とさでん交通後免線
後免線(ごめんせん)は、高知県南国市の後免町停留場と同県高知市のはりまや橋停留場を結ぶ、とさでん交通の軌道路線である。案内上は伊野線と合わせて「東西線」と呼称されることもある[1]。 路線データ概要南国市から高知市にかけて東西に横断する路線である。はりまや橋 - 知寄町三丁目間は国道32号、知寄町三丁目 - 後免西町間は国道195号と並行している。後免町 - 後免東町間、後免西町 - 篠原間、西高須 - 知寄町三丁目間の葛島橋周辺が専用軌道で、その他は併用軌道である。併用軌道のうち後免西町 - 後免東町間は自動車の軌道上への乗り入れが許可されている一方、西高須 - 篠原間の大部分は併用軌道ながらも線路上は舗装されておらず、位置も道路の端に寄っている。車庫はかつて知寄町にあったが、1987年に桟橋線沿線に移転している。後免町には留置線が存在する。 なお『鉄道要覧』においては、土佐電気鉄道時代の平成7年(1995年)度版から[2][3]平成19年(2007年)度版まで[4][5]路線名が「ごめん線」と平仮名表記になっていたが、翌平成20年版から再び「後免線」表記になっている。路線名が平仮名表記になっていた年度版では、停留場名における「後免」も全て「ごめん」になっていた。 運行形態大半が伊野線と直通運転を行っている。平日は日中毎時9 - 10本程度(後免町発着が2 - 3本程度、文珠通発着が6 - 7本程度)の運行、土休日は日中毎時8 - 15本程度(後免町発着が2 - 3本程度、文珠通発着が5 - 6本程度)の運行である。朝夕には領石通・知寄町発着の区間運転便、桟橋線桟橋車庫前方面の出入庫便がある。桟橋線→後免線の出庫便ははりまや橋に右折線が無いため、桟橋線はりまや橋で停車した後、一部の便は交差点北側へ直進し渡り線を渡って左折で至るが、ほとんどの便は桟橋線はりまや橋停留場から左折し転線した上で東進する。後免線内のみの定期運用は無いが高知龍馬マラソン開催日の一部時間帯で後免町 - 西高須間の運用がある。 はりまや橋方面から後免町まで行く在来型電車の先頭部には、菱形赤地板に「ごめん」と大書された方向板が掲げられる。2003年末頃までに車両の行き先表示が一部を除きLED化されたが、その後も方向板を掲示していることが多い。以前は領石通行きも菱形紺地板に「領石通」と書かれた方向板を掲げていたが、文珠通までだった高知市内区間が領石通まで延長されて以降は中止されている。同様に1974年(昭和49年)の安芸線廃線まで運行されていた安芸線直通の安芸行きも菱形赤地板に「あき」と書かれた方向板が掲げられていた。 1974年に安芸線が廃止されるまでは高知市内からの安芸線直通運用があり、後免線内を準急・急行運転をする電車も存在した。準急は葛島 - 後免町間は文珠通・舟戸・領石通・後免西町に、急行は舟戸と後免西町に停車していた。 歴史
停留場一覧
廃止停留場八幡通停留場、城見町停留場(休止扱い)、(旧)知寄町車庫前停留場、大津停留場 脚注関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia