熊本市電健軍線
健軍線(けんぐんせん)は、熊本県熊本市中央区水前寺の水前寺公園停留場から熊本市東区健軍の健軍町停留場を結ぶ熊本市交通局が運営する路面電車(市電)の路線。熊本県庁や熊本市総合体育館、熊本県立図書館などが沿線にある。 路線データ運行形態歴史
電停一覧
延伸計画→「熊本市交通局 § 計画路線」も参照
動植物園正門延伸案2004年1月の熊本日日新聞において、熊本市が策定中の江津湖観光活性化計画の一環として、市電の延伸を検討していると報じられた。この計画は2002年の路線10案には含まれていない。総事業費は約10億円。報道によれば、2007年度の着工、2008年度中の開業を考えているなど、最も実現性の高い計画であった。概要は以下のようなものであった。 健軍線の動植物園入口停留場から分岐し、熊本市東区の庄口公園の東側に単線を敷設、動植物園正門まで800メートル延伸する。
しかし、庄口公園方面の延伸については、同年度の予算によって調査をした結果、採算性が見込めないことと、江津湖や熊本市水道局健軍水源地の水質に悪影響を与える可能性があることから、12月に計画の中止を発表した。自衛隊方面延伸についても、その後の進展は無い。しかし、益城方面への延伸については調査が開始された。 自衛隊延伸案熊本市は2016年9月9日までに市電の延伸を検討しているいくつかの計画線のうち自衛隊(健軍駐屯地)ルート(健軍町停留場から東区東町の第二空港線までの1.5km)と南熊本ルート(辛島町停留場からJR南熊本駅までの1.7km、旧・春竹線)のどちらかを優先的に整備する方針を固めた。 2016年10月から詳細検討に入り2017年度には自衛隊ルートか南熊本ルートに絞り込むとされた[1]。2017年に自衛隊ルートを優先して整備することが決定された[2]。 2024年3月、熊本市は国に申請する軌道運送高度化実施計画案を公表し、自衛隊ルートの延伸区間の仮称を「東町線」と定めて、4箇所の停留場を区間に設置する予定を明らかにした[3]。市議会での実施計画関連議案の可決後に国に計画認定を申請して、認定後に設計経費を予算化する予定[3]。 脚注
参考文献
関連項目外部リンク |
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