新水前寺駅
新水前寺駅(しんすいぜんじえき)は、熊本県熊本市中央区白山二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である[1]。 本項では、熊本市交通局の新水前寺駅前停留場についても記述する。 概要当駅が設置された理由は、JR豊肥本線の水前寺駅と熊本市電水前寺線の水前寺駅通停留場が500メートルほど離れており、乗り換えに不便であったためで[1]、熊本県道28号熊本高森線(通称「電車通り」)沿いの高校・大学などの増加による水前寺駅の混雑を解消する目的もあった。現在では熊本県内で第2位の乗車人員を数え、朝夕は近隣の高校、大学の生徒らによって大変混雑する。 当駅の設置以降、熊本市電の水前寺駅通停留場は新水前寺駅の乗換駅となり、停留場名と実際の機能が一致しなくなっていたため、2011年(平成23年)3月1日に現停留場名へ改称された。 熊本県は市電とJR豊肥本線とのアクセス性を向上するため、新水前寺駅前停留場と新水前寺駅を直結させることとした。2008年(平成20年)7月6日に旧駅舎の反対(南東)側に設置された仮ホーム・仮駅舎へ移行[2]。2010年(平成22年)6月19日には新設された高架橋上の新ホームの供用を開始し[3]、県道28号線をまたぐ旧線路・鉄橋は同年8月までに撤去された。2011年4月には新駅舎・新停留場が完成し[4]、新駅舎と新停留場を直接つなぐ歩道橋も2011年7月に供用開始された[5]。 歴史年表
JR九州
JR九州本体による直営駅であり、みどりの窓口が設置されている[10]。2012年(平成24年)12月1日よりSUGOCAが利用可能となったが、当駅に自動改札機の設置は行われず、ICカードの読み取り機のみ設置している。また、窓口は7時30分から12時までの営業で、営業時間外は無人となる。 水前寺駅とは600メートルしか離れておらず[1]、双方の駅のホームから互いのホームが見える。当駅の旧ホームは駅舎より約10メートル程度高い築堤上に設置されていた。現在は新設された高架橋上の新ホームが使用されている。 のりば
熊本市交通局
構造相対式2面2線、両側に柵と屋根が付いた旅客専用の安全地帯を持つ停留場。健軍町方に横断歩道があり、また辛島町方に新水前寺駅と直結の歩道橋への階段が設置されている。 2018年(平成30年)4月より国府停留場側に折り返し設備が設置された。 のりば
利用状況JR九州2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は5,100人である[利用 3]。これは熊本県の鉄道駅では熊本駅に次いで2番目に多い数値である。 各年度の1日平均乗車人員は下表の通り。2016年度までについては、各年度総計のデータから該当年度の日数を除算し、小数点以下を四捨五入したもの。
熊本市交通局2021年度の1日平均乗車人員は2,225人である[利用 1]。 朝の通勤ラッシュ時の辛島町方面の電車は、始発の健軍町の時点で満員となっていることが多く、新水前寺停留場での乗降は困難なものとなっている。このため2021年11月には試験的に当停留場始発(折り返し)の電車が設定され、翌年4月11日のダイヤ改正から正式設定された経緯がある[11]。
駅周辺熊本市電の併用軌道が通っている熊本県道28号熊本高森線(電車通り)は豊肥本線の高架と直交する。電車通りや豊肥本線の北側で交差する白山通りなどにはオフィスビルや商店が建ち並び、これらの通りを外れると住宅地が多い。
バス路線県道28号上および県道103号上に水前寺駅通りバス停が設置されており、以下の路線バスが運行されている[12][13][14][15]。 隣の駅脚注本文
利用状況
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