チェルヴィニア (競走馬)
チェルヴィニア(欧字名:Cervinia、2021年2月3日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2024年の優駿牝馬、秋華賞。 馬名の意味は、マッターホルン山麓の集落の名より[4]。 経歴2歳(2023年)6月4日東京芝1600mの2歳新馬戦でデビュー。好スタートからハナを奪い、直線で懸命に逃げ粘るもボンドガールにかわされて2着に敗退[5]。8月12日新潟芝1800mの2歳未勝利では道中2番手でレースを進め、直線で抜け出すと最後は後続に6馬身差をつけ圧勝、2戦目で初勝利を挙げる[6]。10月28日に行われたアルテミスステークスでは好位の5番手で追走し、直線で鋭く脚を伸ばして先頭に立つと最後はサフィラに1馬身3/4差をつけ快勝、重賞初制覇を果たした[7]。 次走として、阪神ジュベナイルフィリーズを目指していたが、左トモの違和感により、出走を回避した[8]。
3歳(2024年)1月28日トライアルは使わず桜花賞に直行することがサンデーサラブレッドクラブより発表された[9]。4月7日予定通り桜花賞に出走。主戦のルメールが3月30日のドバイターフで落馬・負傷、外傷性肺気胸と診断されUAEからの飛行機に搭乗出来なくなった為、代役としてバウルジャン・ムルザバエフが手綱を取った[10]。レースは4番人気に支持されたが、休み明けの影響からか直線での伸びを欠き、13着に惨敗した[11]。続いて、5月19日の優駿牝馬に出走。負傷離脱していたルメールが鞍上に復帰し、桜花賞馬のステレンボッシュに次ぐ2番人気に支持された。道中は中団やや後方で運び、最後の直線で外に進路を取ると、インから抜け出してきたステレンボッシュとの一騎打ちを半馬身差で制して優勝[12][13]。2016年の同競走で2着に惜敗した母チェッキーノの無念を晴らす形でGI初制覇を果たした。秋は秋華賞に直行、中団追走から直線で馬群を割って進出すると、後方より追い上げたボンドガールに1馬身3/4の差を付け優勝した。続くジャパンCではメンバー中最軽量となる54kgの斤量などが評価され、前走で天皇賞・秋を勝利したドウデュースに次ぐ2番人気に支持される。道中前方から中団でレースを運び、直線に向くとゴリアットと競り合う形で末脚を伸ばすが前を行くドゥレッツァを捉えきれず、外から伸びたドウデュースと内を掬ったシンエンペラーに交わされ、勝ったドウデュースから0.4秒差の4着に敗れた。
4歳(2025年)ドバイシーマクラシックの招待を受諾。京都記念出走後に出否を決めると発表される[14]。京都記念では1番人気に支持され、中団からレースを運ぶも失速し9着と大敗。鞍上のルメールは稍重の渋った馬場や前半1000m通過62.9というスローペース、コンディション不良などを敗因として挙げた[15]。その後ドバイシーマクラシックへの参戦が発表され[16]、4月5日に出走。4、5番手からレースを進めたが直線で伸びを欠き6着に敗れた[17]。 競走成績以下の内容は、JBISサーチ[18]、netkeiba.com[19]、Racing Post[20]およびエミレーツ競馬協会[21]に基づく。
血統表
脚注注釈出典
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