日本オープンゴルフ選手権競技
日本オープンゴルフ選手権競技(にほんオープンゴルフせんしゅけんきょうぎ)は、毎年秋季(10月)に開催される日本の男子プロゴルフメジャー大会の1つ。日本選手権大会に相当する日本ゴルフ協会(JGA)主催競技でもあり、日本ゴルフツアー機構(JGTO)のメジャー大会の1つでもある。 大会概要大会の歴史は1927年(昭和2年)にスタートし、この年はアマチュア選手の赤星六郎が初代優勝者に輝いた[2]。以来日本のトッププロとトップアマチュアが出場し、日本プロ選手権と並ぶビッグイベントに成長した。 大会は毎年開催する都道府県を変えて4日間72ホールストロークプレーで開催されるが、天災などの事情で4日間で72ホール消化できなかった時には月曜日が予備日となっている[3]。以下の選手に出場資格が与えられる。出場選手は最大120名となっている。
1996年大会から2005年大会までの賞金総額は1億2000万円、優勝賞金は2400万円だったが、2006年大会からは賞金が大幅に増額となり、2021年現在賞金総額2億1000万円、優勝賞金4200万円[1]となっている。ただし2020年は新型コロナ対策の費用がかかったため25%減でおこなった[4]。また、優勝選手にはJGAオープン杯、NHK杯、内閣総理大臣杯が授与されるほか、副賞としてJGAオフィシャルスポンサーのNECより賞品、さらに5年間の無条件シード権が与えられる。またローアマチュアにはボビー・ジョーンズ杯が贈られる。 大会の模様は共催のNHKが1972年から中継放映している(同年の大会はNHK初のゴルフ中継でもあった)[5]。週末の2日間および2007年から予選ラウンドも総合テレビで中継。2011年にデジタル放送に完全統合されてからは、午後序盤をBS1、後半を総合テレビにリレー中継する体裁が取られている。2013年は国会中継(第185臨時国会・参議院代表質問[6])の影響もあり、初日は総合テレビでの生放送ができずBS1で全編を放送。最終日も雨天延期と国会中継(予算委員会集中審議)のため総合テレビでの生放送が不可能となり、BS1での生中継のみとなった。2024年は全日程総合テレビで生中継しBS(旧:BS1)では放送しない[7]。第3日は、10月27日投開票の第50回衆議院議員総選挙に向けて日本記者クラブ主催の党首討論会を生中継したことから16:14 - 18:34までの録画中継となった(党首討論会が予定より長引いたため当初予定より11分遅れての放送開始となり17:59 - 18:34まではサブチャンネルで放送した)[8]。NHKのゴルフ中継は生中継が基本なので録画中継は極めて珍しい。また、近畿地方ではプロ野球クライマックスシリーズセリーグファーストステージ第1戦「阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ」をメインチャンネルで中継し当大会をサブチャンネルで中継する予定だったがメインチャンネルで党首討論会、サブチャンネルでプロ野球をそれぞれ生中継した[9]。かっては、第3日、第4日の中継は日中の中継を補完するために、総合テレビでは当日深夜(実勢日付上は翌日未明)に50分程度にまとめたハイライト放送が行われていた。これは、同じNHKで中継する日本女子オープンゴルフ選手権競技でも行われていた[10]。 大会歴代優勝者(a)はアマチュア 脚注注釈出典
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