二ツ宮 (さいたま市)
二ツ宮(ふたつみや)は、埼玉県さいたま市西区の大字。郵便番号は331-0065[2]。 地理さいたま市西区西部の沖積平野(荒川平野)に位置する。荒川の堤防沿いに位置し、河川敷にあたるエリアのほうが住宅のエリアより広い。地区内の北東部に自然堤防がある。東側で飯田や中野林に、南側で昭和や塚本に、西側で塚本町および塚本の飛地や飯田新田および植田谷本村新田に、北側で西遊馬や土屋の飛地や佐知川に接する。路線バスがあるものの、交通の便は悪い。現在、埼玉県警察機動センターがある場所は埼玉県警運転免許試験場であったが、鴻巣市に移転して埼玉県警運転免許センターとなった。もともと農地が広がっていたエリアが宅地化されたため、多く農地が残る。地内の荒川堤防ではさいたま築堤事業と称される堤防の嵩上げ工事が実施されている[4]。 地価住宅地の地価は、2019年(平成31年)1月1日の公示地価によれば二ツ宮字後谷758番1の地点で4万4400円/m2となっている[5]。 歴史もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡植田谷領に属する二ツ宮村であった[6]。村高は正保年間の『武蔵田園簿』では569石余(田43町余、畑2町余、野銭15貫余)、『元禄郷帳』では686石、『天保郷帳』では767石余であった。助郷は中山道大宮宿に出役していたが、正徳・安永年間は日光御成街道大門宿にも加助郷していた。化政期の戸数は100軒で、村の規模は東西14町、南北6町であった[6][7]。荒川に近世初頭に建設された大囲堤によって村域は東西に2分されていた。氷川神社と八幡神社が並んで鎮座していることから二ツ宮という地名ができたとされる[6][8][9][7]。山王池や地蔵池などの沼沢地が随所にあった。かつて地区内の荒川河川敷に1934年(昭和9年)5月に指定された国指定天然記念物の「馬宮村櫻草自生地」があったが、戦中戦後の食糧増産に伴う開墾により消滅している[10][11](1952年10月指定解除)。
二ツ宮村に存在していた小字
世帯数と人口2017年(平成29年)9月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[15]。
交通地区に鉄道は敷設されていない。最寄り駅は川越線指扇駅であるが、二ツ宮字後谷758番1の地点よりおよそ2.5 km[5]離れている。 道路
バス
施設
脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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