文芸社
株式会社文芸社(ぶんげいしゃ)は、商業出版、流通出版、自費出版を行う日本の出版社。 沿革
出版形態通常の商業出版のほか、著者が出版費用を負担するタイプの流通出版、自費出版(いわゆる私家本の発行)を手がける。 また、広く原稿・企画・アイデアを募集しており、担当者により審査され「特別企画書籍」として出版社の全額負担で全国出版が可能なほか、流通出版は刊行後、全国に1000店以上ある文芸社提携書店のうち約300書店に1年間常備陳列される。流通出版には著者が印税を受け取る「印税タイプ」と著者が売上金の60%を受け取る「売上げ還元タイプ」があり、刊行された作品を対象に「選定企画書籍」として著者負担の出版委託金を全額返金する制度もある[6]。 なお、流通可能な水準と評価されなかった作品については書き直しを勧めるケースが多いが、ホンダスという執筆サポートによって自費出版(流通可能)をすることもできる。 文芸社から刊行される無名の著者の作品が大ヒットする可能性は低いが、山田悠介、神永学、中園直樹、秋山香乃といった成功例もある。さらに合計500万部を突破する大ヒットとなった『B型 自分の説明書』(2007年)をはじめとする「血液型シリーズ」[要出典]は、無名の著者による流通出版の初版第1刷1000部が源である[要出典]。 最近の動向著作者保護制度著者が文芸社に支払った刊行に要する費用、著者に支払われるべき印税は、「著作者保護制度」という信託財産システムを導入することで分別管理され、契約書籍の刊行前に倒産など文芸社の財務状況が破綻した場合には支払金等が著者に返還される。このシステムの効果は、契約した書籍が実際に刊行されるまで、文芸社は著者が支払った費用に手を付けることが出来ないということにある。このシステムは碧天舎・新風舎など、自費出版等の依頼後に出版社が破綻し出版や返金が滞ったこと[要出典]に鑑み、文芸社が都市銀行信託部門と研究を重ねて開発したものである[7]。 テレビドラマ民放テレビ局との共同企画として、出版された作品の中からテレビ朝日系列にて年1回「文芸社ドラマスペシャル」としてテレビドラマを放映している。
単発企画でも2005年「ずっと逢いたかった」(出演:松本幸四郎。フジテレビ系「金曜エンタテイメント」)、2009年「にぃにのことを忘れないで」(出演:錦戸亮他。日本テレビ系「24時間テレビ」スペシャルドラマ)、2010年「みぽりんのえくぼ」(出演:広末涼子、長瀬智也、福田麻由子他。「24時間テレビ」)がある。 コンテスト数々のコンテストを開催しており、吉高寿男などを輩出した。 関連会社
関連施設
脚注
関連項目
外部リンク |
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