バレット (映画)
『バレット』(原題:Bullet to the Head)は、アレクシス・ノランによるフランスのグラフィックノベル『Du Plomb Dans La Tete 』を原作とし、ウォルター・ヒルが監督した2012年のアメリカ合衆国のアクション映画である。 2012年11月14日にローマ国際映画祭でプレミア上映された[4]。 ストーリー南部ニューオーリンズ。ベテラン殺し屋のジェームズ・ボノモ、通称ジミー・ボボ(シルヴェスター・スタローン)は、相棒ルイスと共にホテルに押し入り、標的であるワシントンDC警察の元刑事グリーリーを殺害する。二人は依頼の仲介人ロニーとバーで待ち合わせるが、そこに謎の男キーガン(ジェイソン・モモア)が現れルイスを殺害。ジミーも狙われるが、何とかキーガンを撃退、自分たちが騙されたことを知る。 DC警察のテイラー・クォン(サン・カン)は、元相棒のグリーリー殺害事件の真相を追って、ニューオーリンズへとやって来る。グリーリー殺しとルイス殺害が関連していると睨んだクォンは、相棒のジミーと接触し、手を組まないかと持ちかける。 事件の黒幕は不動産取引で財を成すモレル(アドウェール・アキノエ=アグバエ)という悪党で、弁護士のバティスト(クリスチャン・スレーター)と手を組み、政界工作の賄賂の証拠を掴んで脅迫してきたグリーリーを殺害、殺し屋ごと証拠を抹殺しようという企みだった。 バティストを拉致し、証拠のデータを手に入れたジミーとクォンだったが、ジミーの娘リサ(サラ・シャヒ)が組織の用心棒である元傭兵のキーガンに誘拐されてしまう…。 キャスト※括弧内は日本語吹替
製作本作は『アイ・アム・ナンバー4』の製作チームが手がけており、当初は『Headshot』という仮題で製作がスタートされていた。 映画を手がけたエグゼクティブは、「(この映画は)まさに私たちのビジネスモデルに合ったテンポの速く、普遍的テーマのプロジェクトである。シルヴェスター・スタローンは、国際的なアイコンであり、我々は彼と一緒に働けることに本当に興奮している」と述べた[5]。元々はウェイン・クラマーが監督する予定であったが、スタローンが映画をよりダークな作風にすることを望んだために降板した[6]。 トーマス・ジェーンが元々演じる予定であった役はサン・カンに変更された。これはプロデューサーのジョエル・シルバーが、幅広い視聴者へアピールする目的により「エスニックな」俳優の必要性を主張したために決まった[7][8]。 撮影は2011年6月27日にニューオーリンズで始まった[5]。 評価2013年2月4日時点でRotten Tomatoesでは99件のレビューで支持率は46%、平均点5.1/10となっている[9]。 出典
外部リンク |