清水沢駅
清水沢駅(しみずさわえき)は、かつて北海道夕張市清水沢3丁目にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)石勝線(夕張支線)・三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の駅(廃駅)である。電報略号はシミ。事務管理コードは▲132105[2]。駅番号はY23。 概要かつては石炭を運ぶ貨物列車が多く往来し、三菱大夕張炭鉱・南大夕張炭鉱から石炭を運び出す三菱石炭鉱業大夕張鉄道線との結節点として栄えたが、炭鉱の閉山により石炭輸送は廃止され、廃止時は旅客列車のみが発着していた。 新夕張駅 - 当駅間は北海道最後のタブレット閉塞方式の鉄道路線で、日本国内でも数少なくなった腕木式信号機が使われていた。2004年(平成16年)3月7日限りで交換設備は廃止され、北海道からタブレット閉塞と腕木式信号機は同時に姿を消した[3]。 交換設備廃止後も日曜・祝日を除く毎日7時10分から14時まで駅員1人を配置していたが、2015年(平成27年)10月1日に無人駅となった[4]。 2019年の石勝線夕張支線廃止とともに廃駅[新聞 1]。2022年11月に駅舎解体工事が始まった(石勝線夕張支線沿線の駅舎としては最初の解体工事)[新聞 1]。 歴史年表
駅名の由来志幌加別川をまたぐ橋梁付近に清水の湧くところがあり、「清水の沢」と呼ばれていたことからの命名とされる[7]。 廃止時の駅構造単式ホーム1面1線を持つ地上駅であった。交換を行っていた時代は島式ホーム1面2線であった。廃止時は旧2番のりば(旧下り線)を使用していた[8]。ホームと駅舎との間に跨線橋があったが現存しない。駅舎のあたりと線路の向こう側との間に、歩道橋があった。 新夕張駅管理の無人駅であった。長らく新夕張駅所属の在勤駅員が配置されていた。当駅で交換を行っていた頃は、運転を取り扱う当務駅長が終日、出改札を行う営業担当が平日・土曜の日中のみ配置されていた。運転取扱廃止後は営業担当社員のみ配置。窓口営業時間は7時10分 - 14時00分(日曜・祝日休み)であった。みどりの窓口は当初から設置されていなかった。自動券売機が一時期設置され、その中で三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の乗車券も販売していたが、有人時代末期は撤去された。 三菱石炭鉱業大夕張鉄道線(石勝線夕張支線の島式ホームから側線群を挟み、駅舎に面したホーム、0番のりば発着[8])のほか、北炭清水沢炭鉱専用側線も接続して多数の側線を有していた[注釈 1]。 駅舎は2022年11月からの工事で解体されることになった[新聞 1]。
利用状況乗車人員の推移は下記のとおりであった。
駅周辺1940年代までは農業地帯であったが、その後炭鉱開発により発展した。かつては東部の大夕張地区との接点でもあり賑わった。
隣の駅脚注注釈出典
報道発表資料
新聞記事
参考文献
関連項目外部リンク |