檀 臣幸(だん ともゆき、1963年8月6日[2][4] - 2013年10月10日[3])は、日本の俳優、声優。大阪府出身[4]。劇団青年座最終所属[2]。
略歴
関西学院大学経済学部中退[2]。青年座研究所第11期卒で、1987年4月1日に劇団青年座に入団[2]。
本業は舞台俳優であるが[5]、テレビドラマ、アニメ・外国映画の吹き替えにも多数出演していた。クリスチャン・ベール[6]をはじめ、ベン・スティラーやドン・チードル、エディ・グリフィン、ケヴィン・J・オコナー、チャン・ドンゴンなどの吹き替えを多く担当していた。
2013年10月10日、再発性大動脈解離により東京都新宿区の自宅で死去。50歳没[3][7]。その直前まで、体調に異変をきたしてはいなかった。その突然の死に対し、多くの共演者やスタッフがTwitterやブログで追悼コメントを残した。通夜と葬儀は最勝寺(東京都新宿区上落合)で行われた[3]。
人物
アニメでの初レギュラーでもあった『機動戦士Vガンダム』でクロノクル・アシャー役を演じたが[5]、当初はオデロ・ヘンリーク役でオーディションを受けた[8]。
『仮面ライダーW』では、井坂深紅郎 / ウェザー・ドーパント役を演じ、俳優と声優の両面で出演。同作の第31・32話では妻の魏涼子も有馬鈴子 / ゾーン・ドーパント役でゲスト出演しており、作中では直接出会う場面こそないものの夫婦共々怪人役での出演を果たした。なお、「仮面ライダーシリーズ」は小学校時代に『仮面ライダー』から『仮面ライダーアマゾン』までを熱心に見ていたという[9]。
趣味はグルメ旅[2]。
後任
檀の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
出演(声優)
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1993年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 2000年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2005年
-
- 2006年
-
- 2007年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2015年
-
OVA
劇場アニメ
ドラマCD
ゲーム
2013年以降の出演作は生前の収録音声を使用したライブラリー出演。
- 1996年
-
- 1999年
-
- 2000年
-
- 2001年
-
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast(クロノクル・アシャー)
- 2004年
-
- 2005年
-
- NARUTO -ナルト- うずまき忍伝(干柿鬼鮫)
- NARUTO -ナルト- 激闘忍者大戦!4(干柿鬼鮫)
- 2006年
-
- 2007年
-
- エースコンバット6 解放への戦火(ウィンドホバー)
- NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”(干柿鬼鮫)
- NARUTO-ナルト-疾風伝 ナルティメットアクセル2(干柿鬼鮫)
- 2008年
-
- NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集 激突!!ナルトVSサスケ(干柿鬼鮫)
- NARUTO -ナルト- 忍列伝II(干柿鬼鮫)
- 2009年
-
- NARUTO-ナルト-疾風伝 ナルティメットアクセル3(干柿鬼鮫)
- NARUTO -ナルト-ナルティメットストーム(干柿鬼鮫)
- NARUTO -ナルト- 疾風伝 忍列伝III(干柿鬼鮫)
- 2010年
-
- NARUTO -ナルト-疾風伝 ナルティメットストーム2(干柿鬼鮫)
- 2012年
-
- タイムトラベラーズ(御手洗登喜雄)
- NARUTO -ナルト-ナルティメットストームジェネレーション(干柿鬼鮫)
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2021年
-
- 2023年
-
吹き替え
担当俳優
- エディ・グリフィン
-
- クリスチャン・ベール
-
- ケヴィン・J・オコナー
-
- ジェームズ・マースデン
-
- スティーヴ・ザーン
-
- チャン・ドンゴン
-
- ドン・チードル
-
- オーシャンズシリーズ(バシャー・ター)
- ブルワース(L.D.)
- ボルケーノ(エミット・リース)※ソフト版
- ベン・スティラー
-
- ヤンシー・アリアス
-
- ユエン・ブレムナー
-
映画
ドラマ
アニメ
テレビ番組
出演(俳優)
テレビドラマ
映画
Webドラマ
舞台
CM
脚注
注釈
- ^ 堀内は檀の存命中から『ナイト ミュージアム』シリーズ以外の作品でラリー役のベン・スティラーの吹替を担当している。
シリーズ一覧
- ^ 『ZERO』(1999年)、『F』(2000年)、『F.I.F』(2001年)、『NEO』(2002年)、『SEED』(2004年)、『PORTABLE』(2006年)、『SPIRITS』(2007年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』『3D』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)、『CROSSRAYS』(2019年)
出典
参考文献
外部リンク