岩佐 美帆子(いわさ みほこ、2005年8月15日 -)は、日本将棋連盟(関西本部)所属の女流棋士。女流棋士番号は76。岐阜県岐阜市出身。関西大学在学中[1]。豊島将之九段門下[2]。
棋歴
女流棋士になるまで
小学4年生のときに、兄二人の影響で将棋を始めた[2]。
小学5年生のときに、東海研修会に入会[2]。
2016年、第10回小学生女子将棋名人戦で3位[3]。
第12期マイナビ女子オープンチャレンジマッチに出場して女流棋士の安食総子を破るが、相川春香に敗れた[4]。翌期の第13期マイナビ女子オープンチャレンジマッチにも出場するが、今度は安食に敗れた[5]。
2019年、第11回中学生女子将棋名人戦で準優勝。決勝では、2年後に自身より少し先に女流棋士になる佐々木海法に大熱戦の末敗れた[6]。
2020年、第36回関西アマチュア女流将棋名人戦で3位[7]。第12回中学生女子将棋名人戦で5位[8]。
2021年、第57回全国高校将棋選手権大会の団体戦に鶯谷高等学校の主将として出場して5位[9][10] 。
2021年12月12日、東海研修会の定例会で4連勝し、12勝4敗でB2昇級となり、女流棋士(女流2級)になる資格を得た[2][11]。
女流棋士になってから
2022年2月1日付で日本将棋連盟(関西本部)所属の女流2級となった[12]。デビュー戦は3月14日に関西将棋会館で行われた第30期倉敷藤花戦1回戦で、山口絵美菜を相手に終盤まで優位に進めたが、最終盤で手を誤り逆転負けを喫した。岩佐は「終盤の甘さを痛感した」とコメントした[13]。
棋風
- 得意戦法は、師匠・豊島将之の得意戦法でもある角換わりで、豊島は、正統派で攻守のバランスが取れていると評した[14]。岩佐は豊島の棋譜を中心に並べて勉強している[2]。
人物
昇段・昇級履歴
- 2016年07月00日 - 東海研修会 入会(F1クラス)[16]
- 2021年12月12日 - 東海研修会 B2に昇級(女流2級資格)
- 2022年02月01日 - 女流2級 = プロ入り[12]
- 2023年04月01日 - 女流1級(年度成績指し分け以上・8勝以上 /2022年度9勝9敗)[17]。
主な成績
在籍クラス
女流順位戦の在籍クラスの年別一覧
開始 年度
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(出典)女流順位戦
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期
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白玲
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A級
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B級
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C級
|
D級
|
0
|
2024
|
3
|
|
|
|
|
D27
|
5-3
|
2024
|
4
|
|
|
|
|
D12
|
4-4
|
2025
|
5
|
|
|
|
|
D16
|
|
女流順位戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
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年度別成績
女流公式棋戦成績
年度 |
対局数 |
勝数 |
負数 |
勝率 |
(出典)
|
2021
|
1 |
0 |
1 |
0.0000 |
[18]
|
2022
|
18 |
9 |
9 |
0.5000 |
[19]
|
2023
|
23 |
10 |
13 |
0.4347 |
[20]
|
2021-2023 (小計)
|
42 |
19 |
23 |
0.4523 |
|
通算
|
42 |
19 |
23 |
0.4523 |
[21]
|
2023年度まで
|
脚注
関連項目
外部リンク
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タイトル保持者 【4名】 |
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永世称号 有資格者 |
- 女流七段 清水市代(クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
- 女流六段 中井広恵(クイーン名人)
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女流五段 【 3名】 | |
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女流四段 【 8名】 | |
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女流三段 【11名】 | |
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女流二段 【21名】 | |
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女流初段 【18名】 | |
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女流1級 【 9名】 | |
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女流2級 【 8名】 | |
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現役女流棋士 全82名(2025年1月1日時点)/ △は2024年度の昇段 詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。 / 引退者については「Template:将棋の引退女流棋士」を参照。 |
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白玲 | |
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A級 | |
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B級 | |
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C級 | |
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D級 | |
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次期参加 | |
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休場 | |
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数字は順位 / 名前横の「休」は今期休場者 / D級の「*」は降級点の数(3つで女流順位戦の参加資格を失う) 「次期参加」は組み合わせ抽選基準日以降にプロ入りした女流棋士(当期は未参加) / 「休場」は第1期からの休場者(棋戦未参加) |