富川駅
富川駅(とみかわえき)は、北海道(日高振興局)沙流郡日高町富川南2丁目にあった、北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線の駅(廃駅)である。電報略号はミハ。事務管理コードは▲132206[2]。 1986年(昭和61年)10月まで運行されていた急行「えりも」の停車駅であった。 かつては平取までの沙流鉄道の接続駅であった。 歴史
駅名の由来
当駅の所在する地名より[11]。 旧駅名の佐瑠太(さるふと)は、アイヌ語の「サル・プト」(沙流川の河口)に由来する[11]。 駅構造単式ホーム1面1線を有した地上駅だった。ホームは線路の南東側(様似方面に向かって右手側、旧1番線)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[9]。かつては単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[12]。互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向ホーム東側を結んだ構内踏切で連絡した[12]。駅舎側(南西側)が上りの1番線、対向側(北東側)が下りの2番線となっていた[12]。また島式ホームの外側1線が側線として残っており[12]、この側線からは苫小牧方に分岐する行き止まりの短い側線を1線有した[12]。そのほか1番線の苫小牧方から分岐し駅舎南側のホーム切欠き部分の旧貨物ホームへの側線を1線、1番線苫小牧方と2番線様似方を結ぶ渡り線を1線有していた[12]。交換設備運用廃止後は対向側の線路は側線を含め1993年(平成5年)までには撤去されたが、ホーム前後の線路は転轍機の名残で湾曲していた[9]。 静内駅が管理していた無人駅だった。駅舎は構内の南東側に位置しホームに接していた。有人駅時代の駅舎は改築され、明かり窓を配した鋭角的にそそり立つ合掌部分と板張りの外壁を有する[10]木造駅舎となっていた[9]。ホーム側には木彫りの熊の顔が掛けられていた[9]。駅舎とは別棟でトイレ棟を有した[10]。 かつては駅舎内に売店があった(1993年(平成5年)3月時点では営業中であった[9])。また「ハヨピラ ししゃも祭り」と記載された駅スタンプが設置されていた[9]。 自動券売機設置駅だった。
利用状況乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。 また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去の各調査日における平均である。当駅についてはバス代行期間が存在するため、一部でバスと列車が別集計となっているほか、各年で集計期間が異なる。備考も参照。
駅周辺周囲は材木工場などがあり、原木なども積んである。市街地は国道を中心に広がる。
隣の駅かつて存在した路線
脚注注釈出典
JR北海道
北海道運輸局
関連項目 |
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