山口 稀良莉(やまぐち きらり、2005年1月11日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士。女流棋士番号は72。岐阜県岐阜市出身。中田章道門下[1]。鶯谷高等学校卒業[2]。
棋歴
女流棋士になるまで
先に将棋教室に通っていた姉と弟から約半年遅れで通い始め、小学5年で本格的に将棋を始めた[2]。
2016年11月に東海研修会に入会[1]。2020年11月22日にB2クラスに昇級し、女流棋士になる資格を得た[3]。
女流棋士になってから
2020年12月1日付で日本将棋連盟関西本部所属の女流棋士2級(新女流棋士)となった[1][4][5][6]。
2021年9月22日、第33期女流王位戦予選で北村桂香に勝ち女流1級に昇級した[7]。
棋風
人物
- 姉は2019年に女流棋士になった山口仁子梨。姉妹で女流棋士は史上5組目となる[1][注釈 2]。
- 弟の山口修生(しゅな)も姉2人と将棋を指し、小学6年時に奨励会の試験を受けたが不合格となりプロ棋士をあきらめたが、2021年にeスポーツの将棋対戦ゲーム「リアルタイムバトル将棋」でプロライセンスを獲得し「プロe棋士」となっている[8]。
- 鶯谷高校将棋部時代の1年後輩に岩佐美帆子(豊島将之門下)がいる[9]。
- 高校卒業後、「トップを目指すなら若いうちに絶対に強くならないといけない」と決意し郷里の岐阜を離れ京都市で一人暮らしを始め、週4回はネットや対人で研究会に参加している[2]。
- 趣味は音楽鑑賞[1]。
昇段・昇級履歴
- 2016年11月00月00日: 東海研修会入会
- 2020年12月01日: 女流2級 = プロ入り
- 2021年09月22日: 女流1級(女流王位戦予選決勝進出)[7]
主な成績
在籍クラス
女流順位戦の在籍クラスの年別一覧
開始 年度
|
(出典)女流順位戦
|
期
|
白玲
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A級
|
B級
|
C級
|
D級
|
0
|
2022
|
2
|
|
|
|
|
D25
|
5-3
|
2023
|
3
|
|
|
|
|
D11
|
5-3
|
2024
|
4
|
|
|
|
|
D10
|
4-4
|
2025
|
5
|
|
|
|
|
D15
|
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女流順位戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
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年度別成績
女流公式棋戦成績
年度 |
対局数 |
勝数 |
負数 |
勝率 |
(出典)
|
2020
|
3 |
2 |
1 |
0.6666 |
[1]
|
(小計)
|
3 |
2 |
1 |
0.6666 |
|
年度 |
対局数 |
勝数 |
負数 |
勝率 |
(出典)
|
2021
|
21 |
7 |
14 |
0.3333 |
[2]
|
2022
|
19 |
9 |
10 |
0.4736 |
[3]
|
2023
|
19 |
5 |
14 |
0.2631 |
[4]
|
(小計)
|
59 |
21 |
38 |
|
|
通算
|
62 |
23 |
39 |
0.3709 |
[5]
|
2023年度まで
|
脚注
注釈
- ^ 姉の仁子梨は逆で、居飛車党の受け将棋である。
- ^ 3ヶ月前の2020年9月にも4組目の女流棋士(和田あき・はな姉妹)が誕生している。
出典
関連項目
外部リンク
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タイトル保持者 【4名】 |
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永世称号 有資格者 |
- 女流七段 清水市代(クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
- 女流六段 中井広恵(クイーン名人)
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女流五段 【 3名】 | |
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女流四段 【 8名】 | |
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女流三段 【11名】 | |
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女流二段 【21名】 | |
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女流初段 【18名】 | |
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女流1級 【 9名】 | |
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女流2級 【 8名】 | |
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現役女流棋士 全82名(2025年1月1日時点)/ △は2024年度の昇段 詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。 / 引退者については「Template:将棋の引退女流棋士」を参照。 |
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白玲 | |
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A級 | |
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B級 | |
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C級 | |
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D級 | |
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次期参加 | |
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休場 | |
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数字は順位 / 名前横の「休」は今期休場者 / D級の「*」は降級点の数(3つで女流順位戦の参加資格を失う) 「次期参加」は組み合わせ抽選基準日以降にプロ入りした女流棋士(当期は未参加) / 「休場」は第1期からの休場者(棋戦未参加) |