久保 翔子(くぼ しょうこ、2006年1月12日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士。女流棋士番号は82。大阪府大阪市出身。久保利明九段門下。
棋歴
女流棋士になるまで
父はタイトル7期の実績を持つ将棋棋士の久保利明。4歳の頃に、父に「(将棋を)やってみたい」と訴えたことがきっかけで、父に教わりながら将棋を始めた[1][2][3]。厳しさに耐えかねて一度は将棋から離れたが、小学5年生のときに妹に同伴する形で出場した大会で1勝を挙げたことで改めて将棋の楽しさに触れ、再開した[2][3]。
2019年、第11回中学生女子将棋名人戦で全国3位[4]。2021年、第14回女子アマ王位戦で全国5位[5]。
2022年9月11日、棋士や女流棋士の養成機関である研修会で直近の成績が12勝4敗となり、B2への昇級が決まり、女流棋士の資格を得た[2]。その後、女流棋士資格申請書が提出され。2022年10月1日付で関西本部所属の女流棋士(女流2級)となった[1]。
女流棋士としての公式戦デビューは2022年12月21日・第50期女流名人戦予選1回戦・梅津美琴戦。終盤で鋭い手を指して白星を挙げ、後日に棋士仲間からも父を経由してその手を褒められたという[6]。
棋風
- 父と同じ振り飛車党で、得意戦型は角交換型四間飛車[1][2]。
- 父には「『そこまで受けるのか』というところまで受ける棋風」と評されている[6]。
人物
- 趣味は音楽鑑賞[1]、父によるとNiziUのファンであるという[6]。
- 同門の集まり(研究会等)の場では、父を「師匠[3]」もしくは「久保さん[2]」と呼ぶように父から指導を受けているという。
- 同門の榊菜吟が自身に先立ち2022年5月に女流棋士となっていたため[2]、翔子は久保門下の女流棋士第2号である。
昇段・昇級履歴
主な成績
在籍クラス
女流順位戦の在籍クラスの年別一覧
開始 年度
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(出典)女流順位戦
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期
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白玲
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A級
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B級
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C級
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D級
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0
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2024
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4
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D31
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6-2
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2025
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5
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C20
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女流順位戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
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年度別成績
女流公式棋戦成績
年度 |
対局数 |
勝数 |
負数 |
勝率 |
(出典)
|
2022
|
4 |
1 |
3 |
0.2500 |
[9]
|
2023
|
18 |
8 |
10 |
0.4444 |
[10]
|
(小計)
|
22 |
9 |
13 |
0.4090 |
|
通算
|
22 |
9 |
13 |
0.4090 |
[11]
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2023年度まで
|
脚注
出典
関連項目
外部リンク
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タイトル保持者 【4名】 |
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永世称号 有資格者 |
- 女流七段 清水市代(クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
- 女流六段 中井広恵(クイーン名人)
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女流五段 【 3名】 | |
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女流四段 【 8名】 | |
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女流三段 【11名】 | |
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女流二段 【21名】 | |
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女流初段 【18名】 | |
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女流1級 【 9名】 | |
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女流2級 【 8名】 | |
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現役女流棋士 全82名(2025年1月1日時点)/ △は2024年度の昇段 詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。 / 引退者については「Template:将棋の引退女流棋士」を参照。 |
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白玲 | |
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A級 | |
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B級 | |
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C級 | |
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D級 | |
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次期参加 | |
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休場 | |
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数字は順位 / 名前横の「休」は今期休場者 / D級の「*」は降級点の数(3つで女流順位戦の参加資格を失う) 「次期参加」は組み合わせ抽選基準日以降にプロ入りした女流棋士(当期は未参加) / 「休場」は第1期からの休場者(棋戦未参加) |