奈良町 (さいたま市)
奈良町(ならちょう[4])は、埼玉県さいたま市北区の町名。現行行政地名は奈良町のみ。丁番を持たない単独町名である。住居表示未実施地区[5]。郵便番号は331-0822[2]。本項では奈良町の前身である大字奈良瀬戸(ならせど[6])や奈良瀬戸村についても述べる。 地理さいたま市北辺に位置する。別所町・宮原町・日進町、上尾市戸崎・中新井・大谷本郷と隣接する。町域の中心は大宮台地で南側を除く周辺は鴨川や逆川に囲まれ、それらによって開析された低地がある。太田道灌が「三貫文の値うちのある湧き水」と称した「三貫清水」が大宮台地の西縁にある。全体的に市街化区域に指定されている[7]が、地区南西端の鴨川周辺に市街化調整区域が僅かに存在する。地内の土地利用は主に住宅地だが[4]、生産緑地地区[7]としての農地も地内に点在する。 地内に縄文時代の遺跡である奈良遺跡がある[6]。 地価住宅地の地価は2015年(平成27年)1月1日の公示地価によれば奈良町25番3の地点で13万8000円/m2となっている[8]。 歴史もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡大谷領に属する奈良瀬戸村で、古くは吉野領に村域が属していたと云われている[6][9]。 村高は正保年間の『武蔵田園簿』では300石余(田101石余、畑198石余)、『元禄郷帳』および『天保郷帳』では345石余であった[6]。助郷は中山道上尾宿に出役していた[6]。化政期の世帯数は50軒で、村の規模は東西7町余、南北15町余であった[6][9]。地名のナラは緩傾斜地、セトは谷間を意味する。
世帯数と人口2017年(平成29年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[15]。
交通鉄道町内に鉄道は敷設されていない。最寄り駅はJR東日本高崎線宮原駅で、奈良町25番地3の地点よりおよそ900 m[8]の場所にある。 道路地域公園・緑地施設
脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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