今宮駅
今宮駅(いまみやえき)は、大阪府大阪市浪速区大国三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。駅番号は関西本線(大和路線)がJR-Q18、大阪環状線がJR-O18。駅シンボルフラワーは「菩提樹」である。 概要関西本線と大阪環状線の2路線が乗り入れており、このうち関西本線を当駅の所属線としている[2]。当駅はアーバンネットワークエリアに入っており、関西本線は「大和路線」の路線愛称設定区間に含まれている。 1966年(昭和41年)に新今宮駅と芦原橋駅の設置に伴い、近接する当駅の廃止(3月31日予定)が告知されるが、寝耳に水だった一部の住民による反対運動の高まりにより、無期延期の後、翌1967年(昭和42年)5月10日に廃止計画そのものが取り消しになった。 長らく大阪環状線のホームは存在していなかったが、1997年3月8日に設置され、芦原橋-新今宮間の新たな停車駅となった[3]。そのため、現在当駅が大阪環状線内で最も新しい駅となっている[注釈 1]。 歴史1899年(明治32年)に大阪市南区木津(現在地)にて開業。開業当初から今宮駅だが、木津の集落の西外れに位置し、東隣の南区今宮の集落よりも、西隣の南区西浜町の集落のほうが近いような場所だった。そのため、当駅周辺が今宮と呼ばれることはほとんどない。 開業当初こそ今宮戎神社の最寄駅だったが、のちに恵美須駅(現・今宮戎駅)、恵美須町駅、大国町駅、新今宮駅が開業したため、現在当駅が今宮戎神社の最寄駅として扱われることはない。なお、大国町駅や今宮戎駅とともに敷津松之宮の最寄駅の1つである。 年表
駅構造関西本線(大和路線)の1・2番のりばは相対式2面2線のホーム、大阪環状線の3・4番のりばは単式上下2層構造のホームとなっている。関西本線(大和路線)下りホームと大阪環状線外回りホーム、すなわち2・3番のりばは同一平面上の島式ホームとなっている。両線とも分岐器や絶対信号機がない停留所に分類される。有効長は全面8両編成分である。新今宮駅の当駅側に関西本線と大阪環状線の間の渡り線があり、大和路線・阪和線と大阪環状線を直通する列車は、天王寺駅-新今宮駅間では関西本線、新今宮駅-当駅間では大阪環状線を使用する。 新今宮駅が管理する直営駅である。ICOCAの利用エリア(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)、および特定都区市内制度における「大阪市内」に属する。 のりば
発車メロディ「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日から文部省唱歌の「大黒様」が大阪環状線ホーム(3・4番のりば)の発車メロディとして使用されている[11]。当駅の近くにある木津大国(敷津松之宮摂社・大国主神社)に因んでいる。 利用状況2022年(令和2年)度の1日平均乗車人員は4,086人である。大阪環状線で乗車人員の最も少ない駅である。 近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
駅周辺
隣の駅
脚注記事本文注釈出典
利用状況
参考文献
関連項目外部リンク
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