悪魔のささやき (トムとジェリー)『悪魔のささやき』 (Sufferin' Cats、1943年1月16日)は、「トムとジェリー」の短編作品のひとつ。 スタッフ
作品内容
トムに捕まってしまったジェリーは、尾に釣り糸を付けられ「ネズミ釣り」のオモチャにされてしまう。ジェリーは隙を見て逃げ出すが、その先でトムの悪友・フランキーに出くわす。ネズミを追うのが生き甲斐なネコが2匹に増えてしまったジェリーだが、双方へ媚びた芝居をするなどして上手くやり過ごす。そんなジェリーを巡ってトムとフランキーもあの手この手で互いを出し抜く。 こうして三つ巴のドタバタを繰り広げるうちにジェリーはとうとう捕まってしまう。ジェリーを半分ずつに分断して食べようと話し合うトムとフランキー。フランキーがジェリーを押さえ付け、トムが斧でジェリーを半分に断ち切ろうという時に、トムの脳裏に現れた悪魔がささやく。
一度は躊躇したものの、再度悪魔に唆されついに決行したトム。しかし斧の刃が柄から抜け落ちてしまい失敗に終わる。これが原因で大喧嘩になり、騒ぎの中2匹とも庭先の扉に体を突っ込んでしまい、身動きが取れなくなる。 トム達と一体化した扉には「MAKE ALL DELIVERIES IN REAR(お届け物は後ろへ)」の字が。板を持ったジェリーによって交互に「後ろ」を打ち据えられるトムとフランキーだった[注 1]。 登場キャラクター
その他本作に登場する、茶色い毛並みに赤い髪を生やしたトムの悪友の名前は一部の翻訳ではフランキーと呼ばれていた。フランキーは『トムとジェリー ショー』にも登場しており、こちらは「ミートヘッド」という名前となっている。 本作品の1949年再公開版のエンドクレジットで「The End」の後に「An MGM Tom and Jerry CARTOON」が演出されたが、「MADE IN HOLLYWOOD, U.S.A.」は演出されなかった。 日本でのテレビ放映TBS系および他系列で1964年~1990年頃まで時折放映された。DVDにも収録。 脚注関連項目 |