食と農の景勝地

食と農の景勝地(しょくとのうのけいしょうち)は、和食(日本食)や郷土料理とその食材を供給する一次産業農林水産業)、生産に関係する土地施設景観食文化に関する祭事のような無形文化財に加え、周辺地域の世界遺産温泉などの魅力あるコンテンツを統一的なブランドとして管理・発信し、インバウンド需要食品の需要拡大や農山漁村所得向上につなげることを目的に2016年に始動した農林水産省が推進する事業[1]

2017年からは訪日外国人旅行者を意識して、事業名をSAVOR JAPAN(農泊 食文化海外発信地域)に変更した[2]

認定要項

認定は景勝地としての地域を登録するのではなく、景勝地を管理・発信する自治体農協観光協会NPOなどの実行組織が対象となる。

認定条件は、向こう5年間の行動計画や食に関連する資源環境財文化的財文化資材)があるなどの要件を満たす必要があり、例えば棚田を中核にそこで作られたコメを使った酒造見学や郷土料理の調理体験、そしてそれらを飲食できる宿泊施設に泊まるといった具体的な観光ルートも示さなければならない。

認定団体には、農林水産省をはじめ文化庁総務省観光庁日本政府観光局(JNTO)などの政府機関が情報発信や海外イベントでの広報といった支援が受けられる。[1]

認定地と実施団体および対象

一関の餅文化を象徴する
讃岐うどん
かしわ(丹波地鶏)のすき焼き
鯛の姿造り

脚注

関連項目

外部リンク