] |
2010(平成22)年度 | 1367 | 940 | 2701 | 1880 | [78] |
2011(平成23)年度 | | | 2736 | 1916 | [78] |
2012(平成24)年度 | | | 2850 | 1984 | [78] |
2013(平成25)年度 | | | 3093 | 2204 | [78] |
2014(平成26)年度 | | | 3149 | 2264 | [79] |
2015(平成27)年度 | | | 3326 | 2402 | [79] |
2016(平成28)年度 | | | 3343 | 2412 | [79] |
2017(平成29)年度 | | | 3337 | 2396 | [79] |
2018(平成30)年度 | | | 3370 | 2448 | [79] |
2019(令和元)年度 | | | 3391 | 2478 | [80] |
2020(令和02)年度 | | | 2768 | | [19] |
* 千人単位からの概算値
駅周辺
駅所在地は豊田市[注釈 2]だが、駅から300mほど進むと知立市となる。駅名の「八橋」も知立市の地名である。
主な施設
路線バス
隣の駅
- 名古屋鉄道
- MY 三河線(山線)
- 若林駅(MY03) - 三河八橋駅(MY02) - 三河知立駅(MY01)
脚注
注釈
- ^ 名鉄公式サイトにおいては「三河線(知立〜猿投)」と表記される[13]。
- ^ 名古屋市営地下鉄の各駅から、地下鉄→名鉄の連絡乗車券を購入出来る範囲が名鉄三河線の豊田市内の各駅までであり、当駅もその範囲になる。[1]
出典
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- ^ 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、235頁。ISBN 978-4876701292。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1012頁。
- ^ 名古屋鉄道(編)「ニュース・スコープ」『れいめい』第709号、名古屋鉄道、2007年11月、15頁。
- ^ a b c d 神野進平 (2009年12月15日). “名鉄三河線三河八橋駅が高架化される”. railf.jp. 交友社. 2020年10月14日閲覧。
- ^ “三河八橋駅東口駅前広場の供用開始および道路形態変更について”. 豊田市 (2024年1月31日). 2024年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月3日閲覧。
- ^ 小笠原英喜「最近の鉄道施設改良工事の現状」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、113頁。
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- ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、38頁。
- ^ 三河線(知立〜猿投) 路線・駅情報 - 電車のご利用案内、2021年10月3日閲覧
- ^ a b “三河八橋(MY02)(みかわやつはし) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
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関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
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外部リンク