和倉温泉駅
和倉温泉駅(わくらおんせんえき)は、石川県七尾市石崎町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・のと鉄道の駅である[2]。 概要能登地方の代表的な温泉である和倉温泉への最寄駅。2015年の有間川駅のえちごトキめき鉄道移管に伴い、JR西日本管内で最も北に位置する駅となり(2023年時点)[8]、中日本のJR線の駅では最北端に位置する[注釈 2]。また、同時に寝台特急「トワイライトエクスプレス」が廃止されたため、JR西日本の自社車両が定期運用で乗り入れる駅としても最北端となった[注釈 3]。事務管コードは▲541820[9]。JR西日本七尾鉄道部管理の無人駅[7][6]。 1925年に鉄道省七尾線が延伸した際に「和倉駅」として開業した(1928年までは終点駅)[1][10]。1980年に「和倉温泉駅」に改称され、1987年からJR西日本の駅となった[1]。 国鉄時代は貨物の取り扱いもあり、当駅近隣にあるイソライト工業の貨物運送のため陶器車も常備車として在籍していた。同駅から約500mほど枝分かれしたイソライト工業への引込線も貨物取扱廃止時まで営業していて、専用のディーゼル入替機関車が工場と駅を往復していた。[要出典] 1991年に七尾線が当駅まで電化されるのと同時に、路線の北半分がのと鉄道に経営移管され、JR七尾線の終点駅は当駅、のと鉄道七尾線の起点駅は1駅南の七尾駅となり(当駅は国鉄・JRとしては63年ぶりに終点駅に戻ったことになる)、七尾駅 - 当駅間はJRとのと鉄道の共用区間となった[1][11][12]。その際、普通列車は七尾駅を境に系統分離して金沢駅 - 七尾駅間はJR、七尾駅 - 穴水駅 - 輪島駅間はのと鉄道が運行することとし、共用区間ではJRは特急列車のみの運行となった[1]。 したがって当駅には、金沢駅から七尾線に直通する当駅発着のJRの特急列車と、七尾駅を起点とするのと鉄道の普通列車のみが乗り入れている[1][10]。かつては、大阪駅、名古屋駅、越後湯沢駅からJRの特急列車が乗り入れていたが、北陸新幹線開業により廃止され、金沢以遠への直通列車は消滅した。 歴史
駅構造相対式ホーム2面2線を持ち[35]、列車交換が可能な地上駅[2][3]。コンクリート2階建の駅舎を備える。1番のりば側に駅舎があり、2番のりばへは跨線橋で連絡している[2]。 JR用の自動券売機、みどりの券売機プラス(七尾線内では唯一えきねっとで予約したきっぷ受け取りが可能)が設置されている[7][4][5][6]。のと鉄道の自動券売機は2022年の駅の無人化に伴い撤去されている。2021年3月13日から七尾・金沢方面のみJRの特急を利用する場合に限りICOCAなどの全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードが利用可能となっている[28][29]。ただし、当駅 - 七尾駅間をのと鉄道の列車では利用できない(七尾駅で乗り換えて徳田駅以遠にまたがってICOCAエリア内を乗車する場合を含む)[28][30]。 のりば
利用状況「石川県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺駅のロータリーは、石川県道1号七尾輪島線と 石川県道248号和倉和倉停車場線が丁字型に交差する部分にある。石川県道248号和倉和倉停車場線を北に向かい、「和倉温泉東」交差点をさらに進むと 和倉温泉の温泉街に至る。「和倉温泉東交差点」から東に 石川県道47号七尾能登島公園線で能登島大橋をわたると能登島に至る。 また、駅から東には石川県道133号石崎港線が伸びている。
バス路線駅前に北鉄能登バス・能登島交通・丸一観光の「和倉温泉駅前」バス停がそれぞれ設置されている[37][38][39]。 隣の駅
脚注注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
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