幌成駅
幌成駅(ほろなりえき)は、北海道(空知支庁)深川市幌内にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)深名線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲121403[2]。 歴史
駅名の由来開業当時の所在地名は「雨竜郡多度志村幌内[3]」であり、この名称は現在の雨竜川支流幌内川を指すアイヌ語「ポロナイ(poro-nay)」(大きい・川)に由来する[5][6][7]。 しかし「幌内線にも同音の駅名があるため[5]」として駅名は「幌成」とされた[5][6][7]。現在でも字名は引き続き幌内であるが、市街地は「幌成」と呼ばれており[6]、これについて山田秀三は「駅名が変わると土地の名もそれに引き付けられるのが自然で、それで幌成と一般に呼ばれ、地図もそれで書かれるようになった[6]」と推測している。 駅構造廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の東側(名寄方面に向かって右手側)に存在した[8]。そのほか本線の深川方から分岐し駅舎南側のホーム切欠き部分の旧貨物ホームへの側線を1線有していた[8]。かつては列車交換可能な交換駅であった。 無人駅となっており、有人駅時代の駅舎は改築され、車掌車改造の貨車駅舎となっていた。駅舎は構内の東側に位置しホームに接していた。深名線唯一の貨車駅舎であった[8]。塗色は宗谷本線の同型駅と同様であった[9]。改築前の木造駅舎の開口部は木枠の1枚ガラス戸であった[10]。 利用状況乗車人員の推移は以下のとおり。なお、1967年度(昭和42年度)については当駅単体の値が判明していないため参考値を記す。
駅周辺駅の両側に山が迫っていた[10]。
駅跡2000年(平成12年)時点では整地されていたが、貨車駅舎は「JR幌成駅」の記載が残されたまま、附近の農機具工場に移設され、事務所として再利用されていた[13]。2010年(平成22年)時点[14]、2011年(平成23年)時点でも同様であった[9]。駅跡は何も残されておらず[9]、整地されて駅前に至る道が駅裏の町道まで延伸された。 隣の駅脚注注釈出典
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