秋山 香乃(あきやま かの、1968年1月18日[1] - )は、日本の作家。福岡県北九州市門司区生まれ。
人物
中学生時代には演劇部でシナリオやコントを書く。シェイクスピアと山崎正和に影響を受ける。その後、日本史に熱中、高校入学の頃より小説を書きはじめる。活水女子短期大学卒業。卒論は司馬遼太郎。卒業後、歴史サークルを主宰。会誌を発行。
現在は歴史小説を中心に文筆活動を行う。夫も時代小説作家の鈴木英治[2]。
2018年に『龍が哭く 河井継之助』で第6回野村胡堂文学賞を受賞。
著書
- 『茶々と信長』文芸社 2005 のち文庫(「火の姫 茶々と信長」と改題)
- 『茶々と秀吉』文芸社 2006 のち文庫(「火の姫 茶々と秀吉」と改題)
- 『茶々と家康』文芸社 2007 のち文庫(「火の姫 茶々と家康」と改題)
- 『新撰組捕物帖 源さんの事件簿』河出書房新社 2005 のち幻冬舎時代小説文庫
- 『黄昏に泣く』双葉文庫 2006
- 漢方医・有安シリーズ
- 『忘れ形見 漢方医・有安』幻冬舎 2006 のち朝日文庫
- 『波紋 漢方医・有安』朝日文庫 2010
- 『ちぎれ雲 漢方医・有安』朝日文庫 2010
- 『夕凪 漢方医・有安』朝日文庫 2011
- 『諜報新撰組 風の宿り 源さんの事件簿』河出書房新社 2007 のち幻冬舎時代小説文庫
- 『晋作 蒼き烈日』日本放送出版協会 2007
- 伊庭八郎幕末異聞シリーズ
- 『未熟者 伊庭八郎幕末異聞』双葉社 2009 のち文庫
- 『士道の値 伊庭八郎幕末異聞』双葉社 2009 のち文庫
- 『櫓のない舟 伊庭八郎幕末異聞』双葉文庫 2010
- 『伊庭八郎凍土に奔る』双葉社 2011 のち徳間時代小説文庫
関連項目
註
- ^ 会員名簿 秋山香乃|日本推理作家協会
- ^ 歴史時代作家クラブ賞と高田馬場の夜 - 芦川淳一雑記帳、2012年5月13日