加賀屋
株式会社加賀屋(かがや)は、石川県七尾市の和倉温泉に本社を置く、旅館業を営む日本の企業。および同社が運営する温泉旅館の名称。宿泊施設としては「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で1位に度々選ばれている[1]。企業としての加賀屋は和倉温泉で4館、飲食店などを全国に8軒運営しているほか、台湾の北投温泉に屋号を使った日勝生加賀屋がある[2]。 概要屋号は、創業者の小田與吉郎が加賀国津幡(現在の石川県河北郡津幡町)の出身であることに由来する。和倉温泉の筆頭旅館の地位を占め、地上20階、約1,450人の収容人員を持つ全国最大級の旅館。 1977年(昭和52年)1月より、旅行新聞新社が主催する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」(全国の旅館業者の中から選定)の総合部門1位として認定・表彰されている。この年以降「36年連続」で加賀屋が総合「1位」を受賞[3]。2017年には総合3位となり連続記録は途絶えた[4] ものの、2018年には再び総合1位に返り咲いている[5][6]。 ビッグローブ社が運営する「みんなで選ぶ温泉大賞」においても、初回から第4回まで連続して総合1位を獲得している。 また、姉妹旅館として「茶寮の宿 あえの風」(和倉温泉)を有するほか、東京都などに料亭を8店舗展開。東京銀座加賀屋の設計プロデュースは陶芸家の大樋年雄である。 台湾のディベロッパー「日勝生活科技」との合弁で2010年12月18日、台北市北投区の北投温泉に地上14階・地下3階の「日勝生加賀屋」が開業した[7]。 2024年1月1日に発生した能登半島地震により、施設の損傷などの被害を受け、周辺のインフラにも深刻な被害が発生した[8]。2月以降も営業再開の見込みが立たないことから、周辺のグループ旅館「あえの風」「松乃碧」「虹と海」とともに、当面の間休業することを1月9日に発表した[9]。従業員のうち約100人を、全国各地の宿泊施設や飲食店に出向させている[10]。 沿革
交通アクセス→詳細は「和倉温泉 § 交通アクセス」を参照
グループ企業・施設2021年時点。詳細は、加賀屋グループ公式サイト あるいは 加賀屋グループ企業サイト 会社概要 を参照。 旅館
飲食店等
旅館と同じ名称の「加賀屋」の料亭を運営している。
2021年1月1日、北陸鉄道(北鉄)が所有していた千里浜なぎさドライブウェイ沿いの「千里浜レストハウス」(石川県羽咋市千里浜町)を雅総合研究所が北鉄から取得し[14]、同施設の運営を委託[15]。同年2月11日に「能登千里浜レストハウス」として開業した[16]。 洋菓子・和菓子の製造等
七尾市出身のパティシエ辻口博啓がプロデュースする洋菓子「YUKIZURI」(ユキズリ、兼六園の雪吊が名前の由来)の製造元。また、辻口がプロデュースする洋菓子店「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」(カフェ併設店舗あり)を運営している。
その他
テレビ番組
書籍関連書籍
脚注
関連項目
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia