西名寄駅
西名寄駅(にしなよろえき)は、北海道(上川支庁)名寄市曙にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)深名線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲121416[2]。 廃止直前は停車する列車が下り(名寄方面)2本、上り(朱鞠内方面)1本と極めて少なかった。 歴史
駅名の由来名寄市の西方に位置することから[3]。 駅構造廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の北側(名寄方面に向かって左手側)に存在した。分岐器を持たない棒線駅となっていた[6]。かつては2面2線の相対式ホームを有する、列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった1線は、交換設備運用廃止後は撤去された。そのほか、本線から構内南側に分岐する貨物側線を3線有していた[6]。この貨物側線は木材運搬に使用され、1983年(昭和58年)4月時点では、分岐器が深川方、名寄方の両方向とも維持されていた形で2線が残存していたが[7]、1993年(平成5年)までに撤去された[6]。 無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が改築されて残っていた。駅舎は構内の北側に位置し、ホーム西側とを結ぶ通路で連絡した[6]。駅舎は無人化後縮小され、待合室部分のみの間口の狭い建物となっていた(1983年(昭和58年)時点ではこの形状[7])。 利用状況
駅周辺
駅跡2000年(平成12年)時点では全ての施設が撤去されて既に整地され[9]、2011年(平成23年)時点では駅跡地に「上川ライスターミナル」の物流センター倉庫が建築されており、倉庫の前に停車場接近標識が立っていた[10]。また、駅名標のレプリカが、天塩弥生駅の駅名板と共に名寄市の「名寄市北国博物館」に、キマロキ編成とともに保存されている。 隣の駅脚注
関連項目 |