金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)、琴平神社(ことひらじんじゃ)、事比羅神社(ことひらじんじゃ)、金比羅神社(こんぴらじんじゃ)は、香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮を総本宮とし、その主祭神である大物主神を祀る神社であり、日本全国に存在する。「神社」ではなく「宮」と称するものもある。
概要
江戸時代には船による流通が盛んになると、海運業者や商人によって金毘羅信仰が日本中に広められ、分社が各地に作られた。明治維新による神仏分離・廃仏毀釈によって神仏習合の金毘羅大権現は廃され、大物主神を主祭神とする神道の神社になった。総本宮の金刀比羅宮に列して主祭神を大物主神とする金刀比羅神社・琴平神社・金比羅社は日本全国に約600社ある。なお、主祭神を変更せず現在も金毘羅大権現を祀る社寺も存在する。
各地の金刀比羅神社・琴平神社・金比羅神社
金刀比羅
北海道
東北地方
関東地方
中部地方
近畿地方
四国地方
九州地方
琴平
北海道
東北地方
関東地方
中部地方
四国地方
九州地方
金比羅
関東地方
- 金比羅宮(東京都多摩市)創建 文政(1818年 - 1830年)中期
中部地方
近畿地方
九州地方
それ以外の表記
- 金毘羅社(名古屋市南区)富部神社の脇宮:金毘羅の表記であるが祭神は大物主。
- 金刀比羅大権現(愛媛県西条市氷見丁):山里の単独の祠。鳥居の扁額はこのような表記であるが総本宮からの勧請。