ネズミの学校『ネズミの学校』(原題:Little School Mouse、1954年5月29日)はトムとジェリーの作品の一つ。 スタッフ
作品内容
ここはジェリーが創設したネズミの学校。彼の実績を示す証書が掲げられた教室でただ一人ニブルスが待機していた。そこへトムに追いかけられながらジェリーが教壇に登場。 ジェリーの授業が始まる。「ネコはネズミを追いかけ、捕まえると食べてしまう」と教えるとニブルスは恐れて泣き出すが、「追いかけられても穴へ逃げればネコは捕まえられず悔しがる」と教えると今度は声を上げて笑い出した。うまく逃げさえすればネコが相手でも怖くないのである。 早速「ネコの手マシーン(Mechanical Cat's Paw)」を使い、ネコから逃げる実技演習を行う。しかしジェリーが手本を見せようとしたところ、ニブルスがヘマをしてジェリーをペチャンコにしてしまう。ニブルスは独断で「授業終了」させ逃げ出すがジェリーにすぐ捕まってしまい、自ら「DUNCE(劣等生)」と書かれた三角帽を被る。 そんなニブルスに次の課題が出題される。「ネコのひげを抜いてくる」というものだ。まずジェリーは手本としてトムに気がつかれないように首尾よくひげを抜き取るが、ニブルスはトムの体ごとひげを持ってきてしまう。挙句、目を覚ましたトムに追い回されて自分だけで壁の穴に逃げ込み、外に置き去りにされたジェリーはトムにボコボコにされる。 その次の課題は「ネコに気付かれないようにチーズを盗み出す」。ここでもジェリーは抜き足差し足で眠るトムを(一度起こしかけたが)やり過ごしチーズを盗み出す模範解答を見せる。一方、ニブルスは眠るトムを起こし、寝ぼけたままの彼にチーズを取るよう頼んだ。結果、ニブルスはジェリーが得たのよりもはるかに大きなチーズを手に入れた。 そして最終課題は「ネコに鈴をつけてこい」というもの。手本を示すジェリーは眠るトムの首に鈴を付けにいくが、実は寝たフリをしていただけのトムにコテンパンにされ、命からがら帰ってくる。一方、ニブルスはプレゼント用にラッピングされた鈴入りの箱をトムにプレゼントする。中から出てきた鈴を、トムは大喜びで自ら首に掛けた。 実績豊富な自分よりも手柄を上げ続ける新米ネズミの姿に悔しがるジェリーは、「教師なんてやってられるか」とばかりに証書をゴミ置き場に投げ捨てた。 その後「ネコとネズミは友達でなければならない」と教え込むのは新たな教師として赴任したニブルス。そして机には教師資格を自ら放棄し「劣等生」に格下げされたジェリーと首に鈴を掛けたトム。不機嫌な様子でニブルスの教育に抗うジェリーに反し、大いに賛成するトムはキスをするのであった。 登場キャラクター
声の出演日本語吹き替え。TBS版/ソフト版 備考
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